TEL 072-272-1199

FAX 072-272-9911

〒593-8304
堺市西区家原寺町1丁1番1号

外来受付のご案内

受付時間

8:15~11:00

休診日

土日祝・年末年始

メニューを閉じる

臨床指標手術・処置

更新日:

手術・処置に関する指標

出血性胃・十二指腸潰瘍に対する内視鏡的治療(止血術)の施行率【プロセス指標】

定義・計算方法
項目の説明

出血性消化潰瘍に対する内視鏡的治療は、持続・再出血、緊急手術への移行の予防につながります。ただし、出血の程度や状態によって、しばしば、内視鏡的治療は施行せず、安静療法等で様子をみる場合もあります。

全胆嚢摘出術のうち腹腔鏡下手術を施行した割合【プロセス指標】

定義・計算方法
項目の説明

胆嚢摘出術には、主に開腹による胆嚢摘出術と腹腔鏡下胆嚢摘出術の2種類があります。腹腔鏡下胆嚢摘出術は開腹胆嚢摘出術と比較して、死亡率、合併症、手術時間について差がありませんが、入院期間と術後の開腹期間が短くなります。このため合併症を伴わない胆嚢結石・胆嚢炎に対する腹腔鏡下胆嚢摘出術の割合が高い方が、医療の質が高いといえます。

胆嚢摘出術を腹腔鏡から開腹術に移行した比率【プロセス指標】

定義・計算方法
項目の説明

胆嚢摘出術は従来の開腹手術と較べて患者さんの負担の少ない腹腔鏡下手術が主流です。
しかしながら腹腔内の高度な癒着などの理由で腹腔鏡で腹腔内を充分観察する事が出来ず、残念ながら途中で通常の開腹手術に切り替える事態もあります。
安全が第一のため、全てにおいて腹腔鏡手術を行うのではなく、必要に応じて腹腔鏡から通常開腹に切り替えることも必要です。また、切り替えるタイミングを見誤まると大きな事故につながります。 外科系の手術指標として経年的に数値をみていきます。

脳神経外科手術の同一術式による再手術率【アウトカム指標】

定義・計算方法
項目の説明

この指標は、今回の入院中に同一の術式を再度実施した比率です。
再手術は、患者さんにも負担がかかることより術後の状態管理が重要となります。
手術件数のなかで、同一手術がどのくらいの割合でおきたのかを測ります。

計画的な再手術(二期的手術)を含めた数値です。

超音波白内障手術における眼内レンズ非挿入率【アウトカム指標】

定義・計算方法
項目の説明

眼内レンズ(Intraocular lens, IOL)は、白内障手術で水晶体を摘出したときに挿入される人工の水晶体です。
眼内レンズ挿入を予定した超音波白内障手術の術中、合併症により眼内レンズの挿入ができない場合があります。これは患者さんにとって大きなデメリットになります。
非挿入となった要因を分析することが手技向上につながります。

手術が試行された患者における肺血栓塞栓症の予防対策の実施率【プロセス指標】

定義・計算方法
項目の説明

肺血栓塞栓症は、主に下肢の静脈の深部にできた血栓(深部静脈血栓症と呼ばれます)がはがれて血流によって運ばれ、肺動脈に閉塞を引き起こしてしまう疾患です。発症に至る前に、危険レベルに応じた予防対策を行うことが一般的に推奨されています。予防方法としては静脈還流を促すために弾性ストッキングの着用や間歇的空気圧迫装置(足底部や大腿部にカフを装着し、空気により圧迫)の利用、抗凝固療法があり、肺血栓塞栓症発症のリスクレベルが「中」以上の手術を施行した患者さんが対象になります。

入院中の肺塞栓症の発生率【アウトカム指標】

定義・計算方法
項目の説明

肺塞栓症は血栓(血の塊)が肺動脈に詰まり、呼吸困難や胸痛を引き起こす疾患であり、程度によっては死に至る場合もあります。長期臥床や骨盤部の手術後に発症することが多いです。エコノミークラス症候群も肺塞栓症の一種ですが、入院中においては適切な診療により、かなりの部分が予防可能です。

嚥下障害患者に対する喉頭ファイバースコピーあるいは嚥下造影検査の施行率【プロセス指標】

定義・計算方法
項目の説明

誤嚥は生命に関る重篤な肺炎を引き起こします。喉頭ファイバースコピーあるいは嚥下造影検査により、患者さんの一連の嚥下機能を評価することができます。この評価を活用することで、治療、摂食・嚥下訓練、リハビリテーション、音声訓練を含めた摂食・嚥下障害に対する適切なアプローチにつなげることができます

検索