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診療支援

薬剤科

薬剤科の主たる業務

調剤業務

電子カルテシステムと連動した自動調剤システム(薬袋発行機、全自動錠剤分包機、散剤監査システム、散剤分包機、水薬監査システム)を導入し、調剤業務の効率化と精度の向上を図っています。医師の処方せんに基づく調剤においては、処方内容を薬剤師の立場から監査し、少しでも疑わしい点があるときには、処方医師に必ず問い合わせを行い、薬剤師として納得してから調剤することを徹底し、医薬品の安全管理に力を入れています。

また、患者さんが安心して『お薬』を服用・使用できるよう、各種コンピュータシステムにより、薬物療法の安全管理向上と医薬品の適正使用を図っています。外来患者さんには、原則、院外処方せんを発行していますが、時間外や休日には院内処方で対応しています。また、検査に必要な薬、特殊な薬が処方されている時も、院内処方で対応しています。また、院内においてはジェネリック数量比率70%を目標に後発品の採用を推進しています。

注射調剤

入院患者さんの注射薬について投与方法や配合変化などを確認し、一回分ずつセット化し、供給しています。
また、抗がん剤の無菌調製にも取り組んでおり、外来抗がん剤は年間約6,000件、入院抗がん剤は年間約2,400件を調製しています。(下図)
レジメン登録審査委員会で承認を受けたレジメンに基づき、処方監査・混合調製を行い、科学的な根拠に基づいた治療を安全に正確に提供しています。

図:抗がん剤無菌調製件数(年次推移)

抗がん剤無菌調製件数(年次推移)

医薬品管理業務

病院で使用する医薬品の購入と供給、在庫管理、品質管理などを担当しています。抗がん剤および麻薬については厳重な監査体制の下に行っています。治療に必要な医薬品で市販化されていない製剤を、医療現場からの要望により薬剤科にて調製しています(特殊製剤、軟膏の製剤など)。さらに、食事がとれないか食事の量が不十分な患者さんに、必要な栄養を輸液として静脈から投与する経静脈栄養(IVH,TPN)を無菌的に調製しています。

医薬品管理業務

医薬品情報業務

製薬企業からの医薬品情報の収集整理をはじめ、学会誌・専門雑誌などからの新薬情報、副作用情報など薬についてのあらゆる情報の集積に努めています。また、緊急安全性情報や添付文書の改訂などがあった場合は、各診療科に速やかに情報を伝えています。医師・看護師などからの問合せに応じ、文献検索して医薬品情報の的確な情報を提供できるよう整備しています。さらに詳しい情報を必要とする場合、治療に必要な情報を製薬会社に求め、また発生した副作用についても情報を集積し、医薬品安全性情報報告として医薬品医療機器総合機構(PMDA)に報告することにしています(図)。

図:医薬品安全性情報報告件数

医薬品安全性情報報告件数

プレアボイド報告

薬剤師が「くすり」に関わる適正使用に貢献し、患者さんの不利益を回避したことを“目にみえる形”で報告したものを「プレアボイド報告」として収集しています。日本病院薬剤師会には年間数千件の報告が集積されています(図)。

図:プレアボイド報告件数

プレアボイド報告件数

この報告には、処方箋調剤時の医師への確認(疑義照会)(図)から発生するものや、入院患者さんへの薬剤管理指導(服薬指導など)からの報告も多く、医薬品の適正使用推進と医薬品を使用した患者さんの安全管理(副作用・相互作用回避)へと発展してきています。

図:疑義照会件数

疑義照会件数

病棟業務

薬剤師が臨床におけるチーム医療の一員として、医師・看護師など医療スタッフへの医薬品情報の提供、病棟における医薬品管理(病棟配置薬・向精神薬・麻薬等)を行うことで、患者さん個々の処方設計を担えるよう薬剤師活動の充実を図っています。

入院時には、患者さんからアレルギー歴や副作用歴等の情報収集を行い、また、現在使用しているお薬を持参いただき、持参薬鑑別ソフトを用いた持参薬鑑別および服薬計画の提案等を行い、チーム医療に貢献しています。

治療が開始されれば、治療に使われるお薬の効果や予想される体の変化(副作用)などを伝え、また、インスリン指導・吸入指導・化学療法の説明等、病棟薬剤師の主たる業務の立場から患者さんに有益な薬学的ケアを提供しています。退院時には、入院中に使用した薬剤情報・アレルギー情報・持参薬情報を記載したお薬手帳を作成しています。

さらに血液中の薬物濃度を測定(TDM)して、薬物治療の効果をデータ化し治療に反映させて、データをもとに、医師・看護師と協議・評価し、患者さんにあった薬剤・投与量・投与方法・副作用対策を検討・提案しています。

また、医薬品の管理などICU・救急病棟に出向いてルート管理など病棟薬局をキーステーションとして活動しており、急性薬物中毒患者の場合、患者入室時における服薬医薬品の解析にも関わることもあります。

薬剤管理指導件数実績(平成25年/平成26年)

薬剤管理指導件数実績

治験管理業務

治験事務手続き、治験審査委員会運営、同意書の管理のほか治験薬の管理を行っています。
また被験者に対する服薬指導も行い、CRC(治験コーディネーター)として活動しています。

教育研修業務

薬系大学の長期実務実習の受け入れや日本医療薬学会がん専門薬剤師研修施設に認定され、専門薬剤師の養成に取り組んでいます。また、2011(平成23)年度から薬剤師レジデント制を導入し、薬剤師のスキルアップに取り組んでいます。

また、近畿大学(大阪府東大阪市)大学院薬学研究科と当院は、近畿大学の学生の臨床能力および指揮権の向上と、高度な医療人の養成を目的とし、平成26年(2014年)2月5日に教育研究の実施に関する連携協定を締結しました。

当院は優れた臨床薬剤師の養成研修基盤として薬剤師レジデント(研修生)制度に取り組んでまいりましたが、更なるスキルアップ制度として、様々な分野の臨床研究が可能な“臨床に強い”薬剤師を育成する場を近畿大学の学生に提供します。

教育研修業務
教育研修業務

薬剤科職員 資格一覧

認定組織 資格 人数
日本医療薬学会 指導薬剤師 2名
認定薬剤師 2名
がん指導薬剤師 2名
がん専門薬剤師 3名
日本病院薬剤師会 生涯研修履修認定薬剤師 8名
感染制御専門薬剤師 2名
がん薬物療法認定薬剤師 1名
HIV感染症薬物療法認定薬剤師 1名
日本薬剤師研修センター 研修認定薬剤師 18名
認定実務実習指導薬剤師 4名
日本薬品情報学会 医薬品情報専門薬剤師 1名
日本腎臓病薬物治療学会 腎臓病薬物療法認定薬剤師 1名
日本化学療法学会 抗菌化学療法認定薬剤師 2名
日本緩和医療薬学会 緩和薬物療法認定薬剤師 1名
日本臨床救急医学会 救急認定薬剤師 1名
糖尿病療養指導士認定機構 糖尿病療養指導士 4名
日本静脈経腸栄養学会 NST専門療法士 2名
日本アンチドーピング機構 スポーツファーマシスト 1名
ICD制度協議会 インフェクションコントロールドクター(ICD) 1名
日本癌治療学会 データマネージャー 3名
日本病院会 診療情報管理士 1名

薬剤科職員 認定資格一覧

認定組織 資格
日本医療薬学会 認定薬剤師制度研修施設
がん専門薬剤師研修認定施設
薬物療法専門薬剤師制度研修事業研修施設
日本病院薬剤師会 がん薬物療法認定薬剤師研修研修事業研修施設
HIV感染症薬物療法認定薬剤師養成研修施設
プレアボイド報告施設
薬学教育協議会 薬学生実務実習受け入れ施設
医薬品医療機器総合機構 医薬品副作用報告施設

薬剤科職員 研究業績(過去10年間分掲載)

研究業績

  論文報告 学会・研究発表
平成26年 5 30
平成25年 8 22
平成24年 9 14
平成23年 3 10
平成22年 5 10
平成21年 6 10
平成20年 19 4
平成19年 10 8
平成18年 5 5
平成17年 3 11

主な原著、総説等

院外処方せんの疑義照会簡素化に向けた説明会の実施について

当院では、外来患者さんの待ち時間の短縮並びに保険調剤薬局や医師の業務の効率化を図るため、院外処方せんにおける疑義照会の在り方について検討し、簡素化に向けた取り決め事項をまとめました。
つきましては、保険調剤薬局向けに説明会を随時開催しておりますので、ご参加くださいますようお願いいたします。

放射線技術科

放射線技術科は診療放射線技師34名から成り、医師の指示の元で放射線検査における撮影業務や放射線治療における照射業務等を行っています。

実際の医療現場では、放射線技師単独の業務の割合は希で、ほとんどの業務は放射線科や診療各科の医師や看護師のみならず事務職員と共にチーム医療を行っています。そして、患者さんには安全で安心した検査等を受けていただくこと、検査依頼医には診断しやすい画像の提供を目標に日常業務を行っています。

現病院開院(平成27年7月)と共に、放射線科の医療機器の半数以上を最新装置に入れ替えました。そしてほとんどの緊急撮影検査を終日体制で行っています。また、当院や地域の医院を受診されている患者さんを対象にした「土曜日の外来CT検査」や「平日夜間帯外来MRI検査」の時間外予約検査も行っています。
以下、各業務の内容について説明をします。

CT

X線を用いて体の断面を観察できる装置です。従来CTと言えば横断面でしたが、マルチスライスCTでは様々な方向からの観察ができるようになりました。また、3D立体画像は手術前のシミュレーションに大きく貢献しています。


GEヘルスケア社製 Discovery CT750 HD(64列128スライス)


GEヘルスケア社製 Optima CT660(64列128スライス)

MRI

MRIは磁場中における人体と電磁波の磁気共鳴現象を使った検査です。人体の断面像を撮ることができます。

特長として「造影剤を使用せずに頭の血管を見ることができること」や「組織の変化に敏感で病変を描出するのに優れた能力をもっていること」などがあげられます。

注意しなければいけないのは、検査を受ける方にいろいろな制限があることです。特に心臓ペースメーカーや神経刺激装置を体内に埋め込まれている方は、基本的にMRI検査はできません。また手術などで金属が体に入っている場合、材質や安全性の確認を要します。

撮影中は大きな音がします。また電波の影響で体が温かく感じることがあります。

X線は使わないので、放射線被曝の心配はありませんが、妊娠中の方は、妊娠初期において胎児への影響を考慮し検査を行わないほうがよいと言われています。

フィリップス社製 Ingenia 1.5T CX
フィリップス社製 Ingenia 1.5T

マンモグラフィ

乳房のX線検査のことをマンモグラフィと呼びます。マンモグラフィの原理は他のX線検査と同じで、X線を乳房に照射・透過させ、X線の減弱の差を、画像上の濃度差(コントラスト)として描出する検査です。平成23年に導入した装置は、X線を直接デジタル信号に変換するので、微細なものを描出することができます。

乳房は乳腺組織とその間隙をうめる間質、脂肪組織からなる軟部組織により構成されます。腫瘍は乳腺組織とのコントラストが非常に小さいと言われています。できるだけ腫瘍と乳腺組織のコントラストの高くして病変を見つけやすくするために専用のX線装置を使用しています。

また、乳房を圧迫板で押し拡げる事でコントラストを改善することができます。マンモグラフィでは触診の難しい小さながんを描出することが可能と言われています。また、乳房は体の左右に存在する対称臓器であるため、両側を比較することで異常を発見しやすくなります。

1.乳房圧迫の必要性

乳腺組織を押し拡げることで重なりを少なくします。また、乳腺の厚さを一定にできるだけ薄く圧迫することにより腫瘤や石灰化が見えやすく、撮影時間の延長による写真のボケが少なくなります。

そして、透過すべき物質が薄い程、必要とするX線の量が減少するため、被曝も少なくなります。目安として、1cm薄くなると半分の被曝となります。

参考までに、乳房は排卵後から月経が始まる頃までホルモンによって影響を受けるため、乳房が硬くなったり痛みを感じたりします。この期間でも検査には支障はありませんが、生理開始から5日前後の時期に検査を受けると圧迫による痛みは比較的緩和されることが多いようです。

2.検査内容

乳房撮影専用の部屋で撮影します。衣服や髪の毛が写りますので、髪の毛はまとめて上半身は全て脱いでいただきます。基本的に立ったまま撮影しますので立てない方は撮影出来ない場合もございますので事前にご相談ください。

撮影は両側とも片方ずつ撮影します。圧迫する際に痛みを伴いますが、強く痛む場合は技師にお伝えください。

富士フイルム社製 AMULET

ガンマカメラ

核医学では、ごく微量の放射線を放出するアイソトープ検査薬(放射性医薬品)を投与して、診断や治療を行います。

身体の中に入ったアイソトープ検査薬は、脳や心臓、骨など特定の臓器や病変に集まってガンマ線を放出します。このガンマ線の分布を写真にするための核医学診断装置を「ガンマカメラ」と呼んでいます。アイソトープを用いた核医学検査は、いろいろな臓器の働きや機能を評価できることが特長です。

GEヘルスケア社製 Discovery NM/CT640

自走式CT

救急CT室では、CT本体が移動しながら撮影できる自走式CT装置が稼働しており、通常の検査用寝台ではなく、特別な手術用寝台を使用しています。
この手術用寝台は、寝台に寝たままで移動可能で、救急初療室および救急ハイブリッド手術室と共用しています。そのため、救急搬送された患者さんは、診察からCT検査、血管造影、場合によっては緊急手術までもがベッド間を移動することなく受けることができるというのが大きな特長です。
このシステムの採用により、全身状態の悪い患者さんであっても、身体に負担をかけずにCT検査を行うことが可能です。

本CT装置は、最大128スライスを同時に撮影できるため、短時間に広範囲の鮮明な画像を取得することができます。また、CARE Dose4DやSAFIREといった最新の撮影技術・画像再構成技術を駆使することにより、高画質でかつ、大幅な被ばく低減を可能にします。

リニアック

放射線治療はがん治療の三本柱のひとつで、文字通り放射線を腫瘍に当てて治療する、「切らずに治す治療」です。がんの治療においては、外科手術、化学療法(抗がん剤治療)と並んで有力な治療法ですが、手術のように痛みをともなわず、また全身に効く抗がん剤治療と比べても治療中・後の患者さんの生活の質(QOL:quality of life)を良好に保ちながらの治療が可能です。

直線加速器による体外照射をあらゆる部位に対して適用しており、実績患者数は平成21年より年間300名程度を維持しています。放射線治療機器は今回の新病院移転に伴い、旧リニアックを更新してVarian社製の最新高精度放射線治療装置「True BeamTM」とBrainLAB社製の体幹部画像誘導位置照合装置「ExacTrac®システム」を導入しました。今後は定位放射線治療(いわゆるピンポイント照射)や強度変調放射線治療(Intensity Modulated RadioTherapy, IMRT)といった精緻で低侵襲な放射線治療の実施が可能となります。

Varian社製 True BeamTM

ハイブリッド手術室

現病院から新しくハイブリッド手術室が導入されました。東芝メディカル社製の装置では、日本で2台目の最新機器です。

ハイブリッド手術室は、手術室にX線の透視撮影が可能な装置と特別な手術用寝台が設置されている部屋を指し、全身麻酔下で手術を行い同時に透視撮影も行うことができます。

主には胸部・腹部大動脈瘤に対するステントグラフト留置に使用されていますが、脳血管や末梢血管の治療にも利用されています。

その他の撮影装置

東芝メディカル社製 INFX-8000H

資格・認定技師

1.放射線管理関連国家資格

専門・認定資格 取得者数
第1種放射線取扱主任者 6
第2種放射線取扱主任者 2
衛生工学衛生管理者 1
第1種作業環境測定士 1

2.学会認定・認定機構

専門・認定資格 取得者数
検診マンモグラフィ撮影認定放射線技師 5
X線CT認定技師 3
放射線治療専門放射線技師 2
磁気共鳴専門技術者 2
医学物理士 1
肺がんCT検診認定 1
医療情報技師 1
救急撮影認定技師 1
放射線治療品質管理士 1

3.日本放射線技師会認定

専門・認定資格 取得者数
放射線機器管理士 2
放射線管理士 2
臨床実習指導教員 1

4.その他研修・講習の終了者

専門・認定資格 取得者数
塩化ストロンチウム-89治療安全取扱い講習 4
陽電子断層撮影診療全般に関する所定の研修 2

臨床検査技術科

私たちは、医師が患者さんを診療するために不可欠な検査を行っています。
患者さんから採取した血液や尿、細胞などの検体検査から超音波や心電図、脳波、呼吸機能などの生理検査を多岐にわたって検査し、迅速かつ正確な情報を提供します。また、夜間・休日を含めた終日24時間、質の高い検査と緊急輸血に対応できる体制を整えています。患者さんに対して最善のサービスを提供し、専門的な知識と高い技術をもって信頼される検査科を目指します。

外来採血室

臨床検査技術科の管理の元、患者さんの安全、安心を守り、患者さんの待ち時間の短縮や検査結果を早く返す運用を心がけています。

検体検査

検体検査は、生化学・免疫検査、一般検査、血液検査、輸血検査の4部門に分かれ、患者さんから採取した検体(血液・尿など)の成分を様々な方法で分析しています。
検体検査室と外来採血室が扉を隔ててひとつのフロアにあることで、検査結果報告までの時間短縮を実現しています。

【生化学・免疫検査】

血液中に含まれる様々な成分を分析することで、種々の臓器の状態や糖代謝、悪性腫瘍、血中薬物、感染症の診断や治療効果などに有用な検査を行っています。また、夜間休日においても24時間検査を行っています。上記の検査精度を高く保つために、内部精度管理・外部精度管理で厳しく管理しているため、高い評価を得ています。院内にある6台の血液ガス装置は、生化学・免疫検査担当者が一括管理しています。

臨床検査技術科

【一般検査】

尿蛋白、潜血、pH、ケトン体などを測定する尿定性検査、尿中に存在する細胞や結晶、血球など有形成分の形態をみる尿沈渣検査を主に行っています。これらは患者さんへの侵襲なく病態把握することができる検査です。
その他にも便潜血や髄液検査、穿刺液検査、寄生虫検査、インフルエンザウイルスやRSウイルスなど各種ウイルス検査、LAMP法を用いての結核菌やマイコプラズマの遺伝子検査など幅広く行っています。

臨床検査技術科

【血液検査】

赤血球数や白血球数、血小板数などの血球算定検査、プロトロンビン時間や活性化部分トロンボプラスチン時間などの凝固線溶検査を主に行っています。
白血球分類にて異常所見がある場合は、標本を作製し技師による顕微鏡下での目視によって血球形態を確認します。白血病やリンパ腫などの血液疾患が疑われる場合には骨髄検査を実施し、検査技師と血液内科医とで密な連携を取り精確な診療へと繋げています。
また、FCM検査を院内で実施しており、リンパ球サブセット検査や造血器腫瘍解析を積極的に取り組んでいます。

【輸血検査】

輸血に関連するABO血液型、不規則抗体検査、交差適合試験などの検査と、赤血球製剤や新鮮凍結血漿などの製剤保管・管理を主に行っています。また、輸血による副作用を回避するために、患者さんの血液を術前に予め貯血した自己血の保管・管理も行っています。

輸血検査システムを用いて、安全性と効率性の高い検査を行い、その上で技師による慎重な判断をしています。迅速かつ安全な輸血療法に貢献できるよう尽力しています。

臨床検査技術科

細菌検査

患者さんから採取された検査材料から各種染色による鏡検検査や培養等を行い、感染症の原因となる起因菌の存在の有無、またその起因菌の同定やどのような抗菌薬が有効であるのかを検査・報告しています。血液から起因菌を検出する際には、自動血液培養装置を使用し、24時間対応・即時培養を実施しています。
その他、当院では上記に挙げた検査だけでなく、院内感染を疑う耐性菌に対してPOT(PCR-based ORF Typing)法を用いた遺伝子検査を実施しています。POT法から得られた情報をICT(感染制御チーム)と共有し、アウトブレイクに対して迅速かつ正確な予防・対応を行い、安全な医療の提供に努めています。


POT法による遺伝子検査


自動血液培養装置

生理機能検査

生理機能検査は、直接患者さんに触れ、医療機器を用いて循環器や呼吸機能、聴力、脳・神経系の機能や状態などを調べる検査です。
検査を受けられる患者さんの不安や緊張を、少しでも和らげられるよう心掛けています。

臨床検査技術科

心電図・負荷心電図、動脈硬化の程度や血管年齢がわかる足関節上腕血圧比(ABI)、喘息や肺気腫などを調べる呼吸機能検査、喘息の治療効果をみることができる呼気中一酸化窒素検査、各種超音波検査(心臓、腹部、血管、乳腺、甲状腺、胎児など)、脂肪量や筋肉量を測定する体成分分析検査、聴力検査やABR、ENoGなどの耳鼻科検査、脳波や末梢神経伝導検査などを行っています。
また、睡眠時無呼吸症候群の検査として、終夜睡眠ポリグラフィー(自宅に持ち帰り測定できる簡易検査、入院して行う精密検査)を行っています。
胎児3D/4Dエコー検査では、胎児が動いている様子を立体的に見ることができ、成長の記録として写真やUSBメモリに残すことができます。

臨床検査技術科

病理検査

病理検査では、病理組織標本の作製、細胞診のスクリーニング、病理解剖の助手等をしています。病理検体を用いたFISHやPCR等の遺伝子検査も行っています。患者さんへのコンパニオン診断薬の選択の一つとしてEGFRや、FISH法を用いた乳癌HER2検査を院内実施しているため、患者さんへの迅速な検査結果報告を実現しています。当院における症例検討会や院外の勉強会などにも積極的に参加し、知識と技術の向上に努めています。病理検査の内容や学術活動歴につきましては、病理診断科のページをご覧ください。

〈FISH法で用いられる暗室〉

〈i-densyを用いた遺伝子検査〉

チーム医療・センター活動

検査科は、患者さんに寄り添った最善の医療を提供する為に、検査技師ならではの視点をもって様々なチーム医療や各センターに携わっています。

《NST(栄養サポートチーム)》
病棟に入院中で栄養状態の介入が必要な患者さんを抽出し、その患者さんに必要な検査データの提供をしています。カンファレンスへの参加や週4回行われるラウンドでは、患者さんから直接食事についての疑問や希望を聞き、その上で栄養補助食品の提案や食事の改善を促すことで、栄養動態をみています。

《糖尿病療養支援チーム》
糖尿病は自己管理が重要であり、正しい糖尿病の知識、適切な生活習慣を維持していく必要があります。そのため、専門知識を持ったスタッフ全員で情報を共有しサポートすることを目的に、糖尿病教室や市民健康講座での講義、検査データの提供を行っています。また、病棟の血糖測定器の精度管理を実施しています。

《ICT(感染制御チーム)》
病院スタッフへ感染管理についての教育や学習会を実施し、ラウンドの際には感染源となりうる場所の発見と予防・改善を行っています。また、アウトブレイク防止に努め、発生時にはいち早く介入し、原因菌もしくはウイルスの究明と対策を行っています。

《AST(抗菌薬適正使用支援チーム)》
適切な抗菌薬の使用を促すため、カンファレンスにて患者さん一人ひとりに合った抗菌薬の選択や治療方針を検討し、主治医や薬剤師へ情報提供しています。耐性菌の出現防止や治療効果を高めることに努めています。

《DMAT(災害派遣医療チーム)》
主に業務調整員として、情報支援及び物資支援を行っています。熊本の震災の際にも災害支援活動に参加しました。また、年に数回ほど災害訓練に参加しています。

《内視鏡センター》
内視鏡センターの一員として、医師や看護師、その他の職種と協力しながら、内視鏡検査の補助業務に従事しています。上部消化管・下部消化管内視鏡検査、ESD(内視鏡的粘膜下層剥離術)、ERCP(内視鏡的逆行性胆管膵管造影)などの検査介助につき、迅速に検査・治療が行えるよう努めています。

《脳卒中センター》
脳卒中は、迅速かつ正確な診断が大きく予後に関わる疾患であり、検査科としては、来院時至急検査でいかに結果を迅速に報告するかが重要です。脳梗塞・脳出血などの診断後には、原因究明のために頸動脈エコーや心臓エコー検査を実施しています。また、定例会への参加、医療従事者研修や勉強会を企画しています。患者さん向けには、市民健康講座の開催、リーフレットの配布などの啓蒙運動を行っています。

《乳腺センター》
乳腺に関する疾患の早期発見には、患者さん自身での触診や検診が重要です。そのため、ピンクリボン活動やリーフレットの配布、市民講座などで情報提供を積極的に行い、検診率の向上を目指しています。乳腺センターでは、検査体制を充実させ、検査技師は乳腺エコーやFNAの補助などを行い、センター活動に貢献しています。

外部精度管理

各種検査の精度維持・向上のため下記の外部精度管理に参加し、高い評価を得ています。

臨床検査技術科職員構成

臨床検査技師:39名
採血室勤務看護師:5名(准看護師含む)
検査補助員:2名

スタッフ認定資格

専門・認定資格 取得者数
栄養サポートチーム専門療法士(NST) 3
糖尿病療養指導士 3
感染制御認定 認定臨床微生物検査技師(ICMT) 1
超音波検査士(血管) 2
超音波検査士(循環器) 3
超音波検査士(体表臓器) 3
超音波検査士(消化器) 4
超音波検査士(健診領域) 1
細胞検査士 5
国際細胞検査士 2
救急検査認定技師 3
緊急臨床検査士 7
認定一般検査技師 1
認定臨床微生物検査技師 1
認定血液検査技師 1
2級臨床病理技術士 1
2級免疫血清学 1
2級呼吸生理 1
消化器内視鏡技師 2
POCコーディネ-タ- 1
医療情報技師 3
健康食品管理士 4

取得管理加算

(2018年 3月更新)

リハビリテーション技術科

理念

「顧客満足から顧客感動へ」をモットーに、良質なリハビリテーション医療が提供できるように質を高め、患者サービスの充実を図る。

診療内容

当院には理学療法士・作業療法士・言語聴覚士が在籍しており、各診療科の依頼に基づき各種療法を行います。

理学療法

病気や怪我により運動や動作が不自由になった方に対し、運動や温熱・電気等の物理的手段を用いて基本的な動作能力(寝返る・座る・立つ・歩くなど)の回復や維持を目指して訓練を行います。


【ベッド上での機能訓練】


【歩行訓練】

作業療法

病気や怪我により身辺動作(食事、排泄、整容、更衣、入浴)や家事などの動作が難しくなった方に対し、直接的な動作の練習や作業活動を用いて機能回復を図ったり、身体の残存機能を最大限活用し、身辺動作や家事動作、仕事への復帰をめざした訓練を行います。また、退院後の自宅生活が送りやすいように福祉用具の提案や相談も行います。


【作業を用いた手の機能訓練】


【入浴動作訓練】

言語聴覚療法

コミュニケーションの障害(失語症、構音障害、音声障害、高次脳機能障害など)や飲み込みの障害(摂食・嚥下障害)のある方に対し、評価を実施し、訓練や指導、その他の援助を行います。


【言語訓練】


【嚥下訓練】

対象疾患

各種療法の依頼科の割合(平成27年度)

【理学療法】

理学療法

【作業療法】

作業療法

【言語聴覚療法】

言語聴覚療法

チーム医療

リハビリテーション技術科では各診療科と看護、及び診療支援部門で緊密に連携をとりあい、患者さん一人一人に最適なアプローチを行う、チーム医療に積極的に関わっています。

スタッフ(平成28年4月1日 現在)

認定取得

より質の高いリハビリテーションを提供するために、認定資格の取得に精力的に取り組んでいます。

認定資格 取得者数
3学会合同呼吸療法認定士 10名
心臓リハビリテーション指導士 2名
呼吸ケア指導士 1名
糖尿病運動指導士 1名
介護支援専門員 1名
認知症ケア専門士 2名
身体障がい者スポーツ指導員(中級) 1名

活動実績(平成27年度)

学会発表

発表者 演題名 学会名 開催日
松本 泰志 中等度以上の急性心筋梗塞(AMI)患者の回復期心臓リハビリテーションによる運動耐容能改善の有無についての検討 第21回 日本心臓リハビリテーション学術集会 平成27年7月18・19日
得能 幹生 褥瘡に対する予防的介入法について
~褥瘡チームによるシステム構築の第一歩~
第17回 日本褥瘡学会学術集会 平成27年8月28・29日
藤原 光樹 肺胞蛋白症(PAP)による拡散障害で生じた生活動作障害に対し作業療法を実施した1症例 第25回 日本呼吸ケア・リハビリテーション学会学術集会 平成27年10月15・16日
藤原 望 運動耐容能の改善目的に自主トレーニング導入が有効だった症例 第25回 日本呼吸ケア・リハビリテーション学会学術集会 平成27年10月15・16日
藤原 麻美子 発語の誤りに気づきにくい失語症者は、自身の言語能力をどのように把握いているのか 第39回 日本高次脳機能障害学会学術集会 平成27年12月10日・11日
松川 訓久 多職種協働介入でQOLの改善に寄与できた多発性骨髄腫の一症例 第5回 日本がんリハビリテーション研究会 平成28年1月9日

講演活動

発表者 名 称 講演名 開催日
谷合 雄基 第1回 市民健康講座 糖尿病ってどういう病気? 平成27年7月30日
藤原 光樹 第14回 市民健康講座 乳がんのリハビリテーション 平成27年11月12日
東野 玄 第15回 市民健康講座 心不全の生活上の注意点 平成27年12月17日
本庄 剛 第15回 市民健康講座 心不全 平成27年12月17日
谷合 雄基 第18回 市民健康講座 糖尿病と認知症 平成28年2月4日
小森 清伸 第22回 市民健康講座 行き活き糖尿病 平成28年3月17日

実習受け入れ(平成27年度)

理学・作業・言語聴覚療法は、大阪府下の養成校(大学・専門学校)の実習生を積極的に受け入れています。

関連リンク

臨床工学科

当院の臨床工学科は、臨床工学技士13名で構成されています。臨床工学科の業務は、生命維持装置をはじめとする医療機器の操作および保守点検管理を行っています。業務の内容について説明します。

人工透析室業務

人工透析室の血液透析装置及び各種医療機器の操作並びに日常・保守点検を行っており、血液透析に使用する透析液の清浄化の管理を行っています。また、人体へ有害な影響をあたえる血液中の物質を取り除くための、血漿交換療法、血漿吸着療法、二重膜濾過血漿交換療法、血液吸着療法などを行っています。
その他、末梢血幹細胞採取も臨床工学技士が行っています。

集中治療室業務

集中治療で必要とする生命維持管理装置(補助循環装置・人工呼吸器・各種モニタなど)の操作及び保守管理を行っています。集中治療室内での血液浄化療法も臨床工学技士が行っています。臨床工学技士が、24時間体制で医療機器のサポートを行っています。

心臓カテーテル業務

カテーテルという細い管を用いて、心臓機能測定を行う装置の操作や心臓の血管の検査及び治療に必要とする装置の操作を行っています。また、検査や治療における各種モニタを管理しています。その他、補助循環装置・人工呼吸器の操作と管理を行っています。

心臓ペースメーカ業務

心臓に電気刺激を行うためのペースメーカ装置の設定操作及び動作点検を行っています。

人工呼吸器業務

一般病棟で使用する人工呼吸器の準備および点検管理を行っています。

医療機器安全管理業務

人工呼吸器、除細動装置、注射薬剤を注入する輸液ポンプ・シリンジポンプなど様々な医療機器の点検管理を行っています。

以上が当科の業務内容です。

現在の医療は、多くの高度な医療機器を必要とします。これらの医療機器の精度や安全性をたかめるため、日々点検管理を行っているのが臨床工学技士です。病室を訪問し、医療機器が正常に動作しているかを点検させていただくことがあります。その際には、医療機器などで疑問などありましたらお気軽に声をかけていただければと思います。

歯科技術科

歯科技術科では、他科との連携のため、歯科衛生士は脳梗塞後や嚥下機能が低下している入院患者さんの口腔ケアを病棟に出向いて看護師の方々の協力のもと援助を行っています。
口腔ケアについては嚥下性肺炎の発症と口腔衛生状態との関連が広くいわれるようになりました。他にも口腔ケアが肺炎の予防や術後感染予防、ADL・QOLの向上に重要であると認識されてきています。

また、歯科技工においても他科からの依頼により、さまざまな技工物を早急に作製しています。
たとえば血液内科からの止血シーネ、耳鼻咽喉科・頭頸部外科からのラリンゴマイクロサージェリー時の残存歯牙損傷防止用プロテクターなどがあります。

スタッフ

歯科技工室

歯科技工室では、口腔外科の基本方針(安全・丁寧・迅速・信頼)に基づき、特殊性の強い(外注出来ない)技工物を、常駐の歯科技工士によって早急に作製しています。例えば、抜歯後の予期せぬ止血不良時や上顎洞への穿孔時(穴が開く)には、保護床(カバー)を当日に作製し患者さんが安心して帰宅されるように対応しています。また、他科からの依頼による様々な技工物も作製し、当院を利用される全ての患者さんに満足していただけるよう歯科技工のサービスを提供しています。

歯科衛生士

歯科衛生士の業務

他に院内活動としてのチーム医療(NST、糖尿病療養支援チーム)に参画し専門知識と技術を歯科疾患予防のみにとどまらず病院スタッフの一員として活動しています。

口腔衛生の向上は単に歯科疾患の予防にとどまらず、全身疾患(動脈硬化、狭心症、心筋梗塞、糖尿病、肥満、脳血管障害、肺炎、骨粗鬆症、早産、胎児の低体重など)とかかわりがあることがわかってきています。お口の衛生状態をよくすることは難しい病気のリスクを減らすことにつながるともいえます。おいしく食べて健康で長生きをするためには、お口の健康はかかせません。

眼科技術科

視能訓練士とは

昭和46年に視能訓練士法の制定より誕生した国家資格を有した技師です。
医師の指示のもと、眼の病気全般に対しての必要な検査を、様々な医療機器を用いて行うことが視能訓練士の役目です。

特色(業務内容)

他科とは比べ、眼科内での検査が多くあります。

1.眼科一般検査

2.眼科術前検査(主に白内障手術前検査)

3.検診業務

栄養管理科

栄養管理科では、入院患者さんへの治療食の提供と栄養管理、外来・入院患者さんへの栄養食事指導等を行っています。

栄養管理科の理念

医療を担う部門としての高い意識を持ち、研鑽を積み、管理栄養士としての専門性を発揮します

栄養管理科の基本方針

治療食の提供

患者さんの病状に適した食事を医師の指示のもと、安心しておいしく食べていただけるよう提供することを心がけています。

常食の一例/祝い膳の一例

入院患者さんの栄養管理

入院患者さん一人ひとりの栄養状態の評価(スクリーニング)を行い、栄養状態が悪い患者さんには、栄養管理計画書を作成し、栄養状態の改善に取り組んでいます。

食事を食べていただいている入院患者さんのもとへ伺い、治療食の説明、食事摂取量の確認、食事が進まない方への対応など、食事療養への理解向上に向けた取り組みを進めています。

栄養食事指導

「食べて治す」をモットーに病気の治療や予防に役立つよう、栄養食事指導を実施しています。

  • 入院・外来を問わず、医師の指示・予約にもとづき行っています。
  • 個人指導は、糖尿病・腎臓病・肥満・高血圧・消化管の手術後・がん・低栄養・摂食機能低下などの栄養食事指導を行っています。
  • 集団指導は、入院患者さんを対象に循環器教室を毎週水・金曜日、糖尿病教室を毎週木曜日に行っています。

チーム医療

「栄養サポートチーム(NST)」「糖尿病療養支援チーム」「呼吸ケア・リハビリテーションチーム」「褥瘡ケアチーム」「心臓リハビリテーションチーム」「創傷・排泄ケアチーム」「周術期管理チーム」「緩和ケアチーム」に管理栄養士が参画し、栄養状態の改善・維持に努めています。

1.栄養サポートチーム(NST)

2.糖尿病療養支援チーム

  • 糖尿病教育入院された患者さんを対象に、糖尿病教室を毎週実施し、管理栄養士は栄養指導(集団・個人)を担当しています。集団栄養指導では一般的な食事療法をお話しし、個人栄養指導で一人ひとりのライフスタイル、嗜好に沿った食事療法を一緒に見つけていきます。退院後も御希望があれば、外来にてフォローを行っています。
  • 年に数回、糖尿病に関する市民講座や糖尿病フェアを行っており、管理栄養士は食事についてお話しています。

    セレクト食の一例

  • 糖尿病性腎症の患者さんを対象に、糖尿病専門医、慢性疾患看護専門看護師、管理栄養士で、透析導入予防のための支援を行っています。管理栄養士は、患者さん一人ひとりに応じた食事療法を一緒に考えています。

3.呼吸ケア・リハビリテーションチーム

4.褥瘡ケアチーム

5.心臓リハビリテーションチーム

  • 医師によって食事療法が必要と判断された循環器病の患者さんを対象に、栄養指導(集団・個人)を毎週実施しています。
  • 年に数回、循環器病に関する市民講座を行っており、管理栄養士は食事についてお話しています。

6.その他

創傷・排泄ケアチーム周術期管理チーム緩和ケアチームにも管理栄養士が参画し栄養面でのサポートを行っています。

専門・認定資格

専門・認定資格 認定組織 取得者数
栄養サポートチーム専門療法士 日本静脈経腸栄養学会 4
病態栄養認定管理栄養士 日本病態栄養学会 3
がん病態栄養専門管理栄養士 日本病態栄養学会 1
糖尿病療養指導士 日本糖尿病療養指導士認定機構 2
人間ドック健診情報管理指導士 日本人間ドック学会 1

平成30年4月時点

活動実績

●栄養指導件数

①個人栄養指導

個人栄養指導

  平成27年度 平成28年度 平成29年度
合計件数 2,353 3,428 3,321

②集団栄養指導

集団栄養指導

  平成27年度 平成28年度 平成29年度
合計件数 249 278 316

研究発表

肺移植待機の肺線維症患者の呼吸状態の悪化と栄養指標の変化について 第33回日本静脈経腸栄養学会(馬場千歳、他)
定期的な糖尿病透析予防指導の効果を維持する要因と介入開始時期の影響 第21回日本病態栄養学会(渡邊薫子、他)
定期的糖尿病透析予防指導の短期(3ヶ月後)および中期(1年後)効果と課題 第54回日本糖尿病学会近畿地方会(渡邊薫子、他)
胃癌術後の体重減少・体組成変化と周術期因子との関連についての検討 第21回関西がんチーム医療研究会(前田文、他)
*優秀演題表彰
腎不全保存期における高齢患者に対する栄養指導~患者QOLに焦点をあてた指導とは~ 第5回日本腎栄養代謝研究会 学術集会(渡邊薫子、他)
肋骨骨折で入院し異なる経過をたどった高度肥満の2症例 第32回日本静脈経腸栄養学会(前田文、他)
胃癌術後の体重減少と体組成変化~周術期因子との関連~ 第32回日本静脈経腸栄養学会(林美幸、他)
救命救急センターからNST介入し一般病棟に転棟した患者の栄養投与の実態 第32回日本静脈経腸栄養学会(田中雅子、他)
成人1型糖尿病2症例における基礎または応用カーボカウント選択後の経過・負担感の比較 第20回日本病態栄養学会(林佑紀、他)
食物アレルギー情報を正しく食事オーダーに反映させ、適切な食事を提供するための取り組み 第55回全国自治体病院学会(前田文、他)
急性期病院における院外調理導入の利点と課題の検討 第63回日本栄養改善学会(前田文、他)
高齢患者の透析導入時に行った栄養指導からの学び~軽度認知症患者への関わりを通じて~ 第4回日本腎不全栄養研究会学術集会(森永香奈子、他)
長期人工呼吸管理を要した高齢の呼吸不全患者へのNST介入有効例 第31回日本静脈経腸栄養学会(馬場千歳、他)
糖尿病透析予防指導の尿中アルブミン排泄に対する効果とその要因 第58回日本糖尿病学会年次学術集会(渡邊薫子、他)
患者に適したONSの利用と有効性の検討 第30回日本静脈経腸栄養学会(前田文、他)
SSI症例における創面積と栄養指標の関係 第30回日本静脈経腸栄養学会(林美幸、他)
重症呼吸器疾患患者への呼吸ケア・リハビリテーションチームとNSTの介入による栄養管理の効果 第18回日本病態栄養学会(馬場千歳、他)
*会長賞受賞
化学療法食(ライト食)の導入と効果 第18回日本病態栄養学会(馬場千歳、他)
嚥下調整食の栄養量アップと形態安定に向けた取り組み 第53回全国自治体病院学会(渡邊薫子、他)
糖尿病透析予防指導の介入と尿中アルブミンの排泄変化;関連指標との相関 第51回日本糖尿病学会近畿地方会(渡邊薫子、他)
嚥下調整食(ゼリー食・ムース食)の栄養量アップに向けての取り組み 第61回日本栄養改善学会(林佑紀、他)
重症熱傷・植皮術後患者に対し早期のNST介入が有効であった一例 第29回日本静脈経腸栄養学会(前田文、他)
胃がんの外来化学療法患者における栄養指導の取り組み 第12回関西がんチーム医療研究会(林美幸、他)
*優秀発表賞受賞

治験推進室

治験依頼者の方へのお知らせ

治験推進室の紹介

治験推進室では、安全で質の高い治験が可能となるように、治験に参加いただく患者さんの安全性を第一に考え、病院内の医療スタッフ、製薬会社との調整を図り、治験全体をサポートしています。
治験推進室の業務は、治験事務局業務、治験審査委員会事務局業務、治験コーディネーター(CRC)業務があり、GCP※を遵守して倫理性・科学性を確保した質の高い治験実施を目標に業務を行っています。

※GCP:医薬品の臨床試験の実施に関する基準(Good Clinical Practice)

GCPでは、治験審査委員会の設置(当院では治験審査委員会)、治験に参加する方の人権保護、治験薬の管理、記録の保存など製薬会社や医師、病院など治験に関わる者全てに対して遵守すべき規準が厳しく定められています。

当院の治験実績について

当院の治験実施体制

治験促進センターの実施医療機関情報もあわせてご確認ください(外部のページに接続します)

治験・製造販売後臨床試験

1.堺市立総合医療センターにおける治験取扱手順

堺市立総合医療センター治験に係る標準業務手順書を参照してください。

2.IRB申請手続きについて

(1)申請

次回治験審査委員会開催日の2週間前までに、必要な書類を治験事務局に提出してください。
【 治験に関する様式 及び 治験概要[Excel]参照 】

(2)治験審査委員会(IRB)

原則4月、1月を除く10回(第1火曜日)
当日は責任医師または分担医師が出席し、治験の概要を説明いたします。

(3)契約

契約書の内容を変更したい場合は、契約書に追記したい内容を盛り込んで変更履歴がわかる形式にし、事前に当院に提出確認をしてください。
IRB終了後、院内決裁に入ります。

3.治験に要する経費の支払いについて

当院管理課(TEL.072-272-9958)へお問い合わせください。

4.直接閲覧について

直接閲覧されるすべての方に、電子カルテ閲覧に伴うID申請を行っていただきます。
直接閲覧初回までに病院情報システム利用者 申請・誓約書[Excel]を提出ください。
実施する際はCRCと相談のうえ、まず日程調整を行ってください。
また、実施日決定後、速やかに直接閲覧実施連絡票[Word]を提出ください。
詳細は、SDVに関する手順書【PDF】をご確認ください。

5.治験終了時の手続きについて

治験終了時には終了関係の書類を提出ください。
未請求の研究費等がある場合は、精算させていただきます。

6.治験に関する様式

治験審査委員会(旧:臨床研究審査委員会)について

皆様にご参加いただいております当院の治験の実施に際しては、当病院内に設置されています治験審査委員会において、この治験が倫理的及び科学的に妥当であることや、当病院において行うのに適当であるかどうかについて調査審議され、承認を得ています。また、この治験を継続して行うことの適否についても必要に応じて調査審議されます。

委員には、医学・薬学の専門家以外の人や、医療機関との利害関係を持たない外部の方も加わっています。
平成25年4月以降開催された委員会の議事録要旨及び治験審査委員会業務手順書、委員名簿等の情報を公開しております。

治験審査委員会議事録(概要)

平成30年度

平成29年度

平成28年度

※過去の議事録概要をご覧になりたい場合は、治験推進室へお問い合わせください。