診療科 - 血液内科 -
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病気を治すこと、それが無理なら、元気で長生きしていただくよう努力しています。
アミニィティーを重視して、明るく楽しく元気に暮らしていただくよう努めています。
化学療法に優れた血液内科であると考えています。
造血器腫瘍(血液がん) | 骨髄やリンパ節などの「がん」のこと。具体的には白血病、悪性リンパ腫、多発性骨髄腫、骨髄増殖性疾患など |
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良性血液疾患 | 再生不良性貧血、特発性血小板減少性紫斑病、溶血性貧血、血球減少症、出血素因など |
高齢者や、問題となる合併症のある方や、重症化し緊急入院され診断がつくなど、市中一般病院に共通する特色があります。センター病院・大学病院で扱う病態より、厳しいことが多いです。
なお、良性血液疾患も幅広く扱っています。
血液検査・骨髄検査・生検・画像診断・遺伝子診断などで診断します。
平成28年度 | |
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疾患名 | 症例数 |
急性白血病 | 83例(新入院患者24例) |
急性骨髄性白血病 | 49例(新入院患者14例) |
急性リンパ性白血病 | 34例(新入院患者10例) |
骨髄異形成症候群 | 50例(新入院患者17例) |
慢性骨髄性白血病 | 2例(入院のみ) |
骨髄増殖性腫瘍 | 12例(入院のみ) |
悪性リンパ腫 | 307例(新入院患者74例) |
非ホジキンリンパ腫 | 276例(新入院患者68例) |
ホジキンリンパ腫 | 31例(新入院患者6例) |
多発性骨髄腫 | 52例(新入院患者11例) |
再生不良性貧血 | 3例 |
溶血性貧血 | 3例(入院のみ) |
特発性血小板減少性紫斑病 | 10例(入院のみ) |
その他 | 4例 |
自己末梢血幹細胞移植 | 3例 |
血友病A/B | 1例(入院のみ) |
急性骨髄性白血病の治療成績は、昭和59年からH5年までの9年間では、5年以上生存した方は20/39、51%でした。半数の方が治っていることになります。
また、H6年からH11年の急性白血病の5年生存率は45%と非常に良い結果です。ことに、急性骨髄性白血病のM2というタイプでは84%、M3で69%と、非常に優れた結果で、移植の成績より良いでしょう。
平成10年1月から平成16年4月までの急性骨髄性白血病で、移植や評価不能例を除いた65歳以下34例の5年生存率は、60%と優れた成績です。
※特殊なタイプの白血病(骨髄異形成を伴う白血病)の治療成績骨髄異形成症候群から移行した白血病(MDS移行AML)と異形成をしめす急性白血病(TMDS)の2タイプについて。
他施設の報告ではTMDSでは生存率10%ぐらいです。当院オリジナルのMEtA療法により、当院の生存率は約50%と優れた成績を示しています。MDS移行AMLでも長期生存例が示されています。
※予後が悪いと言われていて1年ぐらいの生存期間である、末梢性T細胞性リンパ腫の生存率も非常に優れていて、50%生存日数は、1316日です。
外来A 新患受付時間 8:15~11:00
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | ||
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初診/再診 | 午前 | 交代制 | 柴野 賢 | 柴野 賢 | 中田 潤 | 向井 悟 |
再診 | 午前 | - | 柴野 賢 | 柴野 賢 | 中田 潤 | 向井 悟 |
午後 | 木谷 照夫 | - | - | - | - |
開催日 | 学会等 | 演 題 | 演 者 | 10月20日~10月22日 | 第79回日本血液学会学術集会 | まれなリヒター症候群の3症例 | 松浦 愛 |
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開催日 | 学会等 | 演 題 | 演 者 |
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10月13日~10月15日 | 第78回日本血液学会学術集会 | The effect of continuous maintenance chemotherapy for ATL | Tsukaguchi M |
9月24日 | 第213回日本内科学会近畿地方会 | Elizabethkingia meningosepticaによる敗血症の2例 | 中野 仁夫 |
9月17日 | 第14回 Osaka Clinical Hematology Conference | 維持化学療法の継続により、良好なQOLで長期生存が得られたATLの症例 | 塚口 眞知子 |
開催日 | 学会等 | 演 題 | 演 者 |
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11月28日 | 第210回日本内科学会近畿地方会 | シクロフォスファミド静注療法が奏功した後天性血友病Aの1症例 | 横村 明高 |
10月16日~10月18日 | 第77回日本血液学会学術集会 | A case of PTCL with recurrent methotrexate-induced transient subacute encephalopathy | Nakai R |
6月27日 | 第208回日本内科学会近畿地方会 | 15年間持続する下痢と腹痛を主訴とした肥満細胞症の1例 | 田中 康太 |
6月20日 | 第103回近畿血液学地方会 | Methotrexate(MTX)による一過性亜急性脳症を反復した悪性リンパ腫の1例 | 中井 りつこ |
学会・研究会 | 演 題 | 演 者 | |
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11月30日 | 第100回近畿血液学地方会 | 寝たきり状態で診断された脊髄神経根原発マントル細胞リンパ腫のBendamustine著効例 | 味生 洋志 |
11月1日 | TREAKISYM Meet The Expert 南大阪 | B-R療法で神経障害が改善した1例 | 味生 洋志 |
6月29日 | Iron Overload Case Study Forum 2013 | 輸血後鉄過剰症の早期診断を目的とした臨床検査と医師・看護師との連携 | 福原 輝希 |
6月22日 | 第99回近畿血液学地方会 | カンジダ性感染性心内膜炎を合併した急性骨髄性白血病の一例 | 松田 尚子 |
4月1日 | 14th International Myeloma Workshop | Lafutidine for bortezomib-induced peripheral neuropathy | Machiko Tsukaguchi |
学会・研究会 | 演 題 | 演 者 | |
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3月16日 | 南大阪感染症フォーラム | AML経過中に発症し、診断に難渋したムーコル症の一例 | 田中 孝正、松浦 愛、柴野 賢、向井 悟、塚口 眞知子 |
12月1日 | 第98回近畿血液学地方会 | 非乾酪性肉芽腫症で発症した末梢性T細胞性リンパ腫(PTCL)の1例 | 松浦 愛、柴野 賢、向井 悟、塚口 眞知子 |
10月20日 | 第74回日本血液学会学術集会 | 「ビンクリスチンによる末梢神経障害」に対するラフチジンの効果の検討 | 塚口 真知子、柴野 賢、松浦 愛、向井 悟 |
10月20日 | 第74回日本血液学会学術集会 | Clinical trial of lafutidine for bortezomib-induced peripheral neuropathy | Machiko Tsukaguchi・Masaru Shibano・Ai Matsuura・Satoru Mukai |
9月14日 | Bendamustine Meet The Expert | BendamustineのRe-treatmentが奏効したマントル細胞リンパ腫症例 | 塚口 眞知子 |
6月23日 | 第97回近畿血液学地方会 | ビンクリスチンによる末梢神経障害にラフチジンが有効であった濾胞性リンパ腫の一例 | 朴澤 憲和、柴野 賢、塚口 眞知子 |
学会・研究会 | 演 題 | 演 者 | |
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3月16日 | 南大阪感染症フォーラム | AML経過中に発症し、診断に難渋したムーコル症の一例 | 田中孝正、松浦 愛、柴野 賢、向井 悟、塚口 眞知子 |
2月17日 | 第2回 血液を考える | Vincristineによる末梢神経障害にlafutidine(プロテカジン)が有効であった濾胞性リンパ腫の一例 VCR投与による末梢神経障害に対するプロテカジンの効果の検討より |
朴澤 憲和、柴野 賢、塚口 眞知子 |
血液内科は以下、外来診療日割表の通り外来を行っておりますが、全て地域医療連携室を通じた予約制です。予約なしの受診受付はしておりません。