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放射線技術科

私たちの病院の中での診療放射線技師という仕事について

放射線技術科は放射線科に属しており診療放射線技師が中心となって、多くの仕事にあたっています。一般にはあまり知られていませんが、専門分野が非常に多岐に渡っており多くの知識とチャレンジ精神が必要な仕事です。診療放射線技師は「サービス業」「機械エンジニア」「物理屋」「放射線管理業」「オペレーター」「写真屋」「コンピューターシステム管理者」「教育者」と色々な顔を持ちます。
そのような中で私たちの主な仕事である画像診断はこの25年で急激かつ大きな変化を遂げました。今では当たり前となっているデジタル画像や3D画像などを駆使して私たちは20年以上前から医師の診断の手助けをしてきました。
私たちが使用している機器は最新鋭のものばかりではありませんが、機器の能力を引き出し常に最適な条件で使用しています。

また最近では「放射線治療」を受ける人が大勢、放射線科にやってきます。「放射線治療」の照射や実質業務も診療放射線技師が中心となっておこなっています。

新聞では医師や看護師の不足がよく伝えられていますが、診療放射線技師の不足というのは聞いたことがありません。これは放射線技師が足りていると言うことではなく、「どんなに大きな病院であっても放射線技師を雇う義務がない。」という法律上の問題かもしれません。当院では時間外にもX線撮影ができますが、郊外の病院に行くと大きな病院でもX線撮影ができないところが未だにあるのです。

最後に放射線科には地域の開業医の先生方からの紹介でCTやMRIの検査を受けに来られる患者さんが多くいらっしゃいます。検査だけの為に病院にかかり長時間待たされる事がなく、検査結果は放射線科(専門)医の手によってされますので安心して受診してください。

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名称認定団体等認定技師数
第1種放射線取主任者 文部科学大臣 2
放射線治療品質管理士 放射線治療品質管理機構 1
放射線治療専門放射線技師 日本放射線治療専門放射線技師認定機構 2
核医学専門技師 日本核医学専門技師認定機構 1
検診マンモグラフィ撮影認定放射線技師 NPOマンモグラフィ検診精度管理中央委員会 5
放射線機器管理士 日本放射線技師会 1
放射線管理士 日本放射線技師会 1
医学物理士 日本医学放射線学会 1
臨床実習指導教員 日本放射線技師会 1
衛生工学衛生管理者 厚生労働大臣 1
ストロンチウム取扱 日本アイソトープ協会 4
日本磁気共鳴専門技術者 日本磁気共鳴専門技術者認定機構 1
診療放射線技師実施施設指導者 医療研修推進財団・日本放射線技師会 1

放射線診断部門

検査説明

CT

X線を用いて体の断面を観察できる装置です。従来CTと言えば横断面でしたが、マルチスライスCTでは様々な方向からの観察ができるようになりました。
また3D立体画像は手術前のシミュレーションに大きく貢献しています。

CT画像

CT画像

CT検査前後のお願い

  1. 造影剤を使用する検査では食事制限を行っております。検査前3時間以内の食事はとらないようにしてください。(水分の補給は1時間前まで問題ありません)
  2. 造影検査におけるアレルギー発生をおさえるために、造影検査の前後では普段より多めに水分を摂るようにしてください。
  3. 単純撮影(造影剤を使わない検査)では特に食事制限はありませんが、検査部位が腹部の場合は絶食をお願いします。
  4. 検査が終わりましたら、食事制限やお風呂の制限などはありませんので普段の生活に戻ってください。
  5. CTは基本的には予約検査ですが、緊急時の診断に非常に有効な検査のため予約の間に緊急検査が入ることがあります。このため予約時間通りに検査が行えない場合がありますが、ご了承ください。
検査自体に害はないの? X線を使いますのでX線被爆のリスクと造影剤使用時の副作用のリスクがあります。
まず被爆に関してですがCT検査で用いられる線量は身体的に影響が出るほどの線量ではありません。しかし多少なりともX線を浴びることは事実ですので、むやみやたらな検査は行いません。被爆のリスクをおかしてでも検査が必要であると医師が判断したときのみ検査が行われます。
造影剤に関しては事前に十分な問診を行い、副作用のリスクの高い患者さんには原則造影検査は行いません。禁忌の患者さんでどうしても造影が必要な場合にはあらかじめ抗アレルギー剤を投与するか、検査入院をしていただいて厳重な監視下の元に検査を行います。また、副作用が発生した場合にはその度合いに応じた処置を行います。

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造影検査について
1.造影CTとは

腕の血管(静脈)から100cc前後の造影剤を注射して撮影します。
体重や検査目的に応じて造影剤の注入量や注入速度を変えています。
造影剤を使うことにより病変や血管などが非常に見やすくなり、また、造影剤の取り込み具合により病変の性質を判断することができます。

血管の描出には造影剤の使用が必須ですが、3D画像を作成することによりアンギオ検査(血管造影検査)に匹敵する画像が得られます。
当院では専任の看護師が注射をおこないます。

2.造影剤とは

CTに用いられる造影剤はヨード系造影剤です。ヨードは昆布に多く含まれる成分です。
造影剤を体内に注入すると「かぁー」と熱くなりますが、これは正常な反応です。
体内に注入された造影剤は尿と一緒に体外に排出されますので、検査終了後は速やかに造影剤を体内から排出するためにいつもより大目の水分をとってください。

3.造影剤が使用できない場合

上記の通り造影剤を用いることにより検査時の情報量は大幅に増えますが、体質により造影剤が使用できない場合があります。
造影剤が使用できない人とは...

  1. 喘息の既往がある
  2. 過去にヨード系造影剤による副作用歴がある
  3. 甲状腺機能亢進症やヨード過敏症をもっている
  4. 腎気能が低下している
  5. 糖尿病薬のうちビグアナイド系のお薬(メトグルコ錠、グリコラン錠、メデット錠、メルビン錠、メルビス錠、メトホルミン錠、メトリオン錠、ジベトス錠、ジベトンS腸溶錠、メタクト配合錠)を飲まれている方は主治医とご相談ください。

これらに該当する患者さんには造影検査を実施しないように検査オーダ時に問診を行っております。また、造影検査を受けることに同意のされる場合には、説明をしっかり受けたうえで同意書にサインをいただいております。
この同意書がなければ造影検査は実施されません。

造影検査時に気分が悪くなったり発疹が出たりと何か変わったことがありましたら遠慮なくおっしゃってください。また遅延性のアレルギー(検査後しばらくたってからもアレルギーの症状がでる場合があります)として帰宅してからも何かあった場合には病院に御連絡ください。

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MRI

MRI

MRIは磁場中における人体と電磁波の共鳴現象を使った検査です。人体の断面像を撮ることができます。

特徴として「造影剤を使用せずに頭の血管を見ることができること」や「組織の変化に敏感で病変を描出するのに優れた能力をもっていること」などがあげられます。

注意しなければいけないのは、検査を受ける方にいろいろな制限があることです。

特に心臓ペースメーカーや神経刺激装置を体内に埋め込まれている方は、MRI検査はできません。また手術などで金属が体に入っている場合、材質や安全性の確認を要します。撮影中は大きな音がします。また電波の影響で体が温かく感じることがあります。

X線は使わないので、放射線被曝の心配はありませんが、妊娠中の方は、胎児への影響を考慮し検査を行わないほうがよいと思われます。

MRI検査のQ&A
検査はどのように進められるのですか? 検査時間は、20分から1時間程度かかります。検査台に寝ていただいたあと、装置(大きな磁石)の中に入っていきます。検査中は工事現場の様な音がしますが、心配ありませんので体は動かさないでください。
子供がMRI検査を受けるために注意することはありますか? 撮影している間は少しでも動くと画像がぼやけてしまい、正確な画像が撮れません。そのため、眠剤を飲んでいただいて眠っている状態で撮影をおこないます。検査予定時間の1時間前にはご来院ください。また鎮静剤や麻酔薬を使うこともあります。その場合は安全のため入院しておこないます。

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マンモグラフィー

乳房のX線検査のことをマンモグラフィと呼びます。マンモグラフィの原理は他のX線検査と同じで、X線を乳房に照射・透過させ、X線の減弱の差を、フィルム上の濃度差(コントラスト)として描出する検査です。
乳房は乳腺組織とその隙間をうめる間質、脂肪組織と全て軟部組織により構成されます。そして、腫瘍は乳腺組織とのコントラストが非常に小さく、できるだけコントラストの高い写真を撮るために専用のX線装置を使用します。 また、乳房を圧迫板で押し拡げる事でコントラストを改善する事ができます。
マンモグラフィでは触診の難しい小さながんを描出することが可能で、左右に存在する対称臓器であるため、 両側を比較する事で異常を発見する事ができます。

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核医学

核医学では、ごく微量の放射線を放出するアイソトープ検査薬(放射性医薬品)を投与して、診断や治療を行います。身体の中に入ったアイソトープ検査薬は、脳や心臓、骨など、特定の臓器や病変に集まってガンマ線を放出します。 このガンマ線の分布を写真にするための核医学診断装置を「ガンマカメラ」と呼んでいます。アイソトープを用いた核医学検査は、いろいろな臓器の働きや機能を評価できることが特徴です。

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血管造影

血管造影とは、主に動脈の中に非常に細い管(カテーテル)を入れて造影剤を流し、脳・心臓・肝臓・腎臓等の動脈から静脈にかけて変わる血管像を、連続的に何枚もX線撮影することです。この血管写真によって血管の狭窄や瘤や腫瘍等の情報が得られ、心筋梗塞・肝臓癌などの確定診断がつき、今後の治療方針や手術前の情報としては非常に重要な検査です。近年では非常に細いマイクロカテーテルが進歩して、このような診断情報のみならず、血管内治療(狭窄動脈の拡張、閉塞動脈の溶解剤注入による開通、腫瘍へ抗癌剤の動脈注入、腫瘍動脈の塞栓)なども盛んに行われるようになってきました。
それぞれ経験豊かな専門医と看護師、診療放射線技師、臨床工学技士などのチーム医療を推進しています。

1.頭部血管撮影
検査の目的
  1. 脳梗塞に関連することとして、頚部や脳の血管が細くなったり詰まってる箇所がないかどうか調べる。
  2. クモ膜下出血や脳内出血に関連することとして、血管に動脈瘤や、血管のかたまりなどの奇形がないか調べる。
  3. 脳腫瘍に関連することとして、腫瘍を養っている栄養血管がどのように入っているか調べる。
  4. その他の開頭手術や穿頭術に先立って、血管の状態を調べることもある。

最近では動脈瘤に対して、極めて細いコイルを何本も詰めて治療する塞栓術も、経験豊かな脳外科医により行われています。

2.心臓血管撮影

心臓自体に酸素や栄養を送っている血管(冠動脈)が狭くなったり詰まることにより心臓の機能に障害を及ぼす代表的な疾患に狭心症や心筋梗塞などがあり、これらの疾患は虚血性心疾患と呼ばれています。この虚血性疾患を造影して検査するだけでなく、血管内内視鏡や血管内エコー(IVUS)等も使用し、より多くの情報を得ることができます。
経験豊かな循環器内科医によって、バルーンやステント等を利用し、手際よく治療され多くの患者さんの命が救われました。
堺市内の消防署の救急隊と専門の循環器内科医との間で、「heart call LINE」が設けられ、より迅速に的確な検査・治療ができるようなNET LINEが構築されています。

3.腹部血管撮影

インターベンショナル・ラジオロジー(IVR)は、X線透視画像を見ながらカテーテルなどの器具を用いて行う治療全般をさしています。
塞栓療法(TAE)とは、癌に栄養を運ぶ血管をふさいで癌細胞を兵糧攻めにする療法です。
癌が門脈という大きな血管にまで広がり塞栓療法が困難な場合には、癌の部分に直接抗癌剤を送り込む動注療法もあります。
又、最近では肝腫瘍に対して、マイクロターゼ凝固療法も行っています。これは先端からマイクロ波を発する特殊な針で腫瘍を直接刺して焼灼する方法です。
いずれも経験豊かな放射線医と看護師、診療放射線技師によって行われています。

 

放射線治療部門

放射線治療は、文字通り腫瘍に放射線を当てることで治療する方法です。癌治療においては外科的切除、化学療法とあわせた三本柱のうちの重要な一本です。
 装置としては、外部照射装置(EXL-15DP) 1台、CTシミュレータ 1台、RTP(治療計画装置FOCUS) 2台、線量計(IONEX・応用技研)各1台、CMS製DYNASCAN 1台の構成で放射線治療を実施しています。