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チーム医療とは

これまで、医療の主体は治癒を求める医療でした。しかし、近年超高齢社会に突入し、患者さんも様々な身体機能が失われた状態にある人も少なからずいます。たとえば、嚥下運動ができないことから誤嚥してしまう誤嚥性肺炎は、嚥下運動が高齢のため適切にできなくなっていることや、脳梗塞等で麻痺があることが根本的原因です。医師が行う抗生剤の投与だけでは根本的な原因を取り除くことができず、誤嚥を繰り返して徐々に病状が悪化して聞くケースも少なくありません。今、起こっている肺炎に対する治療も必要ですが、誤嚥しないようにするための食事の工夫、誤嚥しにくくするような姿勢を保持する体力、誤嚥しても咳ができる呼吸筋の訓練、横にばかりならない生活のリズムをつくることが、肺炎を繰り返すことを予防し、自宅に帰れる可能性を膨らませることができます。これらは、医師だけの知識、技術だけでは決してできません。看護師、薬剤師、栄養管理師、理学療法士、作業療法士等の多種多様で専門的な医療従事者がそれぞれに持つ知識や技能を出し合って、患者さんをサポートすることが必要です。

チーム医療とは、このように医療に関わる様々な職種の専門家が協力して、一人一人の患者さんをサポートする体制のことを意味します。しかし、医師のみで患者さんの治療に関わる重要な課題がすべて解決でき、知識を持ち合わせているかといえば、それには限界があります。そこで、複数の専門的な医療従事者が集まり、患者さんの治療や抱えておられる問題解決に向けて、それぞれの専門性に合わせて役割の分担、実行をしていく必要があります。

チーム医療の活動は、患者さんの病気の発生予防、早期発見のみならず、回復を促進させ、重症化の予防にも役立ちます。それ以外にも、複数の医療者が患者さん個々人に関わることにより、患者さんとの良好なコミュニケーションがとれるようになると同時に、医療の標準化にも繋がると考えられます。

当院も様々なチーム医療を立ち上げ、患者さんのサポートを行っています。チーム医療委員会は、それぞれのチームの活動をより充実させ、患者さんが良質の医療を受けられるように、病院としての各チーム活動の方針を決定し、チームに対する支援を通して、患者さんをサポートしていきます。

このページの目次

ICT(感染制御チーム)

堺市立総合医療センター感染制御チーム(Infection Control Team:ICT)は平成5年に発足しました。当初は単にMRSAの症例数を数えるという初歩的な活動からスタートしました が、徐々に活動を積み重ね、平成12年にはリンクナース制度が発足、平成15年には事務職員がICTメンバーに加わり、さらに平成18年には専従の感染管理看護師(Infection Control Nurse :ICN)が誕生して、ICT活動の質と量を強化してきました。

私たちは、医療関連感染から患者さんの命を守り、さらには私たち医療従事者自身の安全を守るために日々活動しています。堺市立総合医療センターICT活動の到達点と今後の展望について紹介したいと思います。

活動内容

医療関連感染を予防する柱は、第一に、手指消毒や手洗い、状況に応じた手袋、エプロンやガウン、マスクの着用など、いわゆる標準予防策や感染経路別予防策の徹底にあり、第二に抗菌薬の適正使用にあります。

堺市立総合医療センターICT/リンクナースの活動内容

NST(栄養サポートチーム)

NSTとはNutrition(栄養)Support(サポート)Team(チーム)のことで、栄養管理を症例個々や各疾患治療に応じて適切に実施するために医師、看護師、薬剤師、管理栄養士、臨床検査技師、言語聴覚士などの多職種で形成されたチームです。栄養管理はすべての治療法の基盤であり、患者さんが病期の状態から治るための土台となるものです。栄養状態が不良ということはこの土台が弱い状態ですので、どのような治療を行なっても効果が期待できません。しかし、適切な代謝・栄養管理により土台をしっかりさせることで治療の効果も期待でき、予後が改善されます。このように、栄養管理は重要であり、栄養管理に関するさまざまなサポートを行なうためにNSTが大きな役割を担っています。

1.特色・強み

NSTは医師、歯科医師、看護師、薬剤師、管理栄養士、臨床検査技師、言語聴覚士、理学療法士、歯科衛生士、放射線技師といった多職種のスタッフが関わっており、点滴や食事内容だけでなく嚥下機能のサポートや口腔ケアにも携わり、さまざまな面から患者さんをサポートしています。

ワゴンサービス
食事摂取がすすまず必要栄養量が充足できていない場合などに、患者さんの病状・状態に合った栄養補助食品の付加を提案することがあります。その際は、ベッドサイドのNST回診で補うべき栄養を評価したうえで、それに見合った内容、かつ患者さんの好みにあった栄養補助食品を選定し、その場で試食・試飲していただく「ワゴンサービス」を実施しています。
試食・試飲していただくことで、速やかに嗜好にあったものを提供できるため、長く摂取して頂けるという利点があります。
ICU・HCUでの早期介入
当院では、ICU、HCUに入室している患者さんに対してもNSTの早期介入を行い、栄養評価、適切な栄養投与の提案によって、栄養状態の改善を目指しています。
NSTマニュアル

NST回診の流れ、経腸栄養の進め方からトラブル解決法、当院採用の経腸栄養剤(薬品・食品)の特徴と成分値、口腔ケアマニュアルなどを当院オリジナルのマニュアルにして1冊にまとめています。

全体勉強会&NSTニュース

年に1回以上全体勉強会(院内)を開催したり、NSTニュースを発行したりすることで情報共有に努めています。

2.嚥下回診・嚥下検査

当院のNSTでは嚥下障害の精査として、嚥下造影検査、ベッドサイド嚥下内視鏡検査を行っています。

摂食時の食物の流れは外からではわかりません。特にムセのない誤嚥や咽頭残留を検出するのは相当難しいです。検査では、普段は見えないのどの中、誤嚥や残留の有無がわかります。また、なぜ誤嚥するのかといった嚥下障害の病態を理解することで、効果的な治療計画を立てることができます。

嚥下造影検査(Swallowing Videofluorography : VF)

バリウムを混ぜた模擬食品をX線透視下に摂食してもらい、ビデオに録画して解析します。嚥下機能、誤嚥の有無、患者さんに適した食形態や体位などを評価し、嚥下訓練に役立てます。放射線科のTV室で行います。

嚥下内視鏡検査(Swallowing Videoendoscopy : VE)

鼻から細いファイバースコープを挿入した状態で食物を摂食してもらい、その時の咽頭・喉頭の動きを観察します。ベッドサイドで映像を供覧しながら行います。
ムセのない誤嚥や食物の流れなど、総合的に評価する場合はVF、誤嚥の有無や咽頭喉頭の状態を直に見たい場合、もしくは人工呼吸器装着時にはVEが適しています。両方併せて評価することもあります。

3.NST回診実績

平成27年度 新病院移転後の実績(2015年7月~2016年3月)

NST介入患者数 263名
回診延べ数 810件

集中治療センター 163件
救命救急センター 134件
金曜日 午前(3階・7西・9東以外) 318件
金曜日 午後(7西・9東) 195件

4.外部講師による講演会等

開催日 演 題 講 師
平成28年4月27日(水) 経腸栄養セミナー(協賛:ネスレ)
「栄養療法の実際~開始の基準、栄養パスの導入に向けて~」
りんくう総合医療センター 大阪府泉州救命救急センター
泉野 浩生 先生
平成28年1月13日(水) NST特別講演会
「静脈栄養を適正に実施するために」
大阪大学国際医工情報センター
栄養ディバイス未来医工学共同研究部門
井上 善文 先生

5.施設認定

6.研究発表

平成28年度

学会等 演 題 演 者
第22回関西PEG・栄養とリハビリ研究会 胃瘻造設の意志決定の支援を通じてナラティブアプローチの有用性を実感した1例 鈴田 薫、他

平成27年度

学会等 演 題 演 者
第31回日本静脈経腸栄養学会 人工呼吸管理を要する急性重症心不全例への栄養投与 郷間 厳、他
第31回日本静脈経腸栄養学会 ICU入室・挿管患者におけるTPN使用状況の考察 浅香 倫子、他
第31回日本静脈経腸栄養学会 NSTの介入により胃瘻造設の認識が拒否から実施希望へと変化した1例 鈴田 薫、他
第31回日本静脈経腸栄養学会 嚥下機能に問題のない小腸DLBCL患者の経口摂取が進まず難渋した1例 辻野 千佳、他
第31回日本静脈経腸栄養学会 ICUからNSTチームが介入し経口摂取が可能となった例 上野 恵美子、他
第31回日本静脈経腸栄養学会 長期人工呼吸管理を要した高齢の呼吸不全患者へのNST介入有効例 馬場千歳、他

平成26年度

学会等 演 題 演 者
第30回日本静脈経腸栄養学会 患者に適したONSの利用と有効性の検討 前田 文、他
第30回日本静脈経腸栄養学会 口唇壊死を伴った電撃性紫斑病へのNST介入による栄養改善 木本 智代、他
第18回日本病態栄養学会 重症呼吸器疾患患者への呼吸ケア・リハビリテーションチームとNSTの介入による栄養管理の効果 馬場 千歳、他

褥瘡ケアチーム

褥瘡(じょくそう)とは、一般的に「床ずれ」と呼ばれるものです。寝たきりで痩せの強い方や、高齢で非常に皮膚の弱い方などが、長い時間同じ姿勢で寝ているとお尻や腰まわりなどに、床ずれができてしまいます。褥瘡ケアチームは、このような床ずれができそうな方やすでにできてしまっている方に対し、医師・看護師・管理栄養士・理学療法士など多職種のメンバーで褥瘡ケアラウンドを行い、それぞれの専門性を活かしながら床ずれの予防や治療に当たっています。

特色・強み

褥瘡ケアチームは、褥瘡ケアチームメンバーおよび褥瘡リンクナースとともに褥瘡の治癒過程に応じた治療方針と看護ケアを見いだしサポートする以外に、NSTチームとの連携により栄養面からの褥瘡治療もサポートできる体制となっています。また、理学療法士によるリハビリテーションを通じて、褥瘡を悪化させない体位や移動について個別に相談ができるなど、患者ひとりひとりを多方面からサポートしています。

平成24年度 褥瘡推定発生率・有病率

平成24年度 褥瘡推定発生率・有病率

当院においては、褥瘡ができている方の72%が、入院時すでに褥瘡発生している状況にあります。多くの方は褥瘡以外のご病気の治療のため入院されますが、当院では形成外科・皮膚科と協力しながら、手術を含めた褥瘡治療を行っています。

呼吸ケア・リハビリテーションチーム

当院では重症の肺炎やショック状態などで、人工呼吸器装着を必要とする患者さんを日常的に診療しています。また全身麻酔で手術をした後に人工呼吸器装着を必要とする方も少なからずいらっしゃいます。
呼吸ケア・リハビリテーションチームでは人工呼吸器装着を必要としている方が、一日も早く人工呼吸器が外せるようになり、合併症を起こさず回復していただけるように支援していきます。
また全身麻酔の手術の予定がある方で、肺機能が低下している方は、手術後の肺炎などの合併症を予防する目的で、手術前から禁煙指導・呼吸リハビリ・口腔ケア・歯科的治療・呼吸器科診療などをおすすめしていきます。

特色・強み

多職種(内科医師、外科医師、歯科医師、薬剤師、臨床工学技士、管理栄養士、病棟看護師、外来看護師、理学療法士、言語聴覚士、歯科衛生士、病院事務)のメンバーで構成しており、そのうち急性・重症患者看護専門看護師1名、脳卒中リハビリテーション看護認定看護師1名3学会合同呼吸療法認定士15名がおります。
当院のように職種がこれほど多岐にわたっているチームは全国的にみても珍しくそれぞれが専門性や役割を生かして活動しております。
週に1回対象患者さんを回診し、患者さんと直接お話させていただき、担当医・病棟の担当看護師・担当の理学療法士とともに必要な支援を相談しています。

ACLSチーム

ACLS(advanced cardiovascular life support:二次救命処置)とは、主に心臓が停止した重症患者さんに対して、心マッサージと人工呼吸だけでなく、電気ショックやアドレナリンなど色々な薬剤を使用して、救命する処置のことです。適切なACLSは一人の医師や看護師だけではできません。病院では医師や看護師を始めとして、多くの職種の職員がそれぞれの役割を持って働いています。ACLSにおいても、多くの職員が1つのチームとなってそれぞれの役割を果たすことにより、質の高い救命処置を行うことが可能となります。

堺市立総合医療センターのACLSチームは、職員の心肺蘇生技術の習得を通じて、よりよい医療を提供する事を目的に活動しています。それぞれの職種の人が、共通の意識を持って、1人の患者さんを救命していけるようにサポートしていけるよう活動しています。共通の認識を持って、救命処置にあたる事により、より多くの患者さんを合併症なしに社会復帰する事が出来ます。

特色・強み

「① ACLSの教育及び指導に関すること」については、各病棟で、患者さんが急変した時に、速やかに対応出来るよう、ACLSチームのスタッフが中心となり、毎週、評価表についても、AHA(米国心臓協会)やJRC(日本蘇生協議会)による最新のガイドライン(診療指針)に基づいて、適時、改変しています。

「② 定期的なACLSコースの実施に関すること」については、年3回、院内で日本救急医学会およびACLS大阪認定の教育コース(堺市立総合医療センター二次救命処置コース)を開催しています。平成16年から開催し、平成15年11月30日には、第28回目のコースを開催します。指導するインストラクターは、院内のスタッフだけではなく、院外のベテランインストにも協力参加して頂いております。最新の蘇生ガイドラインに沿った教育内容を用いて、より多くの病院職員が、質の高い救命処置を習得出来るよう開催しています。現在、院内には、日本救急医学会認定ICLSコースのインストラクターは14名、ACLS大阪認定のインストラクターは12名在籍しています。

「③ ACLSに関わる事項のサーベイランスに関すること」については、院内で起こった急変した事例に関して、より良い医療を提供出来るよう情報を共有しています。今後は救急センタースタッフと協力して、院内急変対応システム(RRS:rapid response system)を立ち上げ、迅速かつ適切な対応とともに情報集積に努める予定です。

糖尿病療養支援チーム

糖尿病を持っていることが分かった方は、おそらく糖尿病と長く“つきあう”必要があります。うまく“つきあえた”方は何もおこりませんが、ほったらかしにしていたり、うまく“つきあう”ことができなかった方では合併症と言われる血管の病気により生活が困ることになりかねません。そのため糖尿病と上手につきあう必要がありますが、当院の糖尿病療養支援チームは様々な職種の専門家からなり、患者さんに糖尿病と上手につきあう方法を習得していただけるようお手伝いをいたします。

特色・強み

以下の職種のメンバーがその専門能力を結集して、糖尿病を持つ患者さんをサポートします。

毎月1回会議を行い、チームとして行うことを相談しています。

緩和ケアチーム

緩和ケアチームでは患者さん及びご家族を対象に、がんと診断された時点から治療と並行して、心と身体の苦痛を和らげ、①できる限り良好な日常生活の質を保つこと、②心身共に治療に対してしっかりと向き合えることを目標にしています。

【 緩和ケアチームの主な支援内容 】()内は主な担当職種
1.痛みやその他のコントロール困難な症状の緩和(身体医師、看護師、薬剤師)
2.心理面(不安・落ち込み・不眠など)や将来に関する悩み(心療内科医師、臨床心理士、看護師、スピリチュアルケアボランティア)
3.現在使っている薬の相談(薬剤師、看護師)
4.身体機能面・リハビリの相談(理学療法士、作業療法士、言語聴覚士)
5.今後の療養場所、経済面、各種制度の相談(メディカルソーシャルワーカー)

緩和ケアチームへの依頼を希望される場合、主治医または担当看護師へその旨を伝えてください。
また、主治医や看護師から患者さんやご家族へ、チームをご紹介することもあります。
緩和ケアチームが関わっても、主治医・担当看護師の変更はありません。病気や病状の説明、治療方針の相談はこれまでどおり主治医が行います。

対応疾患

がん・悪性腫瘍全般
がんの種類や病期に制限はなく診断を受けられたときから支援しています。

特色・強み

医師、認定看護師、病棟看護師、薬剤師、メディカルソーシャルワーカー、リハビリ療法士、臨床心理士と多職種で構成され、様々な角度からサポートを行います。

毎週水曜日に各病棟にてラウンド、カンファレンスを実施し、病棟スタッフや主治医と患者さんの状態について話し合います。患者さん及びご家族から依頼があった場合にはチームメンバーが病室を訪問し、直接お話を伺い、必要な支援を相談しています。

曜 日 内 容
月曜日 緩和ケアチーム回診
火曜日 緩和ケア外来
水曜日 緩和ケアチームカンファレンス
緩和ケアチーム病棟ラウンド
緩和ケアチーム回診
緩和ケアチーム定例会(第4のみ)
木曜日 緩和ケアチーム回診
金曜日 心療内科・緩和ケア外来
緩和ケアチーム回診

実績

平成19年度から活動を開始しています。

【 平成26年度支援者数(319名)】

・平成21年から医療従事者を対象とした緩和ケア研修会を毎年開催しています。

*「緩和ケア研修会」とは
「がん対策基本法」(平成18年法律第98号)に基づく「がん対策推進基本計画」において、「すべてのがん診療に携わる医師が研修等により、緩和ケアについて基本的な知識を習得する」ことが目標として掲げられ、研修会を修了された方には、厚生労働省健康局長及び研修会主催者の連名による修了証書及び日本医師会生涯教育制度の参加証(10単位)が交付されます。

堺市立総合医療センター緩和ケア研修会修了者数一覧

回数開催日修了者数うち当院職員(受講時)の修了者数
医師 薬剤師 看護師 臨床心理士 MSW 理学療法士 管理栄養士 介護支援専門員・歯科衛生士 医師 薬剤師 看護師
第1回 H21.9.26~
H21.9.27
30 20 4 4 1 1 0 0 0 15 10 3 2
第2回 H22.2.20~
H22.2.21
23 14 2 7 0 0 0 0 0 15 10 2 3
第3回 H22.12.4~
H22.12.5
24 22 0 1 1 0 0 0 0 16 16 0 0
第4回 H23.2.11~
H23.2.12
30 20 1 9 0 0 0 0 0 17 13 1 3
第5回 H24.2.11~
H24.2.12
28 16 0 9 0 0 1 1 1 19 10 0 9
第6回 H25.2.10~
H25.2.11
30 18 4 8 0 0 0 0 0 21 14 1 6
第7回 H26.1.25~
H26.1.26
26 15 2 8 0 1 0 0 0 16 10 1 5
合計 191 125 13 46 2 2 1 1 1 119 83 8 28

堺市立総合医療センター緩和ケア研修会修了者名簿

※掲載することについて、同意がない修了者については掲載しておりません。

氏 名 職 種
池田 恢 医師
大成 功一 医師
合原 彩 医師
郷間 巌 医師
草間 加与 医師
大里 浩樹 医師
河野 譲二 医師
小倉 孝文 歯科医師
北村 信次 医師
西田 幸司 医師
藤森 正樹 医師
河田 尚子 看護師
山本 明紀 薬剤師
神垣 俊二 医師
松浦 愛 医師
河内 美幸 看護師
小北 由香 看護師
西 美恵 看護師
橋本 薫 看護師
野村 裕子 看護師
酒見 美雪 看護師
天野 浩司 医師
岡本 忠司 医師
四茂野 恵奈 医師
渡邉 麻純 看護師
入江 仁美 看護師
越野 美紀 看護師
三原 まり子 看護師
津田 育久子 助産師
柳澤 有子 薬剤師
高山 仁志 医師
池田 直樹 医師
清水 克修 医師
田村 太一 医師
鶴島 克将 薬剤師
面家 亜裕美 看護師
髙萩 基仁 医師
西平 守明 医師
村上 紗羅 医師
辻江 正樹 医師
大島 健司 医師
三浦 宏之 医師
富田 栄美子 医師
金森 玲 医師
西 秀美 医師
北岡 美恵 看護師
草間 賢介 看護師
古谷 緑 看護師
分島 知子 看護師
藤原 光樹 作業療法士

施設認定

研究発表

緩和ケア病床

堺市立総合医療センターでは9東病棟に緩和ケア病床(4床)を開設しました。
緩和ケア病床は身体的症状や精神的苦痛のコントロールが必要となった患者さんを対象としています。在宅療養中に入院による症状コントロールが必要となった場合やご家族のレスパイト入院(在宅介護などで介護者が日々の介護に疲れを感じ、介護力の限界を超え、介護不能となることを予防する目的の短期入院のこと)も対象としています。
できる限り症状や不安を緩和するために、主治医と緩和ケアチームの多職種でサポートします。

関連リンク

禁煙推進対策チーム

禁煙推進対策チームは、四局(診療局、看護局、薬剤技術局、事務局)合同のメンバーで構成された院長直属のチームで病院の施策にそって禁煙推進対策の企画・立案・啓発を行っています。また病棟や外来の禁煙リンクナースと連携して、喫煙者のみなさんの禁煙支援を行っています。

堺市立総合医療センターは敷地内禁煙です。建物の中だけの禁煙は今や公共の場では常識となっており、吸わない人を受動喫煙の害から守るのは当然と、喫煙者のみなさんにも理解されていることと思います。

ところが屋外でも喫煙できないことについては、納得できない方はまだまだいらっしゃるようで、敷地内での隠れ喫煙、周辺道路での公然喫煙が後を絶ちません。ご注意させていただいた時の言い訳は「誰にもけむり吸わせてない」です。

病院の敷地内禁煙は吸わない人の保護のためだけではありません。タバコを吸う患者さんにとって喫煙は病気の原因であり、また回復の妨げです。病気になった喫煙者にとって、タバコは「遠い将来の健康の問題」ではなく「今そこにある危機」です。

喘息発作や肺炎で入院された場合、タバコをすえば治療効果は半減します。心筋梗塞や脳梗塞で入院された場合、タバコを吸えば命に係わります。禁煙できないで手術を受けた方は術後の合併症が増えることを覚悟しないといけません。敷地内禁煙の大きな目的のひとつは入院中禁煙の徹底であり、喫煙者本人を救うためです。

当院の年間入院患者数は11,000人前後、その中で喫煙者は2,000人から2,500人と推定されています。これらの方々は、自分自身の闘病のために少なくとも入院中は禁煙が必要です。ところがわかっていてもそれができない方もいます。喫煙の本質はニコチン依存症だからです。急にやめるとニコチンの禁断症状のため気分不良となり吸いたい気持ちが抑えきれなくなるからです。

そんな時は主治医や担当ナースに正直にお話しください。病院は禁煙を苦痛なくすすめられるコツを提供できます。入院中の患者さんはこれを機会に生涯禁煙とされてはいかがでしょうか。

外来では禁煙外来が皆さまの禁煙のお手伝いをさせていただきます。

ご自身は病気ではないお見舞いの方は、受動喫煙の害についてご配慮ください。
たとえ屋外でも、空中を漂うタバコ煙は通りすがりの気管支喘息や狭心症の患者さんにとっては発作誘発の凶器となります。

HIV対策チーム

HIV感染症の診療にあたっては、疾患そのものの難しさに加えて多くの問題とつきあっていく必要があります。どんなすぐれた処方が行われたとしても、患者さん自身がきちんと内服をしなければ治療効果が得られないだけでなく、薬剤耐性ウイルスが出現して治療に失敗することも起こり得ます。したがって、患者さんがいかに服薬を継続できるかどうかが、治療がうまくいくかどうかのポイントと言えます。医師のみががんばっても、こうした治療がうまくいくものではありません。
チーム医療とは、患者さんに提供すべき医療を、各スタッフが、その専門に応じて役割を分担して提供することです。私たちは、HIVにかかわる病院内外のさまざまな職種が参加してチームを構成することにより、患者さんの多様なニーズに応えていきたいと考えています。

特色・強み

医師・看護師・薬剤師・医療ソーシャルワーカー(MSW)・カウンセラー・検査技師・事務職員など、ほぼ全職種によって患者さんを支援する体制を整えています。(カウンセラーは週1回、非常勤の専門カウンセラーに来ていただいています。)
チームのメンバーは、国立大阪医療センターなどで行われている研修に積極的に参加し、高い専門性を身につけています。
月1回の会議で、院内のHIVをめぐる問題を共有しています。

創傷・排泄ケアチーム

当院では、昨年10月より創傷・排泄ケアチームを立ち上げました。創傷・排泄というと少し難しく感じますが、主に①術後合併症である創部感染の早期治療②ストーマを造設された方の早期支援を行っています。

まず、創傷ケアの活動についてご紹介します。
術後合併症の1つである創部感染は、手術を受けられる方のすべてに起こる可能性がある合併症です。特に、高齢化に伴い様々な疾患を抱えて望む手術や緊急手術になるケースなどでは、創部感染を起こす危険性が高くなる場合もあります。術後に創部が感染を起こしたり、思うように治癒しない場合に、当院では、医師、・看護師・管理栄養士・皮膚排泄ケア認定看護師で構成されたチームで、毎週金曜日に回診を行い、術後創部の評価、早期治癒促進、早期退院に向けた支援を行っています。また、最新の創傷管理機器も導入し、治療に取り組んでいます。傷が残ったまま退院されても、不安を少しでも軽減できるよう、当院外来で医師および皮膚排泄ケア認定看護師が連携をとり、創部の評価・治癒状況を把握し、患者さんに治癒状況をお伝えしています。

次に排泄ケアの活動についてご紹介します。
人工肛門・人工膀胱のことを「ストーマ」と言いますが、主に「ストーマ」を造設された方の、入院前から退院後までの支援を、医師、看護師、皮膚・排泄ケア認定看護師が中心となって行っています。これまで当たり前の様に行っていた排泄が、手術によりおなかの「ストーマ」から排泄されるようになることは、とても不安でもあります。手術前から少しでもその不安が軽減できるよう、そして退院後はスムーズに元の生活に近づいていけるよう、サポートしています。毎週火曜日にはストーマ外来を行い、ストーマ造設後のスキントラブルや漏れ、ストーマ旁ヘルニアなども必要に応じて医師と連携し、早期に対処しています。(ストーマ外来については、看護外来:ストーマケアをご覧ください。)

また、手術が必要なストーマ合併症についても、積極的に治療に取り組んでいます。
手術が必要なストーマ合併症については、以下の通りです。

DMAT

DMAT(Disaster Medical Assistance Team:災害派遣医療チーム)とは、このような大地震や航空機・列車事故といった災害時に被災地に迅速に駆けつけ、被災地内で救急治療や災害医療を行うための専門的な訓練を受けた医療チーム(医師+看護師+業務調整員)です。
DMATが被災地にかけつけることによって、現場での緊急治療や病院支援を行い、さらに被災地で発生した多くの傷病者を被災地外に搬送することができれば、死亡や後遺症の減少が大いに期待されています。実際、JR尼崎線脱線事故や新潟県中越沖地震、岩手宮城内陸地震などでは、日本全国のDMATが被災地入りし、多くの傷病者を救いました。
DMATには、厚生労働省による専門的教育訓練を受け、日本全域を活動範囲とする日本DMATと、都道府県による同様の教育訓練を受け、その都道府県と周辺地域を活動範囲とする地方DMATがあります。当院では日本DMATおよび大阪DMATが共に活動しています。

大阪DMAT

化学療法センター

化学療法センター(ATC:Ambulatory Treatment Center)は、通院で抗がん剤や分子標的薬やホルモン療法などによる薬物治療を受けていただく部門です。
当センターでは、医師・薬剤師・看護師などの医療スタッフが力を合わせた「チーム医療」をモットーとし、患者さんが安全・快適に、かつ安心して治療に専念できる環境を整えています。

概要

1.時間

月曜日~金曜日までの午前8時30分から17時00分まで治療を行っております。

2.設備

3.治療の流れ

①再診機で受付
②各診察科で受付
③採血室で採血(化学療法センターで採血)
④看護師の問診(血圧・体温・体重測定)
⑤医師の診察
⑥治療
⑦会計

化学療法センター内のベッド

化学療法センター内のリクライニングチェア

担当医師・スタッフ

専門のスタッフが治療を担当しております。

1.医師

治療スペースに隣接する4つの専用診察室にて診察を行います。
消化器がん(胃がん、大腸がん、膵がんなど)、乳がん、肺がん、血液腫瘍、泌尿器科がん、婦人科がん、頭頸部がんなど、さまざまな悪性腫瘍の化学療法はそれぞれの専門診療科の専門医が担当していますので、専門性の高い治療を安心して受けることができます。

診察室の風景

2.薬剤師

●治療開始前の薬剤説明とお薬に関する相談

治療開始前や治療内容の変更が生じた場合、薬の種類・副作用やその起こる時期・副作用を予防する薬・日常生活の注意点などについて、わかりやすく説明します。
また、治療中のお薬や併用しているお薬に関する相談に応じています。

●治療薬の正確な投与量とスケジュールの管理

抗がん剤は投与量やスケジュールを誤ると重大な事故を引き起こすため、当院で実施される治療は、院内の審査を受け、厳重な管理のもと実施可能となっています。

●品質を確保した正確な注射薬の調製

厳重な管理のもと医師よりオーダーされた内容を正確に実施するため、専用の無菌的なキャビネット内で複数の薬剤師が確認を行い、点滴抗がん剤を調製しています。

●保険調剤薬局との連携

当院では厚生労働省の方針に従って、医薬分業を進めており、外来で治療する場合の内服薬は院外の保険薬局で処方を受けていただきます。より安全に化学療法を行うために、地域の医療機関や保険薬局と連携を行っています。

3.看護師

ATCを担当する看護師は、がん病棟で勤務している経験年数の豊富な看護師です。
安心して確実に治療を受けていただけるように看護にあたっています。
薬物治療に精通した知識を持つ、がん化学療法看護認定看護師が2名おり、患者さんの大切にしている生活を維持しながら、治療を継続できるように、身体的・精神的な支援を行っています。
また、当センターでは、がん専門看護師、乳がん看護・緩和ケア・がん放射線療法看護認定看護師がおり、ケアが必要な患者さんがおられれば、連携しながら、看護を行っています。

薬剤説明の風景

安全キャビネット内での点滴抗がん剤の調製風景

特色・強み

1.チーム医療

チーム医療の中心は、患者さんとご家族です。
当センターでは、患者さんが快適に、かつ安心して治療を受けられる環境を整える目的で、医師・看護師・薬剤師・管理栄養士・医療事務などで、カンファレンスを週に1回開催しています。

2.Ⅳ採血

採血と点滴の針を一緒に挿入する取り組みをしています。
血管がでにくく、採血がとりにくい、何回も針を刺されるのが嫌という方におすすめしています。

3.電話相談

ATCで治療を受けられている方を対象に電話相談をお受けしています。
副作用の対応方法にお困りの方・受診すべきか迷っておられる方は自宅で悩まずに電話でご相談ください。

4.ATCニュース

定期的に治療の副作用対策や学術集会の報告やATCでのトピックスなどについて、ATC新聞(ニュース)を発行しています。

5.治療の有害事象を含めた身体的・精神的なスクリーニング

治療の有害事象(副作用など)を含めた身体的・精神的な質問表でのスクリーニングを行っています。
主治医と患者さんの情報を共有し、早期から苦痛の軽減にむけて、医師・看護師・薬剤師・医療ソーシャルワーカーなどと連携しながら、関わっています。

カンファレンスの風景

Ⅳ採血

化学療法センターでの化学療法の内容と件数

外科・血液内科・呼吸器内科・婦人科・泌尿器科・消化器内科・総合内科などの抗がん剤治療やホルモン治療などを月平均400件行っています。

化学療法センター件数

平成26年 がん種別実施割合

心臓リハビリテーションチーム

心臓リハビリテーションとは

心臓の病気(狭心症や心筋梗塞や心不全など)になり入院した場合は最初は安静が必要ですが、安静の期間が長くなってくると筋肉や体力が弱り日常生活を行うだけでも息切れや疲れを感じ生活に支障がでるだけではなく、心臓に負担がかかることになります。
そこで、病気の状態が安定したら、少しずつリハビリテーションを行い退院後の日常生活に安全に戻れるように準備をしていきます。

そして病気がよくなって退院した後は自宅で食事療法や薬の内服や運動療法や禁煙を行い体調の自己管理を行っていただくことにより病気の再発を防ぎ、寿命を延ばすことができるといわれています。

しかし「突然心臓の病気になってしまい今後どのように生活をおくればいいのか?」と不安を抱えられる患者さんはたくさんいらっしゃいます。
そこで私たちは医師、看護師、リハビリテーションスタッフ、栄養士、薬剤師、といった複数の職種の専門スタッフで心臓リハビリテーションチームをつくり、入院中~退院後まで患者さんが安心してよりよい生活を送ることができ、再入院を予防し寿命が延びるようお手伝いさせていただきます。

特色

院内には、心臓リハビリテーション指導士が5名在籍しており、入院してからの急性期心臓リハビリ、退院してから外来で行う回復期心臓リハビリを多職種にて介入しております。

新規の入院患者さんのカンファレンス、病棟カンファレンス、心臓リハビリカンファレンスを行い、それぞれ専門的な意見交換を実施し、患者さんの早期離床、生活の質の向上、退院支援などを行っています。
又、退院されてから、皆さまの健康を維持できるように、市民公開講座も開催しております。
心臓リハビリをご希望の方は、担当医が診察し、判断致しますので、紹介状を持参の上いらしてください。

病棟での歩行訓練風景
(病棟での歩行訓練風景)
エルゴメーター使用にて運動療法
(エルゴメーター使用にて運動療法)

カンファレンス風景景

(カンファレンス風景)
市民公開講座風景
(市民公開講座風景)

治療実績・成績

心臓リハビリテーション実施件数 *単位(件)

  理学療法 作業療法
平成25年 3,796 -
6,358 596

研究発表

平成26年度 
心臓リハビリテーション学会学術集会(京都)

藤川純子 他:ワークショップ 3.再入院を繰り返す心不全症例への対策:在宅日数を長く・在院日数を短く
「当院の心不全患者に対する回復期リハビリテーションの再入院予防に対する有効性の検討」

大倉名保子 他:ワークショップ 5.心臓リハビリと循環器看護:期待される看護師像
「当院の循環器内科病棟看護師による生活指導の改善の取り組み」

松川訓久 他:ワークショップ 7.心臓リハビリの院内への啓発
「心臓リハビリテーションチーム結成による院内外への認知度向上への取り組み」

長谷川邦子 他:「心臓リハビリテーションにおける看護記録の見直し

第1回 堺心臓リハビリテーション研究会

松川訓久 他:「堺市立総合医療センターの心臓リハビリテーションについて」

第2回 堺心臓リハビリテーション研究会第1回 堺心臓リハビリテーション研究会

藤川純子 :「リハビリ導入後の退院後の経過について」

市民公開講座

第5回 狭心症 心筋梗塞になる前に、なってしまったら

第6回 大事な命を救うために 心肺蘇生法とAEDの使用法について

平成25年度
心臓リハビリテーション学会学術集会(仙台)

迫村芳江 他:「当院の心臓リハビリテーションにおける外来完遂率と中断率の検討」

宮本明美 他:「当院における心臓リハビリテーションの取り組みについて」

市民公開講座

第1回 高血圧と上手につきあうために必要なこと

第2回 心筋梗塞、狭心症になる前に、なってしまったら

第3回 大事な命を救うために 心肺蘇生法とAEDの使用法について

第4回 心不全が悪くならないために必要なこと

周術期管理チーム

周術期管理チームは、患者さんに安全に安心して手術を受けていただくことを理念として、平成26年に手術に関わる多職種によるチーム活動が発足しました。

新病院開院に伴って、周術期管理チームの活動の柱である“手術を受ける患者さんへのサポート”を実践する拠点として1階総合サポートセンター内に「手術サポートセンター」を開設しています。

● 手術サポートセンター

対象:全身麻酔を受けるすべての患者さんをサポートする予定です。
  (現在は、整形外科・外科・心臓血管外科・耳鼻科・泌尿器科の患者さん)
内服薬確認:月~金 9:00~17:00(受付は16:30まで)
術前リスク評価:月・水 9:00~17:00(受付は16:30まで)

患者さん・ご家族もチームの一員です

特色・強み

現在は、整形外科、外科(消化器・呼吸器・心臓血管・乳腺外科)、泌尿器科、耳鼻科の手術患者のうち全身麻酔を受ける患者さんを対象に、「手術サポートセンター」において以下のサポートを行っています。

  • 薬剤師による周術期ハイリスク薬(主に抗凝固薬)の確認・休薬の提案
    手術をするにあたって気を付けなければいけない薬があるため、薬剤師による内服薬の確認を行っています。お薬手帳や内服しているお薬を持参してください。
  • 手術看護認定看護師を中心とした手術室看護師による術前リスク評価の開始
    ※現在は月・水曜日のみ実施しています。
    1.リスク管理
    患者さんの今までかかられた病気をお聞きして、手術や麻酔を受ける際のリスクを評価し、適切に対処を行います。
    必要時、麻酔科外来や術前呼吸器内科外来の紹介を行っています。
    2.禁煙の推奨
    喫煙したまま手術を受けてしまうと痰が多くなり、また術後の痛みから痰が出しにくくなり肺炎になってしまう危険性があります。そのため手術前3週間の禁煙を徹底しています。
    手術前の禁煙が守れない場合、手術が延期になります。禁煙に自信がない患者さんやどうしてもタバコを止められない患者さんには禁煙外来への紹介を行っています。
    3.リハビリ科との連携
    術前の日常生活動作をお聞きして、早期に社会復帰できるよう、必要に応じて理学療法士や言語療法士によるリハビリを術前から開始しています。
    4.歯科口腔外科との連携
    口腔環境が悪い状態で手術をすると、手術中の歯の脱落や術後に肺炎を起こしてしまいます。
    口や歯に関する状況をお尋ねして、簡単な指導を行ったり、必要に応じてかかりつけ歯科医院の受診を勧めたり、歯科口腔外科への紹介を行っています。
    5.栄養相談
    栄養状態が悪いまま手術をすると、術後感染などの合併症を起こしてしまう原因になります。
    そのため、術前の栄養状態をみて、体重減少のある患者さんや栄養状態の悪い患者さんには、管理栄養士による栄養相談を実施しています。
    6.看護相談
    安全に安楽に手術が行えるよう、手術室看護師が患者さんとご家族に面談を行っています。
    安心して手術を受けていただけるよう、麻酔や手術の不安や疑問にお答えします。

手術を受ける患者さんの術前の情報を集約することが可能になり、他職種連携チームの強みとして包括的な支援ができるようになりました。

毎月1回の会議を行い、情報共有を行うことで外来・手術室・病棟と連携を図り、継続したサポートが提供できるようにしています。

活動実績

平成27年度

介入件数 955件

内 容 件 数
看護師によるサポートが必要だった件数 275
薬剤師が内服確認を実施した件数 955
理学療法士・言語療法士の介入が必要だった件数 38
歯科口腔外科受診 153

平成26年度

介入件数 36件

内 容 件 数
看護師によるサポートが必要だった件数 15
薬剤師による内服指導が必要だった件数 14
理学療法士・言語療法士の介入が必要だった件数 19
口腔外科受診 36

研究発表

開催年度 学 会 演 題 演 者
平成28年度 第29回 近畿呼吸器手術手技研究会 「周術期管理チームの立ち上げと現状について」 三渕 未央 他
平成27年度 第37回 手術医学会 「A病院での周術期管理チームの立ち上げとその効果について」 三淵 未央 他
平成26年度 第15回 関西がんチーム医療研究会 「周術期口腔機能管理と気管挿管時歯牙損傷」 小倉 孝文 他

市民講座

院内勉強会

平成27年度

平成26年度

手術室内勉強会

平成27年度

平成26年度

脳脊髄神経センター

当院では、神経疾患の診療において、関係する診療科の医師が互いに連携して患者さんの検査、診断、治療を集中して行うことで、より正確で専門的かつ総合的な医療を迅速に提供するようにしています。

一方、神経系疾患は脳血管障害や神経難病などの非常に重い障害を引き起こすことが多く、十分な神経機能回復と早期社会復帰が果たせるような包括的な診療体制の確立が大変重要です。

脳脊髄神経センターでは、専門の病棟を設け、神経系疾患をひろく診療対象として専門医療の提供にチームで取り組んでいます。専門医のほか当センター専用病棟専任の看護師、リハビリテーション部門、医療相談、看護相談などのスタッフも協力して患者さんを多方面からサポートしています。