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診療科腹部ヘルニアセンター

更新日:

2025年8月に堺市二次医療圏で初となる『腹部ヘルニアセンター』を開設しました。鼠径・臍・術後瘢痕ヘルニアなど腹部ヘルニア治療に特化し、腹腔鏡・ロボット支援をはじめとする最先端の低侵襲技術と多職種チームで、痛み・再発を最小限に抑えた高度な医療を提供します。患者さんが安心して日常生活に戻れるよう、チーム一同全力でサポートいたします。気になる症状がございましたらどうぞお気軽にご相談ください。

腹部ヘルニアセンター長
内藤 敦

対応疾患

・鼠径ヘルニア
・臍ヘルニア
・腹壁瘢痕ヘルニア
・傍ストーマヘルニア

特色・強み

当センターの最大の特徴は、確かな技術を持つ専門医と腹部ヘルニア診療に特化した専任チームです。センター長・内藤医師は日本ヘルニア学会所属、日本内視鏡外科技術認定医に加え、ロボット支援手術プロクター/ロボット外科学会専門医の資格を有し、高度な技術で手術を実践します。その他のメンバーも、長年ヘルニア手術に携わっており、豊富な経験と確かな技術を持っています。現在、ロボット支援ヘルニア修復術は保険適用外ですが、院内で導入準備を進行中です。

実績

ヘルニアとは

ラテン語の”hernia”を語源としており、「突出」や「膨らみ」を意味し、体内の構造物が 正常な位置から他の部位に逸脱したことを示します。「ヘルニア」と聞くと、腰の病気を思い浮かべる方もいらっしゃいますが、当センターで扱うヘルニアは腹部の筋膜の一部が弱くなることによって腹膜がこれを押し上げ外に飛びだしてしまう病気です。ヘルニア嚢(袋)のなかに脱出する臓器は腸が多く脱腸(だっちょう)と呼ばれます。具体的には鼠径ヘルニア、臍ヘルニア、腹壁瘢痕ヘルニア、傍ストーマヘルニア等が対象疾患となります。


ヘルニアの手術

ヘルニアは、お腹の筋肉のすき間(筋膜の欠けた部分)から内臓や脂肪が皮膚の下に飛び出してくる病気です。手術では、飛び出した臓器を元の位置に戻し、ふくろ状になった部分(ヘルニア嚢)を切除し、すき間を塞ぐように「メッシュ」という補強材を入れて、腹膜を閉じます。若い方では、補強材(メッシュ)を使わず、縫い合わせだけで治療できるケースもあります。手術の方法には、ヘルニアを直接切開する方法(開腹手術)や、お腹に小さな穴を開けてカメラで行う腹腔鏡手術があります。さらに現在は保険適応外ですが、ロボット支援による手術の準備も進めています。当院では、患者さんの年齢・体の状態・ヘルニアの種類などをふまえ、適切な方法をご提案しています。ご不安な点はお気軽にご相談ください。

ロボットヘルニア

当センターでは、ロボット支援による鼠径ヘルニア手術の導入を準備しています。米国では2010年代以降急速に普及し、現在は一般的な選択肢の一つとなっています。高精細3D視野と多関節アーム、手ぶれ補正により神経・血管を丁寧に避けながら精密な縫合・メッシュ固定が可能で、創部が小さく慢性疼痛や再発の抑制が期待できます。現時点では保険適用外のため、適応や費用は外来で個別にご説明いたします。

地域の医療関係者の方へ

当センターでは、地域の医療機関からのご紹介やご相談を随時受け付けております。腹部ヘルニアの診療でお困りの際は、どうぞお気軽にご連絡ください。

地域の患者さんへ

足の付け根やおへそに膨らみ・違和感を覚えたら、どうぞ早めにご相談ください。ヘルニアが見つかっても、すべての方が手術を必要とするわけではありません。専門医が丁寧に診察し、適切な治療法をご提案します。

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