地方独立行政法人 酒井市立病院機構 堺市立総合医療センター 臨床教育センター

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内科専門研修内科紹介

更新日:

総合力を備えた内科医を養成する土壌があります

※専門各科は、内科系13学会のうち11学会の教育施設に認定されています。

  1. 「患者中心の小回りのきく高度医療」をモットーに大学病院にも劣らない、数多くの専門科を備えています。
  2. 各専門科間の垣根が低く、日常臨床における連携がスムーズです。
  3. 合同の症例検討会、抄読会、レクチャーを通して専門領域外を学習する機会があり、総合力を備えた内科医を養成する土壌があります。

内科専門研修の方針

総合力を備えた内科医を育成します。

各専門領域へのローテート研修を基本としますが、複数領域にまたがるプロブレムをもつ症例に対しても、ローテート中の領域にとどまらず、他領域の専門医から指導をうけながら主担当医として総合的に診る経験をしていただきます。
また総合診療外来・救急外来研修では、患者さんの病状に応じて問診、身体診察、検査などを適切なタイミングで行い、より迅速に診断できる力を身につけます。3年間の研修で総合力を備えた内科医を育成します。

全人的な医療を実践できる内科医を育成します。

症例をある時点で経験するだけでなく、主担当医として入院から退院まで経時的に経験していただきます。
また複雑な症例については、医師・看護師・薬剤師・栄養士・理学療法士・作業療法士・言語聴覚士・医療ソーシャルワーカーなど多職種でのカンファレンスに参加し、主担当医としてチームをまとめる役割を担っていただきます。患者さんの身体的な状態だけでなく、社会的背景、療養環境などに配慮した全人的な医療を実践できる内科医を育成します。

地域連携を実践できる内科医を育成します。

同一医療圏の地域医療研修をとおして、急性期医療だけではなく、回復期リハビリなど在宅療養へ向けた取り組みや終末期を迎えた患者さんへの緩和ケア、在宅診療など、より患者さんの生活に近いところで医療を経験していただきます。
急性期、慢性期のいずれも経験することで病病連携や病診連携をスムーズに行うことが可能になると考えます。超高齢化社会を迎えた我が国の医療事情を理解し、地域の実情に合わせた医療を実践できる内科医を育成します。

内科専門研修プログラム

認定内科医・サブスペシャルティ専門医取得の流れ

堺市立総合医療センターを基幹施設とする3年研修です

当院は内科系15学会のうち10学会※の教育施設に認定されており、3年間の内科専門研修終了後、または内科専門研修の後半に各専門内科での研修を継続し、サブスペシャルティ専門医の取得を目指すことが可能です。

※10学会・・・呼吸器・循環器・消化器・消化器内視鏡・肝臓・血液・腎臓・糖尿病・脳神経・感染症

  1. 専攻医1年次
    堺市立総合医療センターでの研修。
  2. 専攻医2年次
    連携施設・特別連携施設での研修。
    (大阪府に採用上限数が設定されている場合は、一定期間府外研修が必須となる。)
  3. 専攻医3年次
    堺市立総合医療センターでの研修。研修達成度によって、サブスペシャルティ研修が開始可能。
  • 原則、堺市立総合医療センター約2年、連携施設※1と特別連携施設※2合わせて1年の、計3年研修です。
  • 堺市立総合医療センターでは堺市二次医療圏における急性期医療を研修します。また臨床研修や症例報告などの学術活動の要素を身につけます。
  • 堺市立総合医療センターでは各専門内科を3か月毎にローテートします。
  • ローテート可能な科は、総合内科、呼吸器内科、循環器内科、消化器内科、血液内科、腎臓内科/糖尿病内科、脳神経内科、集中治療科の8科です。
  • 連携施設では当院と異なる環境での急性期医療を研修します。
  • 特別連携施設における地域医療研修では、地域包括ケア、緩和ケア、回復期リハビリテーション、在宅医療などを研修します。
  • 連携施設:淀川キリスト教病院、大阪医科大学附属病院、近畿中央病院、大阪大学医学部附属病院、大阪労災病院、市立奈良病院、近江八幡市立総合医療センター
  • 特別連携施設:ベルピアノ病院、南堺病院、阪和第二泉北病院、阪南中央病院、市立伊勢総合病院

内科専門研修プログラム案

専攻医1年次
4月5月6月7月8月9月10月11月12月1月2月3月
ローテート科①ローテート科②ローテート科③ローテート科④
専攻医2年次
4月5月6月7月8月9月10月11月12月1月2月3月
連携施設での研修特別連携施設での研修
専攻医3年次
4月5月6月7月8月9月10月11月12月1月2月3月
ローテート or サブスペシャルティ研修

過去の採用実績

当院では、10年以上にわたり内科専攻医を採用しています

内科専攻医数(新規採用)の推移