Sakai Medical Stories Vol.16 自分らしく輝くー新人教育と子育てを両立する看護師のリアルー

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Vol.16 自分らしく輝くー新人教育と子育てを両立する看護師のリアルー
看護管理室 笠原 恵美子 副師長 (教育担当)

病院という命と向き合う現場において、新しく入職した看護師たちが抱える不安やプレッシャーは計り知れません。
そんな新人看護師に一番近くで寄り添い、温かく導いているのが、今年度から新人教育担当に着任した看護管理室の笠原 恵美子副師長です。
「不安なのは当たり前。一つずつ自分のペースで進んでいけばいいからね」——そう優しく語りかける笠原副師長自身も、3人のお子さんを育てながらキャリアを築いてきた“ママさん看護師”の一人。
今回は、新人教育にかける熱い想い、指導者を育てる「プリセプター教育」の重要性、そして仕事と子育てを両立できる当院の温かい組織風土についてお話を伺いました。
新人教育の最前線、現場で踏み出した第一歩
Q1.2026年4月から看護局で新人教育担当になられたそうですが、どのようなお気持ちで引き受けられたのでしょうか?
元々は小児科病棟で約10年働き、その後産婦人科病棟で数年、そしてまた小児科へと、ずっと希望していた小児科や産婦人科で経験を積んできました。
そのため、長く現場で携わってきた分野から離れ、看護局で教育全体を担当することにはすごく不安がありました。
ですが、日本看護協会の大阪府専任教員養成講習会を受講したことで、その不安は「新しい役割への挑戦」という前向きな思いへと変わりました。
Q2.実際に新人看護師たちと接してみて、入職したての彼らはどのような不安や課題を抱えていると感じますか?
新人看護師たちは、膨大な知識を頭に詰め込み、見知らぬ人ばかりの環境に入ってきます。
そのうえで患者さんの命に関わる看護に向き合い、新しい技術も覚えていかなければなりません。
本当に大きなストレスを抱えながら頑張っているので、「自分はここでやっていけるのか不安です」と打ち明けてくれる人も少なくありません。
Q3.そんな不安を抱える新人たちに、笠原副師長は日頃からどのように寄り添い、声をかけているのでしょうか?
まずは「不安なのは当たり前だよ。一つずつ自分のペースで進んでいったらいいからね」と伝えて、安心してもらうことを心がけています。
私自身も、定期的に病棟の様子を見に行って話を聞いたりしています。
新人看護師または1年目看護師には「何かあったら、一人で抱え込まずにいつでも看護管理室に来てね」と声をかけ、話を聞いてくれる人がいるという安心感を持ってもらえるように意識しています。
Q4.現場で学ぶ新人たちからは、職場の環境についてどのような声が聞かれますか?

「病棟のスタッフがすごく優しい」とよく言ってくれます。
忙しい現場の中でも、先輩たちが優しく丁寧に教えてくれているという声を聞くと、私としてもすごく嬉しいですし、当院の誇れるところだと思います。
誰もが輝ける職場:当院の強みと日々の姿勢
Q5.新人看護師だけでなく、指導する側の「プリセプター(3年目の先輩)」への教育にも力を入れているそうですね。

はい。
新人教育はもちろんですが、「人を教育する人を育てる」ことには特に力を注がなければならないと考えています。
人に教えるということはプレッシャーがかかり、ハードルが高いと思われがちです。
ですが、指導すること自体を「面白いな」と思ってもらえるようにサポートしています。
答えをすべて教えるのではなく、新人看護師が自分で考えて「分かった!」と気づけるように導く教育をめざしています。
Q6. 笠原副師長ご自身の新人時代と比べて、現在の教育環境はどのように変わったと感じますか?
私が新人の頃は「先輩の背中を見て育つ」という時代で、怒られてばかりでした(笑)。
それに比べると、今の教育システムは本当に良くなっていると感じます。
当院では1年目の教育だけでなく、「卒2研修」や「2年目交流会」などを企画しており、2年目看護師の手厚いフォロー体制を整えています。
Q7.教育環境として、シミュレーションセンターも充実していると伺いました。「エバちゃんクラブ」という取り組みもあるそうですね。

はい、当院のシミュレーションセンターは設備がとても充実しています。
新人教育の一環として「エバちゃんクラブ」という自由参加の取り組みがあり、勤務が終わってから1時間ほど、採血や吸引などの技術をシミュレーターを使ってじっくり練習することができます。
不安な技術を安全な環境で何度でも反復練習できるのは、新人にとって大きな強みですね。
仕事と育児の両立:ママさん看護師としてのロールモデル
Q8.笠原副師長ご自身は、3人のお子さんを育てながら副師長という重責を担われています。両立の壁をどう乗り越えてこられたのでしょうか?
現在、高校生、中学生、小学生の3人の子供がいますが、やはり1人目を出産して復帰した時は、子供がよく熱を出してしまい、子育てと仕事の両立は大変でした。
その時に本当に助けられたのが、当院の「病児保育室」です。
この病児保育がなかったら、おそらく仕事を続けることはできなかったと思います。
Q9.院内のサポート体制だけでなく、周囲のスタッフの理解も大きかったのではないでしょうか。
そうですね。
子どもの急な体調不良でお休みをいただく時も、周囲のスタッフが嫌な顔一つせずフォローしてくれました。
当院には「お互い様」という温かい支え合いの風土が根付いていて、子育てをしながらでも働きやすい環境が整っていると実感しています。
Q10. 子育てをしながらでも働き続け、キャリアアップに挑戦できる当院の魅力についてどう感じていらっしゃいますか?
日々の現場での真摯な取り組みや頑張りをしっかり評価してくれるところです。
ライフステージに変化があっても、周囲のサポートを受けながら、誰もが「自分らしい看護師としての輝き方」を見つけることができる職場だと思います。
笠原副師長の価値観と未来
Q11. 今後、当院の看護教育をどのようにさらに充実させていきたいですか?
教えられる側も、そして教える側も、プレッシャーを感じすぎずに共に成長できる環境をもっと作っていきたいです。
言われたことをやるだけでなく、自分で考えて行動し、互いに支え合いながら学び続けられる「自律した看護師」がたくさん育つような教育体制を、これからも現場のスタッフと一緒に築いていきたいですね。
Q12. 最後に、仕事とプライベートの両立に悩みながらも頑張っている後輩たちへ、エールをお願いします。
新しい環境で不安になったり、仕事と家庭の両立に悩んだりするのは当たり前のことです。
焦らず、自分のペースで一つずつ積み重ねていってください。
決して一人で抱え込まず、周りの仲間や私たち教育担当をどんどん頼ってくださいね。
一緒に自分らしい働き方を見つけていきましょう!
Beyond the White Coat
― 白衣の向こう側 ―
ここからは、医療や仕事の話から少し離れて、休日の過ごし方や好きなものなど、日常のひとコマから見えてくるスタッフの人となりや、ちょっと意外な一面をご紹介します。
趣味・ハマっていることを教えてください。

これといった個人の趣味はないのですが、下2人の男の子が野球をやっているので、土日はその応援に行くのがメインの楽しみになっています。
オフの日の過ごし方やリフレッシュ方法は?
土日は仕事の時よりも朝早く起きてお弁当を作り、子供たちの野球の試合を見に行って応援することが一番のリフレッシュです!
試合に勝ってくれた時は本当に嬉しいですね。
帰ってくるのも遅くて大忙しですが、それが今の私の活力です。
おすすめの飲食店を教えてください

あまり教えたくありませんが(笑)
堺市西区にある「焼肉の隆」がおすすめです。
美味しいお肉をとてもリーズナブルに出してくれるので、家族でよく行くお気に入りのお店です。
頑張った自分へのご褒美スイーツや、おすすめのお店はありますか?
スイーツというよりパン屋さんになるのですが、深井にある「パン工房カワ(Kawa)」のお店で冬場だけ出る「生クリームサンド(いちごサンド)」が大好きなんです!
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