医療全般に言えることかもしれませんが、従来から麻酔は手術室という密室の中で行われる「経験や勘」に頼る部分が大きい医療行為・特殊技術であると考えられてきました。当院麻酔科では昨今の医療事情を鑑みて、手術を受けられる患者さんそして医療スタッフなど誰の立場からみてもわかりやすい客観性に富んだ安全確実な麻酔を行うことを心がけています。
対応疾患
手術室で行われる外科系各科手術の麻酔管理を担当しています。現在のところ人員不足のために腰椎麻酔・伝達麻酔症例は原則として各科で管理していただいていますが、ハイリスク症例はコンサルトしていただき麻酔科で管理しています。
また、開腹・開胸手術では全身麻酔と併用する硬膜外麻酔により術中から積極的に鎮痛をはかり、術後はできる限り早期に離床・リハビリを開始できるように心がけています。
特色・強み
「世界標準」の麻酔・集中治療を目指しています。侵襲度の高い気管挿管や中心静脈カテーテル留置などの処置は最新の医療機器を駆使して視覚化をはかり可能な限り安全確実に行っております。また、術中は最新の麻酔器およびモニターを使用して患者さんの全身状態を常に監視しています。
毎週月曜日にはハイリスク麻酔術前外来を開いて関連各科や呼吸リハビリチームと連携しながら手術前から合併症の管理や禁煙指導を行い、高齢の患者さんや循環器・呼吸器合併症を持つ患者さんでもスムースに手術を受けていただけるように努力しています。
上記のようなハイリスク症例や大手術の術後は集中治療部にて主科と協力して管理を行います。平日朝8時30分から申し送りと回診を行い、スタッフ全員でディスカッションしながらエビデンスに基づいた高度な周術期管理を提供しています。



治療実績・成績
| 全身麻酔 | 腰椎麻酔 | 局所麻酔 | 合計 | |
|---|---|---|---|---|
| 合計 | 1696 | 608 | 631 | 2935 |
| 外科 | 930 | 118 | 150 | 1198 |
| 脳神経外科 | 69 | 0 | 30 | 99 |
| 整形外科 | 257 | 69 | 89 | 415 |
| 皮膚科 | 3 | 0 | 111 | 114 |
| 泌尿器科 | 58 | 211 | 82 | 351 |
| 産婦人科 | 201 | 210 | 2 | 413 |
| 眼科 | 0 | 0 | 54 | 54 |
| 耳鼻咽喉科・頭頸部外科 | 128 | 0 | 68 | 196 |
| 歯科口腔外科 | 50 | 0 | 44 | 94 |
| 麻酔科 | 0 | 0 | 1 | 1 |

担当医師・スタッフ
![]() | 氏名 | 髙橋 完(たかはし かん) |
|---|---|---|
| 職名 | 部長 | |
| 大学(卒業年度) | 滋賀医科大学(平成4年卒) | |
| 専門分野 | 集中治療 | |
| 認定資格等 | 麻酔科専門医、集中治療専門医 ECFMG(米国臨床医資格) 米国集中治療フェローシップ修了 滋賀医科大学非常勤講師、医学博士 |
|
| 学会 | 日本麻酔科学会、日本集中治療医学会 | |
| モットー | 世界標準を目指す! |
![]() | 氏名 | 青井 良太(あおい りょうた) |
|---|---|---|
| 職名 | 医員 | |
| 大学(卒業年度) | 滋賀医科大学(平成16年卒) | |
| 専門分野 | 術中麻酔管理 | |
| 認定資格等 | 麻酔科専門医 | |
| 学会 | 日本麻酔科学会、日本集中治療医学会 | |
| モットー | 頑張ります |
施設認定
- 日本麻酔科学会
- 麻酔科認定病院
研究発表
| インフルエンザA罹患中に合併した気管支粘液塞栓で 呼吸不全が遷延した学童例 日本小児救急医学会雑誌 第8巻 第2号 241 2009年 |
濱田 匡章、上田 卓、道野前 八重、 内田 優美子、土井 政明、大村 真曜子、 柴田 真理、柳本 嘉時、高瀬 俊夫、 髙橋 完、小角 卓也 |
|---|---|
| 心拍動下冠動脈バイパス術におけるフェンタニルと レミフェンタニルの比較 - ICU 入室から抜管までの時間と ICU 滞在時間について- 日本集中治療医学会雑誌 第17巻第3号 349 2010年 |
今宿 康彦・北川 裕利・青井 良太・ 髙橋 完・薮田 浩一・橋村 俊哉・ 助永 親彦・野坂 修一 |
| 挿管困難が予想された Marfan 症候群患者の麻酔経験 臨床麻酔 Vol.34 No.12 2010年 |
中迫 由里、河野 通彦、石川 ゆうこ、 小畠 久和、髙橋 完 |
| 腹部敗血症性ショック患者における急性期血液浄化療法の 水分管理にフロートラックシステムが有用であった1症例 Case Study エドワーズライフサイエンス 2010年 |
髙橋 完 |
学会発表
| 周術期における血行動態管理 -最近の動向- 第35回日本体外循環技術医学会大会 大阪市 2009年10月11日 教育講演 |
髙橋 完 |
|---|---|
| 中心静脈穿刺時に、右内頚静脈血栓および 右鎖骨下静脈血栓を超音波で偶然発見した症例 臨床麻酔学会29回大会 浜松市 2009年10月30日 |
園部 奨太、助永 親彦、薮田 浩一、 橋村 俊哉、蔵 昌宏、脇田 勝敏、 小多田 英貴、松山 仁、髙橋 完 |
| 腹部大動脈瘤手術における Stroke Volume Variation (SVV) と Pleth Variability Index (PVI) の比較検討 日本麻酔科学会第57回学術集会 福岡市 2010年6月3日 |
石川 ゆうこ、今宿 康彦、上野 裕美、 青井 良太、北川 裕利、野阪 修一 |
| レミフェンタニル麻酔導入時のアトロピンによる 循環抑制の予防効果 日本麻酔科学会第57回学術集会 福岡市 2010年6月3日 |
青井 良太、石川 ゆうこ、湯浅 真由美、 今宿 康彦、北川 裕利、野坂 修一 |
| 上腹部手術中に心停止を来し 術後冠攣縮性狭心症と判明した1症例 第56回 日本麻酔科学会関西支部学術集会 大阪市 2010年9月3日 |
河野 通彦、石川 ゆうこ、小畠 久和、 髙橋 完 |
| FloTracセンサーおよびPreSepカテーテルを用いた 肝切除術の術中管理 第10回 京滋麻酔科医会学術講演会 京都市 2010年9月25日 |
髙橋 完、河野 通彦、石川 ゆうこ、 小畠 久和 |
| 「フロトラックセンサー」を用いた症例検討会 座長 第1回 泉南モニタリングセミナー 堺市 2010年10月29日 |
髙橋 完 |








