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プログラムの概要

初期研修プログラム

当院は昭和47年に臨床研修病院の指定を受けて以来、若い医師にしっかりとした臨床経験を積んでもらうことを目標に教育研修に力を入れてきました。また平成8年の新病院移転に際して、図書室の整備や研修医宿舎の新設など研修環境の充実をはかるとともに、スーパーローテート方式の研修を取り入れ、その経験を生かして平成16年からの 初期研修義務化にあたり、新しい研修システムを構築しました。

特に当院は地域の基幹病院であり、高度専門医療を担うとともに、救急医療に力を入れており、豊富な症例に恵まれて研修の場としては最適であると考えます。

研修期間とスケジュール
  • 研修期間24ヶ月のうち「基本研修」を18ヶ月、「選択研修」を6ヶ月行う。
  • 「基本研修」は、内科系6ヶ月、外科系3ヶ月、麻酔科・救急3ヶ月、小児科2ヶ月、産婦人科2ヶ月、精神科1ヶ月、地域医療1ヶ月とする。
  • 「選択研修」は、2ヶ月ずつ3コースを設定し、当院の全ての診療科・部門から3コースを選択できる。
  • 研修開始に2週間のプレコースを設け、「医師としての心構えと必要な知識」「基本的な診察法や検査法」などを、主として実習やシャドーイングで学ぶ。
1年目(例)
4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月
内科A
(総合内科)
麻酔科・救急 外科 内科B
(専門内科)
2年目(例)
4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月
小児科 選択科A 精神科 地域
保健
選択科B 産婦人科 選択科C

(注)ローテーションの順番と指導体制

毎年8名の初期研修医を採用のため2名ずつ4グループに分けてローテーションし、各グループでローテーションの順番は異なる。 それぞれの診療科では研修指導医と専攻医(後期レジデント)が協力して研修指導にあたっている。内科系では、屋根瓦式研修体制を 敷いている。

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各診療科の研修の特徴
内科系 6ヶ月 病歴・身体所見を重視し、診断に至るまでのアプローチを大切にして、総合的に患者を診る力を養うことを 目指す。総合内科と6つの専門内科が協力して指導にあたり、3ヶ月は総合内科で、もうひとつの3ヶ月は専門内科の一つで研修する。 ただし6ヶ月の間に日常よく遭遇する内科疾患をできるだけ多く経験できるように受持ち症例を調整する。
外科系 3ヶ月 専門医の指導のもとに専攻医とペアを組み、消化器外科、呼吸器外科、および乳腺外科の臨床に従事する。外科の基本的手技の修得や 術前術後の管理及び手術適応の判断などを修得する。
救急部門
および
麻酔科
3ヶ月 救急外来部門では 全科の救急車搬送患者の初療を行うことで救急医療の基本(バイタルサインの把握や重症度・緊急度の評価と的確な 緊急検査・処置)を習得する。麻酔科研修は専門医の指導のもとに研修を行い、基本的な術前評価や術中・術後管理、麻酔の基本手技(マスク換気、気管挿管、中心静脈ルート確保等)を習得する。
小児科 2ヶ月 入院患者の担当医として、こどもの扱い方、処置、両親への説明の仕方など一般小児科の基本的な対応や手技を習得する。
さらに、まれな疾患や軽症の新生児疾患の診療も指導医のもとに経験し、幅広く小児疾患を経験する。当院の特徴として、数多くの患者を受け持ち、処置も数多く経験することで、小児診療の基礎的な能力を身につけることができる。
産婦人科 2ヶ月 産科周産期部門で妊娠分娩の過程を観察し合併症や対処の仕方を学び、産婦人科の病棟・外来で、産婦人科疾患の基礎的な知識への理解を深める。
精神科 1ヶ月 研修協力病院である浅香山病院の精神科で1ヶ月研修する。浅香山病院は精神科診療における地域の中心的な病院であり、 精神科指導医のもとで日常診療の中でよく出会う主要な精神科疾患を経験できる。
地域医療 1ヶ月 研究協力施設である僻地(三重県および北海道)の医療機関で1ヶ月研修を行い、地域の特性に即した医療(在宅医療を含め)について理解することを重点において研修する。
選択研修 6ヶ月 全診療科・部門(放射線科、病理研究科などの中央部門を含む)のうち、3つを選択してそれぞれ2ヶ月間の研修を 行う。