病院指標令和6年度
更新日:令和6年度 堺市立総合医療センター病院指標
DPC(診断群分類別包括制度)とは
DPC(Diagnosis Procedure
Combination)の略で、医師が決定した主病名に基づき、入院患者さんの一連の医療行為を、国が定めた1日あたりの定額の点数から入院医療費を計算する制度です。
DPC対象となる患者さんは保険適用患者で、一般病棟を入院された患者さんを対象としますので、自動車賠償責任保険や労災保険、自費等の患者さんは対象外です。
病院指標公開の目的
当院では、DPCデータから全国統一の定義と形式に基づいた指標を作成し、市民の皆さんへの情報公開を進めています。
この指標により、当院の特徴や急性期医療の現状を理解していただくことを目的としています。
集計方法について
- 令和6年6月1日~令和7年5月31日までに当院を退院した患者さんを対象としています
- 患者数または症例数が10未満の場合、当該数値並びに付随する項目については、個人が特定される可能性を考慮し「-(ハイフン)」で表示しています。
1.年齢階級別退院患者数
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年齢区分 | 0~ | 10~ | 20~ | 30~ | 40~ | 50~ | 60~ | 70~ | 80~ | 90~ |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
患者数 | 1,515 | 533 | 365 | 392 | 722 | 1,433 | 1,821 | 3,550 | 2,878 | 604 |
解説
年齢階級別患者数は、当院を退院した患者さんの年齢を10歳刻みで集計したものです。
当院は、地域の中核病院として幅広い年齢層の患者さんを診療しています。中でも「地域がん診療連携拠点病院」として、がんの治療を積極的に行っていることから、60歳以上の患者さんの割合が多いことが分かります。
2.診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
総合内科
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DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均 年齢 |
患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
110310xx99xxxx | 腎臓又は尿路の感染症 手術なし | 71 | 12.61 | 13.66 | 23.94 | 77.66 | |
040081xx99x0xx | 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2なし | 29 | 13.66 | 20.78 | 37.93 | 82.48 | |
0400802499x0xx | 肺炎等(市中肺炎かつ75歳以上) 手術なし 手術・処置等2なし | 26 | 13.35 | 16.40 | 15.38 | 84.12 | |
030400xx99xxxx | 前庭機能障害 手術なし | 23 | 3.17 | 4.67 | - | 69.39 | |
080010xxxx0xxx | 膿皮症 手術・処置等1なし | 21 | 14.24 | 12.98 | 19.05 | 72.52 |
総合内科では、多様な症状を持つ患者さんの診療を担当し、専門分化した医療の弊害を避け、総合的に患者さんを診療することをめざします。詳細な病歴聴取、身体診察などを重視して、診断・治療に至るまでの考え方を大切にします。検査をやみくもに行うのではなく、必要なものを十分に検討して行います。
スタッフの専門的能力を活かし、他の専門科と良好なコミュニケーションを保ちながら、総合性と専門性のバランスがとれた診療を実践します。予てより感染症の診療と教育を重視しています。抗菌薬を適正に使用し、患者さんの命を脅かす耐性菌をできる限り出現させないよう努めています。
小児科
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DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均 年齢 |
患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
0400801199x0xx | 肺炎等(1歳以上15歳未満) 手術なし 手術・処置等2なし | 251 | 5.66 | 5.61 | 0.80 | 5.92 | |
040070xxxxx0xx | インフルエンザ、ウイルス性肺炎 手術・処置等2なし | 219 | 5.66 | 6.98 | 1.83 | 2.64 | |
180030xxxxxx0x | その他の感染症(真菌を除く。) 定義副傷病なし | 183 | 5.50 | 8.02 | 1.09 | 2.31 | |
030270xxxxxxxx | 上気道炎 | 86 | 4.94 | 4.71 | - | 2.62 | |
040090xxxxxxxx | 急性気管支炎、急性細気管支炎、下気道感染症(その他) | 84 | 5.68 | 6.22 | 4.76 | 1.75 |
小児の急性疾患の治療を中心に診療をおこない、小児救急搬送を積極的に受け入れています。堺市内での小児の救急搬送の約半分を受け入れており、地域の小児医療に貢献していると自負しています。
さらに、疾患にとらわれない幅広い診療と、成長と発達という小児の特性を最重視した診療を心がけています。
整形外科
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DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均 年齢 |
患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
160800xx02xxxx | 股関節・大腿近位の骨折 人工骨頭挿入術 肩、股等 | 40 | 18.57 | 25.29 | 70.00 | 75.03 | |
070343xx01x0xx | 脊柱管狭窄(脊椎症を含む。) 腰部骨盤、不安定椎 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(多椎間又は多椎弓の場合を含む。) 前方椎体固定等 手術・処置等2なし | 35 | 18.00 | 19.60 | 11.43 | 71.26 | |
070343xx97x0xx | 脊柱管狭窄(脊椎症を含む。) 腰部骨盤、不安定椎 その他の手術あり 手術・処置等2なし | 26 | 14.23 | 15.41 | - | 75.65 | |
070341xx020xxx | 脊柱管狭窄(脊椎症を含む。) 頸部 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(多椎間又は多椎弓の場合を含む。) 前方椎体固定等 手術・処置等1なし | 25 | 16.84 | 19.40 | 8.00 | 68.60 | |
070230xx01xxxx | 膝関節症(変形性を含む。) 人工関節再置換術等 | 22 | 21.32 | 21.38 | 54.55 | 77.73 |
現在の医療の流れは役割分担~病診連携です。地域の開業医の先生方では手に余る重症例、診断困難例、手術が必要な症例を中心に急性期医療を担当します。
一方、生活に密着した指導や予防、投薬、リハビリは地元の開業医の先生方の得意とされるところですので急性期治療が落ち着けば地域の医療機関へお願いしています。堺市は面積が広く一施設のみですべての治療を完遂することは困難ですので各地域の先生方と連携を図ります。
形成外科
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DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均 年齢 |
患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
020230xx97x0xx | 眼瞼下垂 手術あり 手術・処置等2なし | 63 | 2.08 | 2.74 | 1.59 | 76.00 | |
050180xx02xxxx | 静脈・リンパ管疾患 下肢静脈瘤手術等 | 19 | 4.21 | 2.66 | 5.26 | 66.26 | |
080006xx01x0xx | 皮膚の悪性腫瘍(黒色腫以外) 皮膚悪性腫瘍切除術等 手術・処置等2なし | 14 | 18.14 | 6.92 | - | 74.64 | |
080007xx010xxx | 皮膚の良性新生物 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部)等 手術・処置等1なし | 13 | 5.54 | 3.77 | - | 41.85 | |
160200xx020xxx | 顔面損傷(口腔、咽頭損傷を含む。) 眼窩骨折観血的手術(眼窩ブローアウト骨折手術を含む。)等 手術・処置等1なし | 13 | 9.38 | 5.98 | - | 43.15 |
形成外科は未だ一般の方にとって馴染みが浅く、“何を専門とする科なのかピンとしない・・・”と感じる方も多いと思われます。そのような方は皮膚外科をイメージしてみてください。体表から触れるできもの、形の変形、ケガ、きずあと、瞼が垂れるなどこれらは全て形成外科的治療の範疇となります。
気になる症状をお持ちの際は、形成外科にお越しください。
脳神経外科
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DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均 年齢 |
患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
010060xx99x20x | 脳梗塞 手術なし 手術・処置等2 - 2あり 定義副傷病なし | 102 | 14.08 | 16.94 | 35.29 | 73.27 | |
010060xx99x40x | 脳梗塞 手術なし 手術・処置等2 - 4あり 定義副傷病なし | 40 | 14.03 | 16.89 | 35.00 | 73.97 | |
010040x099000x | 非外傷性頭蓋内血腫(非外傷性硬膜下血腫以外)(JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし | 38 | 17.13 | 18.68 | 50.00 | 70.00 | |
010030xx991xxx | 未破裂脳動脈瘤 手術なし 手術・処置等1あり | 26 | 3.92 | 2.86 | 3.85 | 60.92 | |
010050xx02x00x | 非外傷性硬膜下血腫 慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術等 手術・処置等2なし 定義副傷病なし | 26 | 8.27 | 11.90 | 23.08 | 76.31 |
堺市内で本格的な脳神経外科診療、すなわち低侵襲手術、脳血管内手術、放射線、薬物療法、リハビリテーションなどを施行できる体制整備を進めてきました。標準的でありながらより安全で正確な脳神経外科専門医療を市民に提供することを責務と考えています。緊急手術、脳血管内治療は24時間施行可能であり、脳手術用顕微鏡(ハイビジョン)、手術用ナビゲーションシステム、血管内治療機器を導入しています。
呼吸器外科
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DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均 年齢 |
患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
040040xx02x0xx | 肺の悪性腫瘍 肺悪性腫瘍手術 肺葉切除又は1肺葉を超えるもの等 手術・処置等2なし | 88 | 12.30 | 9.82 | 1.14 | 72.06 | |
040200xx01x00x | 気胸 肺切除術等 手術・処置等2なし 定義副傷病なし | 17 | 14.47 | 9.59 | 5.88 | 52.47 | |
040200xx97x00x | 気胸 その他の手術あり 手術・処置等2なし 定義副傷病なし | 17 | 8.71 | 15.96 | - | 21.82 | |
040040xx9910xx | 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1あり 手術・処置等2なし | 16 | 2.19 | 3.03 | - | 68.88 | |
040150xx97x0xx | 肺・縦隔の感染、膿瘍形成 手術あり 手術・処置等2なし | 15 | 24.53 | 28.41 | 46.67 | 74.33 |
呼吸器外科では、当院での診断治療が、呼吸器を患う全ての患者さんにとって「よりよい選択」となることを診療目標に、日々研鑽を積み努力しています。そのために「総合医療センター」としての特性を活かした全ての診療科との連携のもとで高度で安全な医療を提供し、医師・看護師のみならず、多職種で病院内の枠を超えた「チーム医療」を実践することで、患者さんの視点に立った『やさしい医療』を実現したいと考えています。
心臓血管外科
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DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均 年齢 |
患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
050163xx02x1xx | 非破裂性大動脈瘤、腸骨動脈瘤 大動脈瘤切除術(吻合又は移植を含む。) 腹部大動脈(分枝血管の再建を伴うもの)等 手術・処置等2 - 1あり | 20 | 18.50 | 18.74 | 5.00 | 74.60 | |
050163xx01x1xx | 非破裂性大動脈瘤、腸骨動脈瘤 大動脈瘤切除術(吻合又は移植を含む。) 上行大動脈及び弓部大動脈の同時手術等 手術・処置等2 - 1あり | 12 | 31.17 | 27.01 | 8.33 | 75.58 | |
050161xx01x1xx | 大動脈解離 大動脈瘤切除術(吻合又は移植を含む。) 上行大動脈及び弓部大動脈の同時手術等 手術・処置等2 - 1あり | 11 | 35.91 | 29.35 | 18.18 | 72.91 | |
050163xx03x0xx | 非破裂性大動脈瘤、腸骨動脈瘤 ステントグラフト内挿術 手術・処置等2なし | 10 | 11.60 | 10.18 | 10.00 | 79.90 | |
050161xx9900xx | 大動脈解離 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし | - | - | 16.32 | - | - |
命にかかわる突然の病気にも対応できるよう医療機器を導入し、ハイブリッド手術室を設置しています。
心臓血管外科と循環器内科が協力し、ハートチームとして24時間緊急手術・治療体制を整えて心臓や血管の治療に取り組んでいます。
堺市のみならず大阪南部地域の循環器医療の拠点となるよう日々の臨床に邁進したいと考えております。
産婦人科
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DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均 年齢 |
患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
12002xxx02xxxx | 子宮頸・体部の悪性腫瘍 子宮頸部(腟部)切除術等 | 54 | 2.93 | 2.92 | - | 42.57 | |
12002xxx99x40x | 子宮頸・体部の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等2 - 4あり 定義副傷病なし | 43 | 3.09 | 4.07 | - | 61.53 | |
120070xx02xxxx | 卵巣の良性腫瘍 卵巣部分切除術(腟式を含む。) 腹腔鏡によるもの等 | 33 | 5.03 | 5.97 | - | 44.30 | |
12002xxx01x0xx | 子宮頸・体部の悪性腫瘍 子宮悪性腫瘍手術等 手術・処置等2なし | 27 | 8.63 | 9.84 | - | 59.04 | |
120010xx97x00x | 卵巣・子宮附属器の悪性腫瘍 その他の手術あり 手術・処置等2なし 定義副傷病なし | 23 | 3.61 | 8.50 | 4.35 | 54.35 |
救急を含む産婦人科疾患全般に常時対応しています。また、子宮がん検診や投薬などは、かかりつけ医で受けていただけるよう、かかりつけの医院や診療所との連携を密にとり、効率的な治療ができるよう努力しております。
眼科
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DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均 年齢 |
患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
020110xx97xxx0 | 白内障、水晶体の疾患 手術あり 重症度等片眼 | 180 | 2.03 | 2.49 | - | 76.68 | |
020110xx97xxx1 | 白内障、水晶体の疾患 手術あり 重症度等両眼 | 44 | 4.00 | 4.29 | - | 77.00 | |
020200xx9700xx | 黄斑、後極変性 手術あり 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし | 13 | 2.85 | 5.58 | - | 61.69 | |
020200xx9710xx | 黄斑、後極変性 手術あり 手術・処置等1あり 手術・処置等2なし | - | - | 5.47 | - | - | |
020220xx97xxx0 | 緑内障 その他の手術あり 重症度等片眼 | - | - | 4.52 | - | - |
眼科専用手術室を設置しており、診察から手術に至るまで包括的な眼科診療を展開しています。
皆さんの目の健康を守り、ご自身の目で見る幸せを感じていただくため、温かい心を大切にして診療に取り組んでいます。
耳鼻咽喉科・頭頸部外科
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DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均 年齢 |
患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
030350xxxxxxxx | 慢性副鼻腔炎 | 131 | 5.56 | 5.84 | - | 55.10 | |
030240xx97xxxx | 扁桃周囲膿瘍、急性扁桃炎、急性咽頭喉頭炎 その他の手術あり | 49 | 6.08 | 8.27 | - | 25.45 | |
030230xxxxxxxx | 扁桃、アデノイドの慢性疾患 | 41 | 6.05 | 7.35 | - | 8.27 | |
030240xx99xxxx | 扁桃周囲膿瘍、急性扁桃炎、急性咽頭喉頭炎 手術なし | 38 | 5.00 | 5.63 | - | 39.92 | |
030150xx97xxxx | 耳・鼻・口腔・咽頭・大唾液腺の腫瘍 手術あり | 30 | 6.17 | 6.68 | - | 61.57 |
当科は充実した診療設備・手術関連機器を有し、安全で低侵襲な専門医療の提供を心がけています。
嗅覚やアレルギー、顔面神経の専門医や、甲状腺・副甲状腺疾患の手術と気道・嚥下外科(声門閉鎖手術など)の手術が専門のスタッフがおりますので幅広く対応させていただきます。
在宅や施設で療養中の患者さんで気管切開晩期合併症などでお困りのことがあれば是非ご相談ください。
脳神経内科
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DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均 年齢 |
患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
010060xx99x20x | 脳梗塞 手術なし 手術・処置等2 - 2あり 定義副傷病なし | 84 | 16.52 | 16.94 | 39.29 | 73.51 | |
010230xx99x00x | てんかん 手術なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし | 40 | 9.70 | 6.89 | 12.50 | 66.90 | |
010040x099000x | 非外傷性頭蓋内血腫(非外傷性硬膜下血腫以外)(JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし | 16 | 13.75 | 18.68 | 50.00 | 64.06 | |
010060xx99x40x | 脳梗塞 手術なし 手術・処置等2 - 4あり 定義副傷病なし | 15 | 14.00 | 16.89 | 26.67 | 67.13 | |
010110xxxxx40x | 免疫介在性・炎症性ニューロパチー 手術・処置等2 - 4あり 定義副傷病なし | 14 | 14.29 | 15.45 | 14.29 | 66.14 |
脳神経内科では、しびれや、力が入らない、歩きにくい、しゃべりにくい、ものが二重にみえる、頭痛、ひきつけ、勝手に手足が動いてしまう、物忘れなど、多様な症状を診ています。その原因となる病気も、何年もかけて緩やかに症状が進む難病から、突然に症状が出現する脳卒中まで幅広く含まれます。
このような症状や病気について、どこで診察を受けるべきか悩まれることも多いと思いますが、全身をみることが可能な脳神経内科で、どこの病気であるかを見極めることが大切です。
皮膚科
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DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均 年齢 |
患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
080010xxxx0xxx | 膿皮症 手術・処置等1なし | 23 | 15.48 | 12.98 | 8.70 | 64.09 | |
080020xxxxxxxx | 帯状疱疹 | 23 | 10.57 | 9.33 | 4.35 | 69.35 | |
080006xx01x0xx | 皮膚の悪性腫瘍(黒色腫以外) 皮膚悪性腫瘍切除術等 手術・処置等2なし | 10 | 3.60 | 6.92 | - | 79.70 | |
080090xxxxxxxx | 紅斑症 | 10 | 12.20 | 9.93 | - | 63.20 | |
100100xx97x1xx | 糖尿病足病変 手術あり 手術・処置等2あり | - | - | 47.54 | - | - |
当院の皮膚科は日本皮膚科学会専門医研修指定施設であり、また地域の基幹病院として近隣の病院やクリニックや医院と連携した医療を重視しています。救急症例、難治疾患にも真摯に対応し、地域医療への貢献をめざします。皮膚の症状改善のみでなく、発症原因の検索や今後の再発再燃予防まで、患者さんとともに向き合って参ります。
泌尿器科
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DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均 年齢 |
患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
110080xx991xxx | 前立腺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1あり | 265 | 2.08 | 2.45 | 0.38 | 71.29 | |
110070xx03x0xx | 膀胱腫瘍 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 手術・処置等2なし | 101 | 6.21 | 6.81 | 0.99 | 75.53 | |
11012xxx02xx0x | 上部尿路疾患 経尿道的尿路結石除去術 定義副傷病なし | 84 | 5.37 | 5.16 | 1.19 | 64.21 | |
110080xx01xxxx | 前立腺の悪性腫瘍 前立腺悪性腫瘍手術等 | 78 | 10.94 | 11.11 | - | 71.44 | |
110070xx03x20x | 膀胱腫瘍 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 手術・処置等2 - 2あり 定義副傷病なし | 60 | 5.55 | 6.63 | - | 74.77 |
泌尿器科は外科の一部ですから手術が中心です。前立腺がん、腎臓がん、膀胱がんといった悪性疾患に対して、手術や化学療法、放射線治療などを行っています。「地域がん診療連携拠点病院」に指定されていることもあって、悪性腫瘍に対する手術が増えています。がん患者さんに、腹腔鏡による低侵襲手術やダビンチを用いたロボット支援手術といった、高度で安全な医療の提供や救急医療にも対応しています。
呼吸器内科
←表を左右にスクロールできます→
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均 年齢 |
患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
040040xx9910xx | 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1あり 手術・処置等2なし | 193 | 2.54 | 3.03 | 1.04 | 72.53 | |
040081xx99x0xx | 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2なし | 124 | 12.50 | 20.78 | 50.81 | 82.38 | |
0400802499x0xx | 肺炎等(市中肺炎かつ75歳以上) 手術なし 手術・処置等2なし | 114 | 12.64 | 16.40 | 14.91 | 82.76 | |
040110xxxx00xx | 間質性肺炎 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし | 67 | 16.18 | 18.68 | 7.46 | 77.72 | |
030250xx991xxx | 睡眠時無呼吸 手術なし 手術・処置等1あり | 65 | 2.00 | 2.02 | - | 54.97 |
呼吸器内科は救急医療から、がん診療まで幅広く行っております。救急医療に関しては呼吸不全を中心とした疾患を診療し、呼吸器内科と集中治療科で重症呼吸不全に人工呼吸器管理も含めて専門的加療を行っております。がん診療に関しては呼吸器外科、放射線治療科とも協力して治療にあたっております。がん治療に関して、診断は気管支内視鏡検査、CTガイド下生検、外科的肺生検を行っております。気管支内視鏡検査に関しては、患者さんへの負担が少なくなるように努めており、治療に関しては、手術、放射線療法、薬物療法いずれも当院で施行しております。また、専門性を高めつつ総合病院の強みを活かし他科疾患に関しても連携しながら対応します。
循環器内科
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DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均 年齢 |
患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
050050xx0200xx | 狭心症、慢性虚血性心疾患 経皮的冠動脈形成術等 手術・処置等1なし、1/2あり 手術・処置等2なし | 127 | 3.50 | 4.18 | 0.79 | 70.70 | |
050130xx9900x0 | 心不全 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 重症度等他の病院・診療所の病棟からの転院以外 | 125 | 12.87 | 17.33 | 28.80 | 83.50 | |
050050xx9910xx | 狭心症、慢性虚血性心疾患 手術なし 手術・処置等1 - 1あり 手術・処置等2なし | 73 | 2.81 | 3.07 | - | 71.66 | |
050030xx03000x | 急性心筋梗塞(続発性合併症を含む。)、再発性心筋梗塞 経皮的冠動脈形成術等 手術・処置等1なし、1あり 手術・処置等2なし 定義副傷病なし | 67 | 11.42 | 11.37 | 5.97 | 69.81 | |
050210xx97000x | 徐脈性不整脈 手術あり 手術・処置等1なし、1/3あり 手術・処置等2なし 定義副傷病なし | 39 | 10.46 | 9.59 | 5.13 | 79.54 |
循環器内科で扱っている“心臓疾患”は一刻を争う場合があります。緊急性のある場合は救急隊にご連絡ください。カテーテル治療後の通院治療については、循環器地域連携パスを利用し、病診療連携を進めたいと考えています。
腎臓内科
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DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均 年齢 |
患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
110280xx9900xx | 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし | 84 | 8.77 | 11.35 | 14.29 | 71.73 | |
110280xx9902xx | 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2 - 2あり | 67 | 4.99 | 7.83 | 2.99 | 61.49 | |
110280xx03x0xx | 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 内シャント血栓除去術等 手術・処置等2なし | 54 | 3.56 | 3.82 | 7.41 | 72.48 | |
110280xx991xxx | 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 手術なし 手術・処置等1あり | 28 | 4.68 | 6.01 | - | 44.21 | |
110310xx99xxxx | 腎臓又は尿路の感染症 手術なし | 27 | 10.93 | 13.66 | 29.63 | 79.63 |
現在、日本では成人の約8人に1人の方が、慢性腎臓病を有するといわれ、生活習慣病の1つだと考えられております。腎臓病の病気を把握し診断するには、血液検査や尿検査に加え、腎臓の細胞を採取する腎生検を行い、早期診断・早期治療に努めております。
また、新たに透析治療が必要となった患者さんに対しては、専門看護師や管理栄養士、薬剤師などの多・他職種と連携して、患者さんにとってより良い治療方法を一緒に検討させていただきます。また、手術や他の病気で入院を必要とされる透析患者さんには、各科との連携の上で診療を行っております。
救命救急科
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DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均 年齢 |
患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
160800xx02xxxx | 股関節・大腿近位の骨折 人工骨頭挿入術 肩、股等 | 100 | 20.32 | 25.29 | 76.00 | 82.72 | |
160100xx99x00x | 頭蓋・頭蓋内損傷 手術なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし | 61 | 6.59 | 7.99 | 21.31 | 45.57 | |
161070xxxxx00x | 薬物中毒(その他の中毒) 手術・処置等2なし 定義副傷病なし | 55 | 3.24 | 3.58 | 36.36 | 35.87 | |
160100xx97x00x | 頭蓋・頭蓋内損傷 その他の手術あり 手術・処置等2なし 定義副傷病なし | 45 | 12.87 | 9.83 | 42.22 | 64.89 | |
060150xx03xxxx | 虫垂炎 虫垂切除術 虫垂周囲膿瘍を伴わないもの等 | 33 | 4.67 | 5.32 | - | 40.00 |
堺市地域で唯一の救命救急センターとして、途切れない診療を行うため、救命救急科の医師が24時間専従しています。重症の外傷、循環器疾患、脳神経疾患、消化器疾患、急性中毒、その他ショック・循環不全など多様な疾患の受け入れを行っており、多数の専門診療科と協力して診療にあたっています。救命救急科は初期診療だけでなく外因性疾患や急性腹症の入院診療、さらには緊急手術も行っております。
血液内科
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DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均 年齢 |
患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
130030xx99xBxx | 非ホジキンリンパ腫 手術なし 手術・処置等2 - Bあり | 36 | 12.44 | 12.23 | 11.11 | 75.69 | |
130030xx99x7xx | 非ホジキンリンパ腫 手術なし 手術・処置等2 - 7あり | 22 | 8.14 | 12.54 | - | 70.77 | |
130040xx99x5xx | 多発性骨髄腫、免疫系悪性新生物 手術なし 手術・処置等2 - 5あり | 16 | 6.88 | 14.69 | 12.50 | 77.19 | |
130030xx99x0xx | 非ホジキンリンパ腫 手術なし 手術・処置等2なし | 16 | 4.19 | 8.86 | - | 71.75 | |
0400802499x0xx | 肺炎等(市中肺炎かつ75歳以上) 手術なし 手術・処置等2なし | 14 | 14.43 | 16.40 | 42.86 | 80.93 |
血液の病気といえば何かややこしそうな病気のイメージがあります。稀な疾患であり、特に白血病や悪性リンパ腫などの悪性疾患となると命にも関わる危険な病気です。
血液内科医師だけではなく、多職種で協力して患者さんの治療や看護をしていきます。
消化器内科
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DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均 年齢 |
患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
060340xx03x00x | 胆管(肝内外)結石、胆管炎 限局性腹腔膿瘍手術等 手術・処置等2なし 定義副傷病なし | 76 | 6.63 | 8.88 | 3.95 | 74.09 | |
060020xx04xxxx | 胃の悪性腫瘍 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術 | 60 | 5.63 | 7.45 | - | 72.87 | |
06007xxx9910xx | 膵臓、脾臓の腫瘍 手術なし 手術・処置等1あり 手術・処置等2なし | 31 | 3.23 | 4.08 | - | 70.10 | |
060340xx99x0xx | 胆管(肝内外)結石、胆管炎 手術なし 手術・処置等2なし | 26 | 8.54 | 9.45 | 15.38 | 77.54 | |
060035xx03xxxx | 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 早期悪性腫瘍大腸粘膜下層剥離術 | 25 | 5.80 | 6.39 | - | 75.08 |
当科は急性期病院の専門内科として消化器疾患全般の診療を幅広く行っております。地域の開業医の先生(かかりつけ医)や他病院との連携を密にし、地域の中核病院としての役割を果たすべく努力を続けております。従来から取り組んでおります消化器がんの診断・治療、消化管出血や黄疸・腹痛などの急を要する疾患に対する救急医療はもちろん、ピロリ菌除菌や胃がん・大腸がん検診など予防医療にも力を入れています。
胃食道外科
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DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均 年齢 |
患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
060020xx02xxxx | 胃の悪性腫瘍 胃切除術 悪性腫瘍手術等 | 52 | 13.71 | 18.48 | 1.92 | 69.44 | |
060020xx9900xx | 胃の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし | 34 | 10.24 | 11.13 | 5.88 | 76.88 | |
060160x001xxxx | 鼠径ヘルニア(15歳以上) ヘルニア手術 鼠径ヘルニア等 | 29 | 4.90 | 4.54 | - | 74.38 | |
060010xx99x40x | 食道の悪性腫瘍(頸部を含む。) 手術なし 手術・処置等2 - 4あり 定義副傷病なし | 20 | 11.25 | 8.61 | - | 65.70 | |
060020xx97x0xx | 胃の悪性腫瘍 その他の手術あり 手術・処置等2なし | 14 | 6.86 | 13.41 | 7.14 | 70.71 |
患者さんの意見や希望を尊重し、患者さんが不安を抱えたまま治療を受けないようにわかりやすい診療を実践しています。
また、様々なメディカルスタッフが診療科や職種の垣根をこえて連携・協働し、それぞれの専門スキルを発揮することで、患者さんが「よりよい医療」を安心して受けることができるよう、「チーム医療」の推進にも力を注いでいます。
肝胆膵外科
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DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均 年齢 |
患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
060330xx02xxxx | 胆嚢疾患(胆嚢結石など) 腹腔鏡下胆嚢摘出術等 | 63 | 5.27 | 5.99 | - | 62.02 | |
060335xx0200xx | 胆嚢炎等 腹腔鏡下胆嚢摘出術等 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし | 54 | 5.19 | 7.05 | 1.85 | 61.15 | |
060160x001xxxx | 鼠径ヘルニア(15歳以上) ヘルニア手術 鼠径ヘルニア等 | 35 | 4.60 | 4.54 | - | 71.86 | |
060050xx020xxx | 肝・肝内胆管の悪性腫瘍(続発性を含む。) 肝切除術 部分切除等 手術・処置等1なし | 20 | 12.10 | 13.83 | - | 71.70 | |
060340xx99x0xx | 胆管(肝内外)結石、胆管炎 手術なし 手術・処置等2なし | 15 | 7.33 | 9.45 | - | 73.93 |
肝胆膵外科は主に肝臓、胆道および膵臓の3つの臓器に生じる病気を対象にしており、その患がんセンターや大学病院に専門医がいるのはわかっているが、実際診てもらうのに多くの手間暇がかかり、また、家からも遠くて受診しにくいといわれる患者さんもいます。セカンドオピニオン外来も行っておりますので、お悩みの際には当科を受診してください。者さんの数は決して少なくありません。しかしながら、外科医のなかで肝胆膵外科を専門とする医師の数は少なく、実際病気にかかると、どの病院にいけばよいのかを悩む方が多いのが実情ではないでしょうか。
糖尿病・内分泌・代謝内科
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DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均 年齢 |
患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
10007xxxxxx1xx | 2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。) 手術・処置等2 - 1あり | 48 | 10.50 | 13.77 | 8.33 | 69.54 | |
100040xxxxx00x | 糖尿病性ケトアシドーシス、非ケトン昏睡 手術・処置等2なし 定義副傷病なし | 12 | 11.50 | 13.07 | 16.67 | 56.50 | |
100040xxxxx10x | 糖尿病性ケトアシドーシス、非ケトン昏睡 手術・処置等2あり 定義副傷病なし | - | - | 18.63 | - | - | |
100210xxxxxxxx | 低血糖症 | - | - | 6.14 | - | - | |
10007xxxxxx0xx | 2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。) 手術・処置等2なし | - | - | 10.46 | - | - |
医学の進歩に伴い、様々な治療法が使用可能となったため、血糖のみならず血圧やコレステロールなどのコントロールがより達成しやすくなりました。その結果、きっちり治療を受けて療養を行った方は以前より合併症が発生しにくい傾向にあります。外来では、近隣の医療機関と連携しつつ、スタッフによる栄養指導や療養指導、フットケア(足の手入れ)なども行っています。
大腸肛門外科
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DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均 年齢 |
患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
060035xx0100xx | 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 結腸切除術 全切除、亜全切除又は悪性腫瘍手術等 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし | 76 | 14.36 | 14.81 | 2.63 | 73.04 | |
060160x001xxxx | 鼠径ヘルニア(15歳以上) ヘルニア手術 鼠径ヘルニア等 | 58 | 4.76 | 4.54 | 1.72 | 70.86 | |
060035xx97x0xx | 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 その他の手術あり 手術・処置等2なし | 19 | 18.79 | 14.40 | 15.79 | 72.79 | |
060035xx99x0xx | 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等2なし | 19 | 10.84 | 7.91 | 15.79 | 80.11 | |
060040xx0300xx | 直腸肛門(直腸S状部から肛門)の悪性腫瘍 直腸切除・切断術 切除術等 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし | 19 | 15.00 | 14.91 | - | 73.68 |
大腸肛門外科では、堺市圏の国指定地域がん診療連携拠点病院として、主に大腸がんに対する手術治療と抗癌剤治療を包括的に行っています。
乳腺・内分泌外科
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DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均 年齢 |
患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
090010xx010xxx | 乳房の悪性腫瘍 乳腺悪性腫瘍手術 乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴うもの(内視鏡下によるものを含む。))等 手術・処置等1なし | 142 | 6.66 | 9.77 | - | 66.11 | |
090010xx02xxxx | 乳房の悪性腫瘍 乳腺悪性腫瘍手術 乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴わないもの) | 46 | 4.00 | 5.50 | - | 61.33 | |
090010xx99x0xx | 乳房の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等2なし | 18 | 9.94 | 9.75 | 33.33 | 64.89 | |
090020xx97xxxx | 乳房の良性腫瘍 手術あり | 18 | 3.00 | 3.94 | - | 43.61 | |
090010xx011xxx | 乳房の悪性腫瘍 乳腺悪性腫瘍手術 乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴うもの(内視鏡下によるものを含む。))等 手術・処置等1あり | - | - | 14.76 | - | - |
今日の乳がん診療の発展と進化には我々乳腺専門医も驚くほどのものがあります。同じ乳がんでも性質によって治療の内容が大きく異なり十人十色といってもいいくらいです。特に薬物治療の適応拡大、遺伝子に基づく診断と治療、予防的治療の導入など枚挙にいとまがありません。
一方、患者さんの人生の中での乳がん診療の位置づけも様々な対応があるべきと思います。こうした広い視野に立っての上質な乳がん診療を地域の先生方と協力しながらこの堺の地で発展させていきたいと考えております。
3.初発の5大がんのUICC病期分類別並びに再発患者数
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初発 | 再発 | 病期分類基準(※) | 版数 | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Stage I | Stage II | Stage III | Stage IV | 不明 | ||||
胃癌 | 89 | 14 | 46 | 95 | - | 15 | 8 | |
大腸癌 | 45 | 62 | 49 | 59 | - | 18 | 8 | |
乳癌 | 89 | 71 | 20 | - | - | 12 | 8 | |
肺癌 | 90 | 18 | 48 | 153 | - | 34 | 8 | |
肝癌 | 17 | - | - | - | - | 22 | 8 |
- 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約
解説
5大がん(胃・大腸・乳房・肺・肝臓)の病期(Stage)ごとの症例数を集計したものです。がんの症例数を調べることで、その病院がどの程度がんを積極的に治療をしているかを知ることができます。また、病期分類別にみることでその病院の診療の幅広さを知ることができます。
UICCが定めた腫瘍の病期分類があり、T(原発腫瘍の拡がり)、N(所属リンパ節転移の有無と拡がり)、M(遠隔転移の有無)を評価し、それらを指標にがんの進行度と拡がりの程度を一度に表わすことができるように作られたのがStage分類です。胃や乳房は、早期に発見され治療を受けている患者さんが多く、肺は進行してから発見される患者さんが多いのが特徴です。
「初発」とは、自施設において、当該腫瘍の診断、診断と初回治療、あるいは初回治療を実施した場合を指します。
「再発」とは、自施設・他施設を問わずに初回治療が完了した後、自施設にて患者を診療した場合や、治療がん寛解後に局所再発・再燃または新たな遠隔転移をきたした場合を指します。また、一連の治療期間中に新たな遠隔転移を認めた場合も含みます。
4.成人市中肺炎の重症度別患者数等
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患者数 | 平均在院日数 | 平均年齢 | |
---|---|---|---|
軽症 | 28 | 9.07 | 37.68 |
中等症 | 183 | 12.95 | 72.73 |
重症 | 70 | 14.60 | 81.90 |
超重症 | 25 | 13.92 | 82.64 |
不明 | - | - | - |
解説
普段の生活の中で肺炎に罹患した15歳以上の患者さんについて、重症度別に患者数、平均在院日数、平均年齢を集計したものです。
軽症の場合は外来治療が基本となりますが、患者さんの状態によっては入院加療となる場合があります。
重症度が増すにつれ、平均年齢も上がり在院日数も延びる傾向にあります。
5.脳梗塞の患者数等
←表を左右にスクロールできます→
発症日から | 患者数 | 平均在院日数 | 平均年齢 | 転院率 |
---|---|---|---|---|
3日以内 | 338 | 17.11 | 74.94 | 38.99 |
その他 | 39 | 14.38 | 71.23 | 3.18 |
解説
脳梗塞の病型別の症例数、平均在院日数、平均年齢、転院率を集計したものです。ICDとは、死因や疾病の国際的な統計基準として世界保健機関(WHO)によって公表された病名分類のことで、死因や疾病の統計などに関する情報の国際的な比較や、医療機関における診療記録の管理などに活用されており、第10版のことをICD-10と言います。
脳血管疾患も死亡原因の上位に位置する疾患であり、脳梗塞の場合、早期に治療を行うことが効果的とされています。救急搬送される患者さんも多く、受け入れには救急体制の確保が必要となります。
6.診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
整形外科
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Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均 年齢 |
患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K0461 | 骨折観血的手術(上腕) | 46 | 1.78 | 12.70 | 12.50 | 64.93 | |
K1423 | 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(後方椎体固定) | 36 | 2.17 | 14.28 | 8.33 | 69.36 | |
K0462 | 骨折観血的手術(下腿) | 33 | 3.18 | 10.33 | 6.25 | 49.09 | |
K0463 | 骨折観血的手術(足) | 28 | 1.50 | 11.57 | 4.55 | 43.32 | |
K0483 | 骨内異物(挿入物を含む)除去術(前腕) | 25 | 1.08 | 3.88 | - | 39.04 |
現在の医療の流れは役割分担~病診連携です。地域の開業医の先生方では手に余る重症例、診断困難例、手術が必要な症例を中心に急性期医療を担当します。一方、生活に密着した指導や予防、投薬、リハビリは地元の開業医の先生方の得意とされるところですので急性期治療が落ち着けば地域の医療機関へお願いしています。堺市は面積が広く一施設のみですべての治療を完遂することは困難ですので各地域の先生方と連携を図ります。
形成外科
←表を左右にスクロールできます→
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均 年齢 |
患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K2191 | 眼瞼下垂症手術(眼瞼挙筋前転法) | 44 | - | 1.11 | 2.27 | 73.95 | |
K2193 | 眼瞼下垂症手術(その他) | 20 | - | 1.25 | - | 79.85 | |
K617-4 | 下肢静脈瘤血管内焼灼術 | 17 | 1.82 | 1.53 | 5.88 | 66.94 | |
K0072 | 皮膚悪性腫瘍切除術(単純切除) | 15 | 1.07 | 13.20 | - | 75.67 | |
K0102 | 瘢痕拘縮形成手術(その他) | 10 | 0.80 | 18.70 | - | 42.80 |
形成外科は未だ一般の方にとって馴染みが浅く、“何を専門とする科なのかピンとしない・・・”と感じる方も多いと思われます。そのような方は皮膚外科をイメージしてみてください。体表から触れるできもの、形の変形、ケガ、きずあと、瞼が垂れるなどこれらは全て形成外科的治療の範疇となります。
気になる症状をお持ちの際は、形成外科にお越しください。
脳神経外科
←表を左右にスクロールできます→
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均 年齢 |
患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K164-2 | 慢性硬膜下血腫洗浄・除去術(穿頭) | 46 | 0.02 | 6.04 | 17.65 | 77.24 | |
K178-4 | 経皮的脳血栓回収術 | 33 | 0.12 | 20.24 | 48.84 | 80.24 | |
K1692 | 頭蓋内腫瘍摘出術(その他) | 30 | 6.17 | 22.27 | 8.82 | 62.97 | |
K1781 | 脳血管内手術(1箇所) | 21 | 0.76 | 19.71 | 23.81 | 62.14 | |
K1742 | 水頭症手術(シャント手術) | 15 | 10.87 | 19.00 | 33.33 | 66.33 |
堺市内で本格的な脳神経外科診療、すなわち低侵襲手術、脳血管内手術、放射線、薬物療法、リハビリテーションなどを施行できる体制整備を進めてきました。標準的でありながらより安全で正確な脳神経外科専門医療を市民に提供することを責務と考えています。緊急手術、脳血管内治療は24時間施行可能であり、脳手術用顕微鏡(ハイビジョン)、手術用ナビゲーションシステム、血管内治療機器を導入しています。
呼吸器外科
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Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均 年齢 |
患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K514-23 | 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術(肺葉切除又は1肺葉を超える) | 55 | 1.15 | 10.49 | 3.51 | 73.04 | |
K5131 | 胸腔鏡下肺切除術(肺嚢胞手術(楔状部分切除)) | 21 | 2.10 | 11.43 | 3.70 | 54.24 | |
K513-4 | 胸腔鏡下肺縫縮術 | 19 | 1.42 | 6.42 | - | 21.89 | |
K514-21 | 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術(部分切除) | 19 | 1.37 | 8.05 | - | 71.00 | |
K514-22 | 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術(区域切除)(内視鏡手術用支援機器使用) | 14 | 1.86 | 14.21 | 7.14 | 70.43 |
呼吸器外科では、当院での診断治療が、呼吸器を患う全ての患者さんにとって「よりよい選択」となることを診療目標に、日々研鑽を積み努力しています。そのために「総合医療センター」としての特性を活かした全ての診療科との連携のもとで高度で安全な医療を提供し、医師・看護師のみならず、多職種で病院内の枠を超えた「チーム医療」を実践することで、患者さんの視点に立った『やさしい医療』を実現したいと考えています。
心臓血管外科
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Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均 年齢 |
患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K5606 | 大動脈瘤切除術(腹部大動脈(分枝血管の再建)) | 15 | 4.33 | 16.93 | 6.67 | 74.67 | |
K5603ニ | 大動脈瘤切除術(上行・弓部同時)(その他) | 15 | 5.53 | 22.80 | 12.50 | 73.27 | |
K5612ロ | ステントグラフト内挿術(腹部大動脈) | 10 | 1.60 | 9.80 | 10.00 | 79.60 | |
K5607 | 大動脈瘤切除術(腹部大動脈(その他)) | - | - | - | - | - | |
K6144 | 血管移植術、バイパス移植術(頭、頸部動脈) | - | - | - | - | - |
命にかかわる突然の病気にも対応できるよう医療機器を導入し、ハイブリッド手術室を設置しています。
心臓血管外科と循環器内科が協力し、ハートチームとして24時間緊急手術・治療体制を整えて心臓や血管の治療に取り組んでいます。
堺市のみならず大阪南部地域の循環器医療の拠点となるよう日々の臨床に邁進したいと考えております。
産婦人科
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Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均 年齢 |
患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K867 | 子宮頸部(腟部)切除術 | 53 | 0.98 | 1.00 | - | 43.42 | |
K8882 | 子宮附属器腫瘍摘出術(両側)(腹腔鏡) | 36 | 0.94 | 3.22 | - | 45.14 | |
K877-2 | 腹腔鏡下腟式子宮全摘術(内視鏡手術用支援機器使用) | 19 | 1.00 | 5.58 | - | 47.95 | |
K879 | 子宮悪性腫瘍手術 | 15 | 1.27 | 7.60 | - | 60.20 | |
K8982 | 帝王切開術(選択帝王切開) | 15 | 1.00 | 7.13 | - | 31.67 |
救急を含む産婦人科疾患全般に常時対応しています。また、子宮がん検診や投薬などは、かかりつけ医で受けていただけるよう、かかりつけの医院や診療所との連携を密にとり、効率的な治療ができるよう努力しております。
眼科
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Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均 年齢 |
患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K2821ロ | 水晶体再建術(眼内レンズを挿入)(その他) | 216 | 0.20 | 1.23 | - | 76.75 | |
K2762 | 網膜光凝固術(その他特殊) | 12 | - | 1.92 | - | 59.50 | |
K2802 | 硝子体茎顕微鏡下離断術(その他) | - | - | - | - | - | |
K2801 | 硝子体茎顕微鏡下離断術(網膜付着組織を含む) | - | - | - | - | - | |
K224 | 翼状片手術(弁の移植を要する) | - | - | - | - | - |
眼科専用手術室を設置しており、診察から手術に至るまで包括的な眼科診療を展開しています。皆さんの目の健康を守り、ご自身の目で見る幸せを感じていただくため、温かい心を大切にして診療に取り組んでいます。
耳鼻咽喉科・頭頸部外科
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Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均 年齢 |
患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K3772 | 口蓋扁桃手術(摘出) | 90 | 0.94 | 4.23 | - | 20.51 | |
K340-5 | 内視鏡下鼻・副鼻腔手術3型(選択的(複数洞)副鼻腔手術) | 81 | 1.01 | 3.49 | - | 55.72 | |
K340-6 | 内視鏡下鼻・副鼻腔手術4型(汎副鼻腔手術) | 51 | 1.00 | 3.55 | - | 54.67 | |
K347-8 | 内視鏡下鼻中隔手術3型(前彎矯正術) | 19 | 1.00 | 3.32 | - | 52.05 | |
K403-23 | 嚥下機能手術(喉頭気管分離術) | 17 | 1.94 | 14.06 | 23.53 | 50.94 |
当科は充実した診療設備・手術関連機器を有し、安全で低侵襲な専門医療の提供を心がけています。嗅覚やアレルギー、顔面神経の専門医や、甲状腺・副甲状腺疾患の手術と気道・嚥下外科(声門閉鎖手術など)の手術が専門のスタッフがおりますので幅広く対応させていただきます。在宅や施設で療養中の患者さんで気管切開晩期合併症などでお困りのことがあれば是非ご相談ください。
泌尿器科
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Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均 年齢 |
患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K8036イ | 膀胱悪性腫瘍手術(経尿道的手術)(電解質溶液利用) | 161 | 1.23 | 4.18 | 1.85 | 74.80 | |
K7811 | 経尿道的尿路結石除去術(レーザー) | 84 | 1.17 | 3.43 | 1.19 | 64.55 | |
K843-4 | 腹腔鏡下前立腺悪性腫瘍手術(内視鏡手術用支援機器を用いる) | 78 | 1.18 | 8.76 | - | 71.44 | |
K841-7 | 経尿道的前立腺水蒸気治療 | 57 | 1.05 | 2.72 | 3.51 | 76.70 | |
K783-2 | 経尿道的尿管ステント留置術 | 52 | 0.75 | 9.63 | 3.57 | 72.60 |
泌尿器科は外科の一部ですから手術が中心です。前立腺がん、腎臓がん、膀胱がんといった悪性疾患に対して、手術や化学療法、放射線治療などを行っています。「地域がん診療連携拠点病院」に指定されていることもあって、悪性腫瘍に対する手術が増えています。がん患者さんに、腹腔鏡による低侵襲手術やダビンチを用いたロボット支援手術といった、高度で安全な医療の提供や救急医療にも対応しています。
循環器内科
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Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均 年齢 |
患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K5493 | 経皮的冠動脈ステント留置術(その他) | 117 | 2.47 | 3.85 | 4.88 | 72.09 | |
K5461 | 経皮的冠動脈形成術(急性心筋梗塞) | 51 | 0.06 | 12.51 | 9.80 | 68.53 | |
K5492 | 経皮的冠動脈ステント留置術(不安定狭心症) | 37 | 0.08 | 7.95 | 2.70 | 71.70 | |
K616 | 四肢の血管拡張術・血栓除去術 | 36 | 1.67 | 2.81 | 2.33 | 74.89 | |
K5972 | ペースメーカー移植術(経静脈電極) | 29 | 2.59 | 8.48 | 9.38 | 79.45 |
循環器内科で扱っている“心臓疾患”は一刻を争う場合があります。緊急性のある場合は救急隊にご連絡ください。カテーテル治療後の通院治療については、循環器地域連携パスを利用し、病診療連携を進めたいと考えています。
腎臓内科
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Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均 年齢 |
患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K616-41 | 経皮的シャント拡張術・血栓除去術(初回) | 60 | 2.13 | 3.33 | 14.29 | 71.32 | |
K6121イ | 末梢動静脈瘻造設術(内シャント造設術)(単純) | 52 | 6.17 | 7.67 | 15.09 | 70.38 | |
K635-3 | 連続携行式腹膜灌流用カテーテル腹腔内留置術 | 13 | 2.77 | 5.38 | 15.38 | 66.92 | |
K616-42 | 経皮的シャント拡張術・血栓除去術(1の実施後3月以内に実施) | 12 | 2.08 | 4.17 | 16.67 | 79.00 | |
K635-4 | 腹腔鏡下連続携行式腹膜灌流用カテーテル腹腔内留置術 | - | - | - | - | - |
現在、日本では成人の約8人に1人の方が、慢性腎臓病を有するといわれ、生活習慣病の1つだと考えられております。腎臓病の病気を把握し診断するには、血液検査や尿検査に加え、腎臓の細胞を採取する腎生検を行い、早期診断・早期治療に努めております。また、新たに透析治療が必要となった患者さんに対しては、専門看護師や管理栄養士、薬剤師などの多・他職種と連携して、患者さんにとってより良い治療方法を一緒に検討させていただきます。また、手術や他の病気で入院を必要とされる透析患者さんには、各科との連携の上で診療を行っております。
救命救急科
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Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均 年齢 |
患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K0461 | 骨折観血的手術(上腕) | 80 | 1.55 | 18.02 | 42.19 | 73.62 | |
K0811 | 人工骨頭挿入術(股) | 41 | 1.93 | 18.93 | 50.00 | 84.10 | |
K718-21 | 腹腔鏡下虫垂切除術(虫垂周囲膿瘍を伴わないもの) | 33 | 0.21 | 3.45 | - | 40.00 | |
K0462 | 骨折観血的手術(下腿) | 31 | 3.45 | 20.19 | 20.31 | 54.26 | |
K672-2 | 腹腔鏡下胆嚢摘出術 | 23 | 2.43 | 5.83 | 0.69 | 68.00 |
堺市地域で唯一の救命救急センターとして、途切れない診療を行うため、救命救急科の医師が24時間専従しています。重症の外傷、循環器疾患、脳神経疾患、消化器疾患、急性中毒、その他ショック・循環不全など多様な疾患の受け入れを行っており、多数の専門診療科と協力して診療にあたっています。救命救急科は初期診療だけでなく外因性疾患や急性腹症の入院診療、さらには緊急手術も行っております。
消化器内科
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Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均 年齢 |
患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K6532 | 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術(早期悪性腫瘍胃粘膜) | 66 | 1.00 | 3.65 | - | 72.77 | |
K688 | 内視鏡的胆道ステント留置術 | 54 | 0.80 | 6.30 | 6.06 | 72.83 | |
K721-4 | 早期悪性腫瘍大腸粘膜下層剥離術 | 40 | 1.00 | 3.52 | - | 71.08 | |
K6871 | 内視鏡的乳頭切開術(乳頭括約筋切開のみ) | 23 | 0.91 | 3.91 | 3.85 | 75.78 | |
K708-3 | 内視鏡的膵管ステント留置術 | 18 | 1.56 | 5.67 | - | 72.06 |
当科は急性期病院の専門内科として消化器疾患全般の診療を幅広く行っております。地域の開業医の先生(かかりつけ医)や他病院との連携を密にし、地域の中核病院としての役割を果たすべく努力を続けております。従来から取り組んでおります消化器がんの診断・治療、消化管出血や黄疸・腹痛などの急を要する疾患に対する救急医療はもちろん、ピロリ菌除菌や胃がん・大腸がん検診など予防医療にも力を入れています。
胃食道外科
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Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均 年齢 |
患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K655-23 | 腹腔鏡下胃切除術(悪性腫瘍手術)(内視鏡手術用支援機器使用) | 44 | 2.70 | 9.23 | - | 70.70 | |
K634 | 腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(両側) | 22 | 1.00 | 2.77 | - | 71.41 | |
K529-21 | 胸腔鏡下食道悪性腫瘍手術(頸部、胸部、腹部の操作) | - | - | - | - | - | |
K6335 | 鼠径ヘルニア手術 | - | - | - | - | - | |
K6113 | 抗悪性腫瘍剤静脈内持続注入用植込型カテーテル設置(頭頸部その他) | - | - | - | - | - |
患者さんの意見や希望を尊重し、患者さんが不安を抱えたまま治療を受けないようにわかりやすい診療を実践しています。
また、様々なメディカルスタッフが診療科や職種の垣根をこえて連携・協働し、それぞれの専門スキルを発揮することで、患者さんが「よりよい医療」を安心して受けることができるよう、「チーム医療」の推進にも力を注いでいます。
肝胆膵外科
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Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均 年齢 |
患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K672-2 | 腹腔鏡下胆嚢摘出術 | 119 | 1.14 | 3.26 | 0.69 | 61.87 | |
K634 | 腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(両側) | 26 | 1.08 | 2.58 | - | 70.31 | |
K695-21イ | 腹腔鏡下肝切除術(部分切除)(単回切除) | 14 | 1.93 | 9.36 | 7.14 | 69.36 | |
K6152 | 血管塞栓術(頭部、胸腔、腹腔内血管等)(選択的動脈化学塞栓術) | 14 | 1.00 | 8.79 | - | 78.64 | |
K6335 | 鼠径ヘルニア手術 | - | - | - | - | - |
肝胆膵外科は主に肝臓、胆道および膵臓の3つの臓器に生じる病気を対象にしており、その患がんセンターや大学病院に専門医がいるのはわかっているが、実際診てもらうのに多くの手間暇がかかり、また、家からも遠くて受診しにくいといわれる患者さんもいます。セカンドオピニオン外来も行っておりますので、お悩みの際には当科を受診してください。者さんの数は決して少なくありません。しかしながら、外科医のなかで肝胆膵外科を専門とする医師の数は少なく、実際病気にかかると、どの病院にいけばよいのかを悩む方が多いのが実情ではないでしょうか。
大腸肛門科
←表を左右にスクロールできます→
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均 年齢 |
患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K719-3 | 腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術(内視鏡手術用支援機器) | 88 | 3.85 | 13.66 | 9.09 | 74.11 | |
K6335 | 鼠径ヘルニア手術 | 30 | 1.53 | 2.53 | - | 74.63 | |
K634 | 腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(両側) | 30 | 1.00 | 2.33 | - | 66.47 | |
K740-21 | 腹腔鏡下直腸切除・切断術(切除術)(内視鏡手術用支援機器使用) | 19 | 3.74 | 15.11 | 5.26 | 73.68 | |
K740-22 | 腹腔鏡下直腸切除・切断術(低位前方切除術・手術用支援機器使用) | 17 | 1.94 | 15.24 | 5.88 | 70.35 |
大腸肛門外科では、堺市圏の国指定地域がん診療連携拠点病院として、主に大腸がんに対する手術治療と抗癌剤治療を包括的に行っています。
乳腺・内分泌外科
←表を左右にスクロールできます→
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均 年齢 |
患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K4763 | 乳腺悪性腫瘍手術(乳房切除術(腋窩部郭清を伴わない)) | 75 | 1.16 | 4.08 | - | 66.91 | |
K4762 | 乳腺悪性腫瘍手術(乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴わない)) | 47 | 1.00 | 2.06 | - | 61.53 | |
K4765 | 乳腺悪性腫瘍手術(乳房切除術・胸筋切除を併施しない) | 46 | 1.13 | 4.98 | - | 65.74 | |
K4741 | 乳腺腫瘍摘出術(長径5cm未満) | 18 | 0.94 | 1.00 | - | 45.83 | |
K4766 | 乳腺悪性腫瘍手術(乳房切除術・胸筋切除を併施する) | 11 | 1.45 | 6.82 | - | 69.18 |
今日の乳がん診療の発展と進化には我々乳腺専門医も驚くほどのものがあります。同じ乳がんでも性質によって治療の内容が大きく異なり十人十色といってもいいくらいです。特に薬物治療の適応拡大、遺伝子に基づく診断と治療、予防的治療の導入など枚挙にいとまがありません。
一方、患者さんの人生の中での乳がん診療の位置づけも様々な対応があるべきと思います。こうした広い視野に立っての上質な乳がん診療を地域の先生方と協力しながらこの堺の地で発展させていきたいと考えております。
7.その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)
←表を左右にスクロールできます→
DPC | 傷病名 | 入院契機 | 症例数 | 発生率 |
---|---|---|---|---|
130100 | 播種性血管内凝固症候群 | 同一 | - | - |
異なる | - | - | ||
180010 | 敗血症 | 同一 | 81 | 0.59 |
異なる | 35 | 0.25 | ||
180035 | その他の真菌感染症 | 同一 | - | - |
異なる | - | - | ||
180040 | 手術・処置等の合併症 | 同一 | 46 | 0.33 |
異なる | - | - |
解説
播種性血管内凝固、敗血症、真菌症、手術処置の合併症について発症率を集計したものです。医療の質の改善に資するため、臨床上ゼロにはなりえないものの少しでも改善すべきものとして定義される感染症および合併症の発生率を示したものです。当然、発症率が低いほうが良いのですが、免疫力が低下しているときに合併して発症することが多いため、コントロールが困難な症例と言えます。
当院は救命救急センターを有し、播種性血管内凝固症候群や敗血症等、重症な症例の受け入れを行っており、「入院契機が同一」となっている症例は、全体のDPC退院患者の中でそのような症例の割合を表しています。
また、もともと別の疾患で入院し、その後重症な合併症である敗血症を発症したため、そこに多くの医療資源を投入したという症例が「入院契機が異なる」となっています。
医療の質指標
8.リスクレベルが「中」以上の手術を施行した患者の肺血栓塞栓症の予防対策の実施率
←表を左右にスクロールできます→
肺血栓塞栓症発症のリスクレベルが 「中」以上の手術を施行した 退院患者数(分母) |
分母のうち、肺血栓塞栓症の 予防対策が実施された患者数(分子) |
リスクレベルが「中」以上の手術を 施行した患者の肺血栓塞栓症の 予防対策の実施率 |
---|---|---|
1,584 | 1,484 | 93.69 |
解説
肺血栓塞栓症は、血栓の大きさや血流の障害の程度によって軽症から重症までのタイプがあります。 血栓によって太い血管が閉塞してしまうような重篤な場合には、肺の血流が途絶し、酸素が取り込めなくなり、ショック状態から死に至ることもあります。特に手術後の安静臥位が肺血栓のリスクを高めることがあるため、当院では、リスクレベルが「中」以上の手術を施行した入院患者さんに対し、「肺血栓塞栓症/深部静脈血栓症予防ガイドライン」に基づき、弾性ストッキングの着用、フットポンプの利用、抗凝固薬などの薬物的予防等の予防対策を実施しております。また、肺血栓塞栓症の予防行為の実施は、発生率を下げることにつながります。
9.血液培養2セット実施率
←表を左右にスクロールできます→
血液培養オーダー日数(分母) | 血液培養オーダーが1日に 2件以上ある日数(分子) |
血液培養2セット実施率 |
---|---|---|
5,871 | 3,704 | 63.09 |
解説
広域抗菌薬を使う際は、投与開始時に血液培養検査を行うことが望ましいとされています。血液培養は1セットだけでは皮膚の常在菌が混入する可能性や、偽陽性による過剰治療が起こることがあるため、2セット以上の採取が推奨されます。また、両セットで同じ細菌が検出された場合、同定精度も向上します。2014年度からは血液を2か所以上から採取した場合に、2回分の診療報酬が算定できるようになりました。
10.広域スペクトル抗菌薬使用時の細菌培養実施率
←表を左右にスクロールできます→
広域スペクトルの抗菌薬が 処方された退院患者数(分母) |
分母のうち、入院日以降抗菌薬処方日 までの間に細菌培養同定検査が 実施された患者数(分子) |
広域スペクトル抗菌薬使用時の 細菌培養実施率 |
---|---|---|
871 | 809 | 92.88 |
解説
近年、多剤耐性アシネトバクター属菌や、幅広い菌種に効果を有するカルバペネム系抗菌薬に耐性のある腸内細菌科細菌など、新たな抗菌薬耐性菌(以下、耐性菌)が出現し、難治症例が増加していることが世界的な問題となっています。不適切な抗菌薬の使用は、耐性菌の発生や蔓延の原因になることから、各医療機関において抗菌薬適正使用支援チーム (Antimicrobial Stewardship Team:AST)を組織するなど、抗菌薬適正使用を推進する取り組みが求められます。 抗菌薬適正使用の鍵を握るのは正確な微生物学的診断であり、抗菌薬投与前の適切な検体採取と培養検査が必要です。
11.転倒・転落発生率
←表を左右にスクロールできます→
退院患者の在院日数の総和 もしくは入院患者延べ数(分母) |
退院患者に発生した転倒・転落件数 (分子) |
転倒・転落発生率 |
---|---|---|
157,043 | 376 | 23.9 |
解説
入院中の患者さんの転倒やベッドからの転落は少なくありません。原因としては、入院という環境の変化によるものや疾患そのもの、治療・手術などによる身体的なものなどさまざまなものがあります。
転倒・転落の指標としては、転倒・転落によって患者に傷害が発生した率と、患者への傷害に至らなかった転倒・転落事例の発生率との両者を指標とすることに意味があります。転倒・転落による傷害発生事例の件数は少なくても、それより多く発生している傷害に至らなかった事例もあわせて報告して発生件数を追跡するとともに、それらの事例を分析することで、より転倒・転落発生要因を特定しやすくなります。
こうした事例分析から導かれた予防策を実施して転倒・転落発生リスクを低減していく取り組みが、転倒による傷害予防につながります。
12.転倒転落によるインシデント影響度分類レベル3b以上の発生率
←表を左右にスクロールできます→
退院患者の在院日数の総和 もしくは入院患者延べ数(分母) |
退院患者に発生したインシデント 影響度分類レベル3b以上の 転倒・転落の発生件数(分子) |
転倒転落によるインシデント影響度 分類レベル3b以上の発生率 |
---|---|---|
157,043 | 5 | 0.3 |
解説
入院中の患者さんの転倒やベッドからの転落は少なくありません。原因としては、入院という環境の変化によるものや疾患そのもの、治療・手術などによる身体的なものなどさまざまなものがあります。
転倒・転落の指標としては、転倒・転落によって患者さんに傷害が発生した損傷発生率と、患者への傷害に至らなかった転倒・転落事例の発生率との両者を指標とすることに意味があります。転倒・転落による傷害発生事例の件数は少なくても、それより多く発生している傷害に至らなかった事例もあわせて報告して発生件数を追跡するとともに、それらの事例を分析することで、より転倒・転落発生要因を特定しやすくなります。
こうした事例分析から導かれた予防策を実施して転倒・転落発生リスクを低減していく取り組みが、転倒による傷害予防につながります。
13.手術開始前1時間以内の予防的抗菌薬投与率
←表を左右にスクロールできます→
全身麻酔手術で、 予防的抗菌薬投与が実施された 手術件数(分母) |
分母のうち、手術開始前 1時間以内に予防的抗菌薬が 投与開始された手術件数(分子) |
手術開始前1時間以内の 予防的抗菌薬投与率 |
---|---|---|
2,834 | 2,793 | 98.55 |
解説
現在、細菌感染を起こしていないが、手術後の感染をできるだけ防ぐために、抗生物質をあらかじめ投与することを予防的抗菌薬投与といいます。開胸、開腹を伴う手術等は、手術開始直前に抗菌薬を点滴などで投与することにより、手術後の感染を抑えることが期待されています。
14.d2(真皮までの損傷)以上の褥瘡発生率
←表を左右にスクロールできます→
退院患者の在院日数の総和もしくは 除外条件に該当する患者を除いた 入院患者延べ数(分母) |
褥瘡(d2(真皮までの損傷)以上 の褥瘡)の発生患者数(分子) |
d2(真皮までの損傷)以上の 褥瘡発生率 |
---|---|---|
150670 | 86 | 5.7 |
解説
褥瘡は、看護ケアの質評価の重要な指標の1つとなっています。褥瘡は患者さんのQOLの低下をきたすとともに、感染を引き起こすなど治癒が長期に及ぶことによって、結果的に在院日数の長期化や医療費の増大にもつながります。そのため、褥瘡予防対策は、提供する医療の重要な項目の1つとして捉えられ、1998年からは診療報酬にも反映されています。
本指標の定義は、目の前の患者さんが褥瘡発生する確率を見ているものであり、日々のケアの質に関わるものです。
15.65歳以上の患者の入院早期の栄養アセスメント実施割合
←表を左右にスクロールできます→
65歳以上の退院患者数 (分母) |
分母のうち、入院後48時間以内に 栄養アセスメントが実施された 患者数(分子) |
65歳以上の患者の入院早期の 栄養アセスメント実施割合 |
---|---|---|
7,726 | 7,668 | 99.25 |
解説
早期に低栄養リスクを評価し適切な介入をすることで、在院日数の短縮、予後改善につながります。
16.身体的拘束の実施率
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退院患者の在院日数の総和 (分母) |
分母のうち、身体的拘束日数の総和 (分子) |
身体的拘束の実施率 |
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143,729 | 7,149 | 4.97 |
解説
身体的拘束は、制限の程度が強く、また、二次的な身体的障害を生ぜしめる可能性もあるため、代替方法が見出されるまでの間のやむを得ない処置として行われる行動の制限であり、できる限り早期に他の方法に切り替えるよう努めなければならないものとされています。
施設や医療機関などで、患者を、「治療の妨げになる行動がある」、あるいは「事故の危険性がある」という理由で、安易にひもや抑制帯、ミトンなどの道具を使用して、患者さんをベッドや車椅子に縛ったりする身体拘束、身体抑制は慎むべきものです。
更新履歴
2025/09/26 令和6年度 堺市立総合医療センター病院指標を公開しました。