救急外科
我々は、主に
- 救急車によって搬送されてきた外傷患者の受入れ
- 癌以外の急性期疾患や外傷による臓器損傷への外科治療(緊急手術)
を担当しております。
ただ、当院外科には各臓器を専門とする優秀な医師が何人もいます。そのため、対象疾患や対称臓器に応じて、彼ら臓器別専門外科医師と協力して診療する体制をとっております。
対応疾患
- 外傷(軽症):挫創や切創などの表在外傷
- 外傷(重症):腹部外傷、胸部外傷、多発外傷
- 急性虫垂炎
- 汎発性腹膜炎:胃十二指腸穿孔、大腸穿孔など
など
特色・強み
1.外傷患者への一環とした診療体制
外傷患者に対して、救急車の受入れからの初期治療、緊急処置や手術、術後治療、さらには転院や外来フォロー、まで一環として診療できる体制を取っております。損傷部によって、整形外科や脳外科、形成外科、泌尿器科や婦人科などの専門医と手術協力を行い、さらには、呼吸器内科や循環器内科、糖尿病専門医などとも相談、外傷患者へのベストな治療、全身的治療が取れるような院内体制、コーディネートを心がけております。
2.小児外傷への診療体制
近年受入れ困難が多発している小児の外傷患者も積極的に受入れております。頭部打撲や挫創、切創など比較的軽症の患者が多いのですが、昨年は、乳幼児(0-6歳)だけで50人以上の患者診療を行いました。この中には、大阪市や松原市、河内長野市など堺市外からの搬送も少なくありません。
3.急性虫垂炎における全身麻酔手術
急性虫垂炎、いわゆる盲腸の手術ですが、現在でも腰椎麻酔(背骨の隙間から麻酔薬を入れて、腰から下だけの痛みや動きをとる方法)で行っている病院が少なくありません。腰椎麻酔は、麻酔の効き具合の微調整ができない(場所によっては痛みがとれにくい)、薬の量が多すぎたり効きすぎたりすると呼吸が止まってしまう、また腰椎麻酔を担当するのは手術を行う外科医であることが普通であり、術中に患者が急変した場合には対応が遅れる、などといった問題があります。当院では手術部および麻酔科の協力により、急性虫垂炎の手術はほとんど全身麻酔で行います。麻酔科医に患者の全身管理を任せることにより、外科医は手術に集中することができるのです。
治療実績・成績
1.救急外来での診療(2011年):平日日勤帯分
| 受入れ傷病者数 | 救急車搬入 | 221人 | 計288人 | |
|---|---|---|---|---|
| 他(紹介など)の傷病者数 | 67人 | |||
| 受傷機転 | 交通事故 | 76人 | ||
| 労災 | 20人 | |||
| 転倒/転落/墜落 | 119人 | |||
| 不慮の事故 | 28人 | |||
| 小児外傷受入れ | 0-1歳 | 29人 | 計76人 | |
| 2-6歳 | 24人 | |||
| 7-12歳 | 20人 | |||
| 13-15歳 | 3人 | |||
2.外科緊急手術
過去6年間の当院外科でおこなった緊急手術(予定外・準緊急手術を含む)の年間件数の推移を以下に示す。

当院における外科緊急手術数は増加傾向を示し、2011年では年間375件となった。平均すると、ほぼ毎日1件の緊急手術が行われている。当院は救急医療にも力を入れており、今後も増加が見込まれる。
担当医師・スタッフ
![]() | 氏名 | 中田 康城(なかた やすき) |
|---|---|---|
| 職名 | 急性期一般外科担当部長 兼 高度救急災害医療担当部長 岐阜大学臨床系客員教授〔救急災害医学分野〕 |
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| 大学(卒業年度) | 山梨医科大学(昭和63年卒) | |
| 専門分野 | 救急医学、一般外科、外傷学、急性中毒学、災害医学 | |
| 認定資格等 | 医学博士(大阪大学) 日本外科学会認定医 救急科専門医 日本救急学会認定指導医 日本DMAT隊員(統括DMAT) エマルゴトレインシステム 国際上級インストラクター・エデュケーター 日本救急医学会認定ICLSインストラクター・ディレクター ACLS大阪認定インストラクター JATECインストラクター JPTECインストラクター(近畿世話人) 水難学会認定着衣泳指導員 |
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| 学会 | 日本救急医学会(評議員) 日本救急医学会近畿地方会(幹事) 日本集団災害医学会(評議員) 日本臨床救急医学会 日本外科学会 日本中毒学会 日本外傷学会 失敗学会 水難学会 |
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| モットー | "医師が処置し神が癒し給うた" "敬天愛人" |






