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命を救い、
未来へつなぐ

堺市立総合医療センター救命救急センターは、生命の危機に瀕した患者さんを受け入れる三次救急医療機関です。
しかし、私たちの役割は命を救うことだけではありません。
当センターは救急搬送直後の初療から手術、集中治療、病棟管理、そして社会復帰や退院支援まで、一人ひとりの患者さんに継続して関わる診療体制を構築しています。
重症外傷、多発外傷、脳神経疾患、消化器疾患、急性中毒、敗血症など、多様な重症疾患に対して、各診療科と連携しながら救命救急科医師が24時間体制で診療を行っています。
救急医療・外傷診療・集中治療を一体的に提供し、患者さんが再び日常生活へ戻るその日まで寄り添うこと。
それが私たちの使命です。

診療体制と特徴

救命から回復まで
シームレスな医療

救急初療室での初期対応(蘇生処置)から、急性期救命医療(根治的処置・手術)、
その後の集中治療、さらには転院・外来フォローまで、一貫した医療を提供しています。

実績

救急搬送受入件数

9,952 (829.3/月)

(2024年度)

重症外傷受入数

425

(2024年度)

救命センター病床

32

救急ICU8床(うち個室3室)

HCU24床(うち個室7床)

主な重篤疾患受入数

1,306

  • 重症外傷37.1%
  • 病院外心停止16.8%
  • 敗血症10.0%
  • 重症脳血管障害9.6%
  • 重症急性冠症候群8.2%
  • 重症大動脈疾患2.5%
  • 重症大動脈疾患2.5%
  • 重症急性中毒2.5%
  • 重症消化管出血2.5%
  • 重症熱傷2.5%
  • その他10.2%
重篤疾患別受入件数
疾患名 2024年度 2023年度 2022年度 2021年度 2020年度
病院外心停止 220 230 189 202 191
重症急性冠症候群 107 50 32 128 79
重症大動脈疾患 32 26 16 40 24
重症脳血管障害 126 124 121 69 66
重症外傷 485 409 562 328 326
指肢切断 0 0 0 0 0
重症熱傷 4 9 7 5 2
重症急性中毒 29 62 82 58 33
重症消化管出血 10 26 68 89 95
敗血症 130 112 88 58 83
重症体温異常 30 38 54 29 33
その他 133 146 136 88 92
合計 1,306 1,232 1,355 1,094 1,024
救急搬送受入件数(応需率)・
ドクターカー出動件数
2024年度 2023年度 2022年度 2021年度 2020年度 2019年度 2018年度
救急搬送受入件数 9,952
(829.3/月)
10,090
(840.8/月)
8,963
(746.9/月)
6,846
(570.5/月)
7,440
(620.0/月)
9,444
(787.0/月)
9,439
(786.6/月)
救急搬送応需率 72.5% 72.1% 68.7% 77.2% 77.9% 78.6% 78.0%
うち三次救急搬送
受入件数
(1か月あたり)
774
(64.5/月)
802
(66.8/月)
790
(65.8/月)
766
(63.8/月)
652
(54.3/月)
532
(44.3/月)
527
(43.6/月)
ドクターカー出動
件数
202 228 209 187 183 236 223
  • 堺市消防局では、急性冠症候群によるショックや脳卒中による意識障害は非三次救急(=二次救急)扱いで搬送されることが多い。

過去10年のデータ

診療チーム

救命救急科内や院内を横断する協働体制

  • ACSチーム

    急性期の外科治療・外傷診療・集中治療=acute care surgery(ACS)を専門とする外科医集団です。外科の臨床経験10年以上のインストラクター、外科専門医以上のレベルでACSを専門とするフェローで構成されています。

    ACSについてさらに知りたい方へ

    当チームでは、開胸・開腹手術と内視鏡手術の双方に対応しています。病態によって、メスで開胸・開腹、または内視鏡を用いた低侵襲手術を行います。年間約350件の手術をチームとして行うほか、外科各科へのローテーションや、毎朝の外科との合同カンファレンスを行うなどして、病態に応じた手術療法を提供しています。

  • IVRチーム

    外傷や内因性の出血に対する止血術をメインとした血管系IVR、膿瘍ドレナージやPTGBD(経皮経肝胆嚢ドレナージ)などを中心とした非血管系IVRなど、多岐にわたるIVR症例に対応しています。

    救命救急科内のACSチームや整形外科チームとのコラボレーションのみならず、放射線診断科を主体とするIVRセンターとも密に連携しています。救命救急科のスタッフは定期的に放射線診断科の待機的IVRに参加し、知識や手技の向上に努めています。

  • 整形外科チーム

    2026年1月に、救命救急センター内に「運動器外傷再建センター」を設立し、救命救急科・整形外科・形成外科・麻酔科・リハビリテーション科が一体となった包括的な運動器外傷治療に取り組んでいます。

    初期診療からダメージコントロール、最終手術(definitive surgery)・軟部組織再建・皮弁形成、リハビリテーションまでをすべて院内の1つのチームで連続して提供できる外傷医療体制を備えています。長期的な治療が必要な偽関節、変形癒合や感染、骨髄炎等の外傷後の合併症にも対応しています。

IVRチーム臨床実績
IVR件数
in 救命救急科
総数 vascular non vascular
2016年度 93例 60例 33例
2017年度 102例 72例 30例
2018年度 98例 64例 34例
2019年度 112例 62例 50例
2020年度 105例 59例 46例
2021年度 88例 49例 39例
2022年度 95例 53例 42例
2023年度 106例 59例 47例
2024年度 98例 61例 37例
ACSチーム手術実績
年度 総数 内因 外傷
2020年度 321例 239例 82例
2021年度 244例 166例 78例
2022年度 262例 142例 120例
2023年度 149例 108例 41例
2024年度 263例 184例 79例
2025年度 261例 168例 93例

院内設備

ワンフロア動線で
効率的な診療

当院の三次初療室・救急CT・救急ハイブリッドORは、
世界的に注目されるRAPTOR(Resuscitation with Angiography, Percutaneous Treatments, and Operative
Resuscitation)Suiteと同じシステムを採用。診断・手術・IVRまでをワンフロア内で完結させ、
1秒を争う重症外傷や疾患で、時間を短縮し、迅速な診療につなげています

  • 150㎡超の三次初療室

    当院の救命救急センターの心臓部は、150㎡を超える三次専用初療室です。 平常時は2床、災害時には4床運用が可能で、救急専用CT室と救急専用ハイブリッド手術室がドア1枚で直結しています。 重症患者が来院してから、診断・手術・IVRまでをワンフロア内で完結できるつくりです。

  • 「1、2、3、よいしょっ!」がいらない乗せ変えなしシステム

    三次初療室の診察台(天板)は、CT撮影台・ハイブリッドORの手術台と共通です。患者さんを一度乗せたら、天板ごと“ガチャッ”とスライドするだけでCTや手術室へ移動することが可能です。患者を持ち上げないので、安全であり、スタッフの腰にもやさしいというメリットがあります。

  • 救急専用CT & ハイブリッドOR

    三次初療室の隣には、128列自走式の救急専用CTがあります。高機能人工呼吸器も常備し、重症患者の呼吸管理を継続しながら撮影できます。
    さらにその先には、一般的な手術室と同様、清潔性に配慮した「前室」ありの「クラス1000」の救急専用ハイブリッド手術室もあります。 血管造影装置を備えた本格的なORで、開腹・開胸手術や腹腔内出血や骨盤骨折に対するIVRを、清潔な手術環境で同時並行的に実施できます。

  • 止血までの時間を短縮

    重症外傷では早期止血が重要とされています。当院では、初療 → CT → OR/IVRまで移動が最小限で済むため、治療ストラテジーの決定や治療開始までの時間を大幅短縮できます。

ドクターカー

適切な病院前医療

当院のドクターカーは平日日勤帯を中心に年間200件以上出動しており、
夜間にもピックアップ方式による現場派遣を導入しています。
また、併設の堺市救急ワークステーションを活用し、救急救命士の教育や消防機関との連携にも力を入れています。

命の現場へ向かうドクターカー

私たちの救急医療は、救急外来から始まるのではありません。
ドクターカーで現場へ出動し、病院前から救命医療を開始します。
「患者さんを待つ」のではなく、「患者さんのもとへ向かう」。
かけがえのない命を救うため、一分一秒を争う現場で医師・看護師が活動しています。
現場で始まった診療は、救急初療、手術、集中治療、病棟診療へとつながり、退院や社会復帰まで続いていきます。
病院前から退院まで。
それが私たちのめざすシームレスな救急医療です。

研究

臨床を支える
研究活動

PhD取得者が多く研究のフォローアップはもちろん、
希望者は定期的なリサーチカンファレンスを通して研究をブラッシュアップできます。
原著論文、総説、著書、学会発表などの研究活動を行っています。
また研究のための休職制度もあり、基礎系を含めた社会人大学院の紹介が可能です。

原著(症例報告含む)、総説、著書

題名 筆頭著者 著書・誌名
大腸穿孔に対するdamege control surgery 天野浩司 雑誌「外科」 2026
鈍的腹部外傷の治療指針 天野浩司
横田順一朗
救急・集中治療最新ガイドライン2026-'27 2026
Temporary chest closure and open chest management for severe chest trauma: a retrospective study of 10 cases at a single hospital Hiroyuki Kayata General Thoracic and Cardiovascular Surgery 2026
Early seizures and heterogeneity of physiologic recovery in heat-related illness: a nationwide registry study Koichi Inukai Critical Care 2026
Feasibility and efficacy of video-assisted thoracoscopic surgery for the surgical stabilization of rib fractures: a single-center retrospective cohort study Hiroyuki Kayata European joural of Trauma and Emergency Surgery 2025
消化器・一般外科医が担うemergency general surgery 臼井章浩 手術 2025
特集:急性中毒の初期診療と管理「毒キノコ」 田根志帆 雑誌「内科」 2025

学会での研究発表

研究発表
演題 発表者 学会・研究会名 開催日
シンポジウム
重症外傷診療に関わる救急医は全身麻酔管理まで介入できることが理想的である
天野浩司 第53回日本救急医学会総会・学術集会 2025.10.28-30
パネルディスカッション
内因性疾患に対するOAM期間の新規閾値指標の有用性
犬飼公一 第53回日本救急医学会総会・学術集会 2025.10.28-30
公立病院における救急搬送受入へのインセンティブ導入の試み 中田康城 第53回日本救急医学会総会・学術集会 2025.10.28-30
VA-ECMO離脱後に致死的不整脈が再燃した三環系抗うつ薬中毒の一例 工藤圭一 第53回日本救急医学会総会・学術集会 2025.10.28-30
食道穿孔術後縫合不全から,吐血,出血性ショックとなり心肺停止した一例 岩田裕司 第53回日本救急医学会総会・学術集会 2025.10.28-30
壊死性軟部組織感染症に対して治療介入するも救命し得なかった一例 北岸由奈 第53回日本救急医学会総会・学術集会 2025.10.28-30
低体温症に対して復温後にNOMIで死亡した一例 原田安美 第53回日本救急医学会総会・学術集会 2025.10.28-30
顔面打撲後に生じた後房型有水晶体眼内レンズ脱臼の一例 横山知仁 第53回日本救急医学会総会・学術集会 2025.10.28-30
自律型キャリア形成のススメ~Acute Care Surgeryの立場から~(パネルディスカッション) 天野浩司 第52回集中治療医学会学術集会 2025.03.14-3.16
合併症軽減と若手育成の観点から見たdamage control surgeryの役割と効果(ワークショップ) 天野浩司 第125回日本外科学会定期学術集会 2025.04.11-4.12
一般消化器外科医に必要な外傷外科特有の考え方、技能(特別企画) 天野浩司 第80回日本消化器外科学会 2025.07.16
外傷性心損傷に対する当院の治療戦略(ポスター) 天野浩司 第39回日本外傷学会・学術集会 2025.05.15-05.16
救急外来にコマンダーを配置することによる搬送依頼の通話時間短縮効果(ハイライトセッション) 天野浩司 第28回日本臨床救急医学会総会・学術集会 2025.06.20-06.21
Acute Care Surgeryに必要な手術修練~当施設での手術症例の検討から~(一般演題) 天野浩司 第17回日本Acute Care Surgery学会 2025.09.19-09/20
重症外傷診療に関わる救急医は全身麻酔管理まで介入できることが理想的である(シンポジウム) 天野浩司 第53回日本救急医学会学術集会 2025.10.28-10.30
Acute Care Surgeonを目指す若手に向けて(救急科領域講習「外傷診療」、オンデマンド配信) 天野浩司 第53回日本救急医学会学術集会 2025.10.28-10.30
85歳以上の超高齢者外傷性肋骨骨折と外科的肋骨固定術の検討 茅田洋之 第125回日本外科学会定期学術集会 2025.4.10-4.12
胸部を含む重症外傷に対してOpen Chest Managementを施行した10例の経験 茅田洋之 第42回日本呼吸器外科学会学術集会 2025.5.15-5.16
Damage control strategies and treatment outcomes for severe chest trauma in our hospital Hiroyuki Kayata 第78回日本胸部外科学会定期学術集会 2025.10.23-10.25
腹部手術歴のある単純性小腸閉塞に対する水溶性造影剤(ガストログラフィン)を用いた治療戦略の有用性に関する検討 茅田洋之 第87回日本臨床外科学会学術集会 2025.11.20-11.22
外傷性肋骨骨折に対する外科的固定術の際に胸腔鏡を併用することで横隔膜損傷を発見、修復出来た1例 茅田洋之 第38回日本内視鏡外科学会総会 2025.12.11-12.13
当センターで手術を施行した外傷性膀胱損傷の検討 橋本優 第39回日本外傷学会総会学術集会 2025.5.15-16
腹腔鏡下手術を施行した医原性盲腸穿孔の1例 ~当科における医原性大腸穿孔の検討~ 橋本優 第38回日本内視鏡外科学会総会 2025.12.11-13
肝損傷に対する肝切除術症例への対応;外側区域切除を中心に 臼井章浩 第17回日本Acute Care Surgery学会学術集会 2025.9.20
一般演題【現状・バックアップ】 臼井章浩(座長) 第17回日本Acute Care Surgery学会学術集会 2025.9.19
心損傷と脾損傷を合併した鈍的外傷症例に対して心臓血管外科とACSとで協力して救命した1例 稲垣有陽 第17回日本Acute Care Surgery学会学術集会 2025.9.20
原因不明の多発小腸穿孔に対し、Open abdominal management(OAM)での2期的手術を選択し、その間に最適な最終術式を検討し得た一例 井原啓人 第17回日本Acute Care Surgery学会学術集会 2025.9.20
肝縫合術後のpitfall:穿通性肝損傷後に血管性合併症を来した一例 田邊翼 第17回日本Acute Care Surgery学会学術集会 2025.9.20
当院救命救急センターにおける外傷性横隔膜損傷16例の後方視的検討 松井拓弥 第17回日本Acute Care Surgery学会学術集会 2025.9.20
穿通性心損傷に対しPCPS下で開胸手術を行い救命が得られた一例 松井拓弥 第28回日本臨床救急医学会学術総会 2025.6.21

メッセージ

2015年に堺市立総合医療センターが三次救急医療機関の指定を受け、救命救急センターが開設されてから10年以上が過ぎました。これまでに約50名の医師が専従として勤務し、100名近い看護師が活躍してきました。退職後に、再び当院へ戻って勤務しているスタッフも増えています。病院救急救命士や専攻医を擁する大きな体制で運営しています。

救命救急科の診療実績としては、当院全体で年間約1万件の救急搬送のうち、約800件の三次救急に対応。外傷・外因を中心に全体の約3割の患者診療に関わり、年間1,500人以上の入院患者を担当しています。
体幹部外傷のみならず骨折や急性腹症の手術も多く、骨盤骨折については堺市外の救命救急センターからの紹介も受け入れています。IVR領域では、出血に対するTAEに加え、胆嚢・膿瘍ドレナージなど感染症治療にも積極的に取り組んでいます。
急性薬物中毒や飛び降りなどの自損患者に対しては、精神科リエゾンチームが早期に介入し、身体疾患治療と並行して精神疾患への対応や精神科病院への転院調整を円滑に行える体制を構築・維持しています。

今後、さらなる高齢化や人口減少など、診療状況の変化に対応していくことが求められる中で、当センターが発展を続けるためには、開設当初に導入したシステムの見直しが不可欠です。施設設備などのハード面の改修に加えて、職員一人ひとりが働きやすい環境を整えるといったソフト面の改善にも積極的に取り組んでいます。多職種からの意見も柔軟に取り入れながら、当院の強みを活かして、時代にマッチした救命救急センターをめざしてまいります。

救命救急センター長

森田 正則

充実した教育環境

当センターでは、堺の専攻医プログラムを含めた研修受け入れを積極的に行っており、
2026年5月現在までに約20名の専攻医の育成に携わってきました。
未来の救急医療を担う人材育成の拠点としての役割を広げています。

  • 日本救急医学会指導医施設に認定
  • 当院での勤務後に他救命センターや大学への紹介も可能
  • 連続勤務5年でダブルボード取得可能
  • 日本外傷専門医研修施設に認定
  • 日本集中治療医学会認定専門医研修施設

当センター 常勤スタッフの資格取得(2026年5月現在)

救急医学会指導医 4名
救急科専門医 11名
外科専門医 8名
整形外科専門医 3名
呼吸器外科専門医 1名
外科指導医 1名
集中治療専門医 3名
IVR専門医 1名
日本DMAT資格 7名
ACS認定外科医 4名
消化器外科専門医 2名
外傷専門医 1名

救命救急センター スタッフ紹介

働きやすい職場づくり

スタッフ一人ひとりの「働きやすさ」に配慮した環境を整えています。

時間外労働を軽減

全スタッフがA水準を遵守

年休消化率70%以上

専攻医1年目の年休取得数は
12日程度(消化率約80%)

  • リフレッシュ休暇を含む

資格取得サポート

  • 学会出張/年会費補助
  • 研修会の費用負担
  • 資格取得の補助

救命救急科副部長

天野浩司(あまのこうじ)

当院の救急診療は内因性疾患については内科が中心となって対応している体制のため、救命救急科は主に外傷や中毒、環境障害などの外因性疾患、外科的処置が必要な特殊感染症、急性腹症などについて、初療から手術、集中治療、その後の外来フォローまでを一貫して担当しています。そのため、特に外科系の救急・集中治療に興味がある先生に適した業務内容となっております。近年ニーズが高まっているAcute care surgeryの分野についても年間約1万件の救急搬送数を背景に急性腹症など多数の手術症例があるのが特徴です。他の外科系診療科も協力的で時には各専門科の医師の応援も得て診療や手術を行う機会も多く、高度かつ専門性の高い知識や手技を学ぶこともできます。学会発表や論文作成などの研究活動も盛んに行われています。当科のスタッフのほとんどが医局派遣に依らず、全国からの応募で集まった医師たちです。興味がある方はぜひ、ご連絡ください。お待ちしております。

救命救急科医員

井田和美(いだかずみ)

実際に当センターで働いて感じるのは、女性医師だから特別扱いをされるのではなく、一人ひとりの状況に応じて働き方を柔軟に考えてくれる職場だということです。勤務や当直について相談しやすい雰囲気があり、困ったときには上司や同僚が自然に声をかけてくれます。また、有給休暇も取得しやすく、連休を利用して家族との時間を過ごしたり、旅行やリフレッシュの時間を確保したりすることができます。救急医療の現場は忙しいというイメージがありますが、仕事に全力で取り組むためには、しっかり休むことも大切だと考えられています。診療面では、救急外来だけでなく、集中治療や病棟管理、退院支援まで一貫して患者さんに関わることができます。重症患者さんが回復し、社会復帰していく過程を見届けられることは大きなやりがいです。また、学会発表や研究活動にも挑戦できる環境があり、臨床医としてだけでなく、一人の医師として成長し続けることができます。仕事も家庭も、どちらかを諦めるのではなく、どちらも大切にしたい。そのような思いを持つ医師にとって、当センターは長く安心して働ける場所だと思います。これから結婚や出産を迎える先生方にも、ぜひ安心して飛び込んできてほしいと思います。

救命救急科専攻医

田浦拓弥(たうらたくや)

私は救急医療のダイナミックさやチーム医療の魅力に惹かれてこの分野を選びました。当センターでは、重症外傷、多発外傷、敗血症、心肺停止など、救命救急センターならではの多彩で重症度の高い症例を数多く経験することができます。特に魅力に感じているのは、救急外来での初療だけでなく、集中治療や病棟管理、退院まで継続して患者さんに関わることができる点です。患者さんの回復過程を見届けることで、疾患だけでなく患者さんそのものを診る力が養われていると感じています。私はまだ若手医師ですが、日々の診療の中でチームの一員として重要な役割を担わせてもらっています。上級医や多職種のスタッフと相談しながら、自ら考え、行動し、責任を持つ経験を積むことができる環境です。また、積極的に学会発表などに挑戦する雰囲気とそのサポートがあり、診療を振り返りながら成長する文化があります。重症患者さんの診療に主体的に関わりながら、救急医療・外傷診療・集中治療を幅広く学べることが、このセンターの大きな魅力だと思います。

採用情報

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