診療のご案内

  1. ホーム
  2. 診療のご案内
  3. ネットで知ろう病気の“はなし”
  4. 肺炎

肺炎

メッセージ・総論

風邪をこじらせて病院に行ったら肺炎だった、という経験をされた方は多いのではないでしょうか。肺炎はなじみの深いありふれた病気であるからこそ、飲み薬だけで良くなる軽症から、人工呼吸管理を要する重症までバラエティーに富んでいます。また、肺炎は日本人の死因統計の4位であり、高齢者にとっては命に関わる怖い病気です。

肺炎は肺に微生物が感染し、炎症をおこす病気です。原因となる微生物には肺炎球菌、インフルエンザ桿菌、マイコプラズマ、クラミジア、レジオネラなどがあります。どの菌に感染しているのかは痰を調べてわかることが多いです。普通の風邪はウィルスが原因であることが多いため抗菌剤は不要ですが、肺炎は細菌が原因となることが多く抗菌剤が必要になります。入院が必要かどうかはおおまかに、酸素が必要かどうか、抗菌剤が飲めるかどうか、で判断します。すなわち酸素が必要な方、抗菌剤が飲めない方には入院をお勧めします。

診断方法

咳が増えた、黄色い痰が出る、熱が出る、などの症状があれば、肺炎が疑われます。その場合、酸素濃度を測ったり、肺を聴診したりして異常があるかどうかを調べます。異常があれば、肺炎がさらに疑わしくなるので、胸部レントゲンをとったり、血液検査をしたりします。肺炎の原因微生物の特定には痰の検査が必要です。

ページの先頭へ戻る

治療方法

原因微生物を推測しうる場合は、その微生物に効果のある抗菌剤で治療を行います。抗菌剤には飲み薬と点滴があります。外来で治療を受けられる方は主に飲み薬、入院で治療を受けられる方は主に点滴で治療を行います。抗菌剤に対してアレルギー(過敏反応)を起こされる方がいますので、処方前に今までのアレルギーの有無を確認させていただきます。また、低酸素血症がある場合は酸素投与、重度の呼吸不全を認める場合は人工呼吸管理を行います。

ページの先頭へ戻る

治療実績

2010年1月~12月呼吸器内科入院症例(のべ数)

  • 肺炎 143例
  • 非結核性抗酸菌症 10例
  • 結核 3例

ページの先頭へ戻る

その他

当院の特徴

主に総合内科、呼吸器内科が担当し治療にあたります。重症肺炎に対しては救急集中治療科と協力のうえ、人工呼吸管理を行うことが可能です。また、心臓が悪い、肝臓が悪い、腎臓が悪い患者さんも各専門医と協力のうえ、安心して治療を受けていただくことが可能です。

ページの先頭へ戻る

よくある質問

肺炎ってうつりますか? 原因微生物の種類によります。
肺炎の最大原因菌の肺炎球菌はうつりません(ヒトからヒトへは感染しません)。しかし、マイコプラズマは咳を介して感染し、家族内やcommunityで集団感染することがあります。
また、ヒトからヒトへ感染する重要な菌は結核菌です。日本は先進諸国と比べまだまだ結核感染の多い国であり、集団感染して社会問題となることがあります。
肺炎ワクチンって何ですか? 正式には肺炎球菌ワクチンです。肺炎を起こす微生物のうち約50%は肺炎球菌です。肺炎球菌ワクチンを打つことで、肺炎球菌感染を予防したり、感染後の重症化を予防できたりします。65歳以上の方は接種することが推奨されますが、保険の効かない任意接種です(当院では7800円)。なお、1回の接種で5~10年間有効です。
間質性肺炎って言われたんですけど? いわゆる肺炎は微生物が肺に感染した状態ですが、間質性肺炎は感染以外の原因で肺の間質に炎症が生じた病気です。原因としては①膠原病などの自己免疫疾患、②有害物質の吸入、③薬剤、などがあります。具体的にはリウマチ肺や過敏性肺臓炎、特発性間質性肺炎などが間質性肺炎の範疇に入ります。
精密検査として胸部CTや気管支鏡検査が必要になることがあります。感染症ではないため通常抗菌剤は無効です。
なお当院呼吸器内科でも精査・加療可能です。

ページの先頭へ戻る