診療支援部門医療技術科（臨床心理士）
更新日：私たち公認心理師／臨床心理士は、心理学にもとづく知識や技術を用いて、患者さんやご家族の「こころ」にアプローチし、よりよい生活を送れるようにお手伝いをする専門職です。患者さんとの対話を大事にして、お一人おひとりのこころの状態を見極め、そのかたの価値観をおうかがいしながら、お困りの今の状態を改善したり、これからの生活や将来に向けた自己実現をお手伝いしたりしています。
主に小児科での患者さんと周りのかたを対象に、お困りのことをおうかがいし、発達や心理に関する検査をしたり、カウンセリングを実施しています。また、緩和ケアチーム、心療内科とも連携しています。
業務内容
成長発達に関する課題や、心の問題に関連した身体の症状の相談に応じることが多いほか、病気と闘う中で生じてくるさまざまな気持ちや、周りの人との関係についての相談にも応じたりしています。
お話しをおうかがいするだけでなく、患者さんに心理的な検査を受けていただくこともあります。お困りの問題や、不調を引き起こしている状態を、客観的な視点で、わかりやすく捉えることができ、患者さんご本人や周りのかたと共有しやすくなり、治療や支援の目標を明らかにすることができます。
治療や支援については、主に対話（カウンセリング）を重ねていきます。患者さんだけでなく、周りの方ともお話をすることもあります。また場合によっては、言葉で語るのではなく、軽い作業をしたり、子どもさんであれば、一緒に遊んだりして、問題の改善を図ったり、こころの変化や成長を促したりすることもあります。
患者さんのニーズを深く探り、じっくりと対応させていただくことは、心理師ならではかもしれません。よりよい心理的サービスを提供できるよう、日々研鑽に努めています。
