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診療科 - 中央手術科 -

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中央手術科

中央手術部は当院の各診療科が手術を行う部署です。手術に直接携わる外科系診療科の担当医、麻酔科医、手術室看護師、臨床工学技士のみならず、手術器具等の洗浄滅菌を行う滅菌室、手術ごとに手術器具、手術で使用する器材をセットするSPDや一般事務を行う事務員により構成されています。これら多職種の職員によるチーム医療により、患者さんの手術を安全、安心、円滑に行うことを目標に日々勤務しております。

当院では、地域の急性期医療の中核病院として、悪性腫瘍手術を多く手がけてきております。一方、地域の救急医療においても大きな役割を担ってきており、外科系診療科はオンコール体制を整備し、緊急手術にもできるだけ積極的に取り組んでおります。また、食道がん、肝胆膵領域の悪性腫瘍手術、頭頚部腫瘍の手術など長時間に及ぶ手術のみならず、鏡視下手術や顕微鏡手術、てんかんに対する手術など先進的な手術も行っております。

このページの目次

新病院における手術室のコンセプト

手術センターは新病院において手術室を10室整備しています。今回の新病院の手術室の整備について限られたスペースの中で、最大限、安全・安心に多くの患者さんに手術を受けていただけるように、また、救命救急センターからのスムーズな患者さんの受け入れ、鏡視下手術が十分できるスペースを持った手術室、心臓血管外科に対応するハイブリッドオペ室など高度な医療を行えるように設計しています。

Ⅰ.高度専門性にあわせた手術室の設計

心臓外科対応のハイブリッドオペ室

心臓外科の領域は、従来から行われている開心術や、弁置換術、人工血管置換術だけではなく、血管を内腔より拡張させるステント等を使った血管内治療の技術の進歩とともに、血管造影を行いながら、ステントを留置する血管内治療と手術療法を複合して行うためのハイブリッドオペ室を1室準備しました。東芝製の今春認可されたばかりの機種を選定し、視認性の良い、また、ベッドの可動域が広く、加重負荷にも耐えられるものを選定しています。当院では旧病院の時から、堺市内な救急を積極的に受けており、解離性大動脈瘤や腹部大動脈瘤の切迫破裂、外傷性の大動脈損傷の症例をすでに受けてきましたが、当院で残念ながら治療できない症例は他院に転送していましたが、これからは、心臓血管外科が新設され、当院で治療されるようになることが期待されている。

鏡視下手術対応の手術室

近年、低侵襲な手術をして鏡視下手術の適応があらゆる領域、診療科に広がってきています。また、予定の手術ばかりではなく、緊急手術や腹腔内や胸腔内の観察や生検目的にも鏡視下に観察されるようになりました。鏡視下手術は手術ベッドの周辺に様々な医療機器(タワーやパワーデバイス)やモニターを必要とし広いスペースを必要とします。また、鏡視下の画像を映し出すモニターが無影灯とともに天井からつられており、どの方向からもモニターの視認性が良いようにシーリングの配置には工夫しました。また、このような鏡視下手術を行える手術室を4室用意しています。

クリーン度の高いクラス100の手術室

整形外科脳外科領域では患者の高齢化に伴い、人工関節等の置換術や回答手術も増えてきています。異物を体内に入れる手術や回答する手術では、感染が最も回避すべき合併症となります。そのような意味で、最高のクリードの手術室を2室作りました。

Ⅱ.救命救急センターの3次の救急患者の手術の迅速な手術室への受入れ

当院は新病院に移転するに当たり、堺市で初めての救命救急センターを併設します。救命救急センターでは、堺市2次医療圏だけではなく南大阪の最重症患者である3次救急患者が搬送されてきます。これまで、堺市消防管内から管外の搬送される3次救急の患者さんは年間約300名ほどおられ、その大半は多発外傷患者さんです。これらの患者さんの受け入れとスムーズな対応を行うべく、救命救急センターの初療室は2名の対応ができるスペースを確保しており、それに隣接する自走式の128列のCT装置とハイブリッドオペ室を1室完備しました。またこれらの部屋を患者さんを別途移動させずに、そのまま、CT検査、手術と向かえるようなレールウェイシステムで連結させています。CT検査で、出血点の確認、ハイブリッドオペ室でステントや塞栓術等の血管内治療で一時止血をした上で、4階にある中央の手術室に直結したエレベーターで手術室、さらにそれに隣接する救命救急センターのICUに患者を迅速に搬送できるシステムを作っています。一刻を争う患者さんにできる限り迅速に対応できるよう、夜間も365日、麻酔科医師1名、手術室スタッフ3名の当直体制をとろうとしております

Ⅲ.院内、救命救急センターのICUと隣接する手術室

当院の手術を受けられる患者は年々増加しており昨年度は約4,140名、その約半数は全身麻酔症例です。これから、新病院に移転し、心臓血管外科、救命救急センターからの外傷や急性腹症の患者や脳外科・整形外科領域の手術が増えることが予想されます。また、日本自体も2025年に向けてさらに高齢化社会になり、術後の管理もさらに難しくなる可能性があります。そこで、当院では手術終了時の患者さんの状態を担当麻酔科医が、一旦ICUで観察、管理すべきかどうかを判断し隣接する集中治療室に入室させられるように扉一つでつながっているように配置しています。

Ⅳ.一足性

旧病院では、手術室では手術室の中に入るのに履き物を替えていましたが、履き物の履き替えが、手術室の環境の清潔を保つことにエビデンスがないことがこれまでにも言われており、今回の新病院では外来、病棟からの入室、退出、隣接している院内ICUへの退出等を簡便にするために一足性を採用することにしました。

対応疾患

特色・強み

中央手術部には、バイオクリーンルーム1室を含む9室あり、月曜日から金曜日まで平日日勤帯で予定手術を行っております。3ないし5つの手術を平行して行っております。
開胸手術、長時間開腹手術、ハイリスクの患者さんでは術後同一階にある集中治療室に入室して治療を受けていただきます。集中治療室では麻酔科医、外科系担当医師等の連携で治療させていただきます。