スペシャリストの活動
スペシャリストとして院内レベルを向上させる先輩に続いて!
看護師として働きはじめると、自分の目指す看護スタイルや将来の目標が確立していくものです。
より専門性を高めて看護の質を向上させたいと願いなら、認定看護師を目指すのもひとつの方法。
当院は、一般看護師の育成はもちろん、認定看護師を目指す方のバックアップも積極的に行っています。
急性・重症患者看護専門看護師 岸田 敬子
「患者さんの視点で問題点を捉えて、看護観を高めてください」当院にも、状態が変化しやすい重症患者や合併症リスクを抱えた手術患者が多くいます。
また、重症な病態から生命をとりとめても、身体機能を回復するには、多くの援助を必要とする患者さんもいます。そのため、看護の仕事は繁雑化し、看護師が患者さんのニードや苦しさに十分目を向けられないことも多いかもしれません。ですが、その時、その時の関わりだけでなく、病気を抱える患者さんの思いや将来を見据えた看護を提供していく気持ちを忘れずに経験を積み重ねてほしいと思います。自分自身がそのことを忘れずにいることが、小さくても、看護の楽しさをいつも感じられることにつながっていくと思います。 そして、看護観をさらに高めたくなれば、専門看護師や認定看護師を目指してキャリアを磨かれるとよいと思います。
慢性疾患看護専門看護師 田中 順也
平成23年3月に、慢性疾患看護専門看護師の資格を取得しました。慢性疾患とは、糖尿病や腎臓病、呼吸器疾患など治癒が困難な病気のことをいいます。慢性疾患を抱えた人たちは、いろんな制限や我慢のある暮らしの中で、様々な葛藤や苦労を経験しながら生きています。そういった人たちに、看護師として何ができるのか、何とかして力になりたいという思いから、専門看護師を目指しました。現在は透析室に勤務しており、腎不全や糖尿病を患った人たちが病気と向き合い、自己管理できるように支援しています。
資格を取得したばかりで経験も浅く、未熟な部分もたくさんありますが、病気を抱えた人たちが少しでも病気と上手く付き合えるように、専門的視点に立って援助していきたいと考えています。幸い当院には、専門的な知識や知恵、経験が豊富な人が揃っています。いろんな職種の人と協力しながら、慢性疾患患者さんの支援を頑張っていきたいと思います。
がん看護専門看護師 / 乳がん看護認定看護師 井関 千裕
乳がん看護認定看護師を取得し、多くの乳がん患者さんと関わる中で、「がん看護の知識を深めたい、患者さんの希望に寄り添いたい」という思いが強くなり大学院に進学しました。その後、平成23年にがん看護専門看護師の資格を取得しました。「がん」に罹患すると身体の変化だけでなく、パートナーや子ども・周囲との関係、自分の生活や生き方、心のあり様にも変化が生じます。最近では、がんは慢性疾患とも呼ばれ、長い治療経過を辿ります。その治療過程においてがん看護の専門的で高度な知識や技術を用いて、看護の立場で患者さんとご家族をサポートすることは重要です。専門看護師として、患者さんとそのご家族を支え治療中の安全を守ると同時に、その人らしさを大切すること、心の声に耳を傾けることに心がけています。一方で、懸命に生きるがん患者さんと正面から向き合うことで多くの学びを得ることができます。
当院には、がん医療を専門とする医師・薬剤師などの多くの医療専門職が在籍し、チームで患者さんとご家族をサポートしています。がん看護を学ぶにはとても良い環境にあると思います。がん看護に興味のある方、ぜひ一緒に働き、がん看護の質向上に努めましょう。
感染管理認定看護師 上山崎 みちる
「教育が充実。仕事と勉強、遊びのメリハリで自分磨き!」感染管理は病院において重要な課題です。そこで私はリンクナースと兼任で感染管理を担当しましたが、やはり兼任では限界を感じ、専任で感染管理を行いたいと、感染管理の認定看護師を目指すことに。しかしその過程でも、看護師・主婦・子育て……と、いくつもの役割をこなしながらの勉強でしたので、時間の確保が大変でした。しかし、気負いすぎずに楽しんでやるように心がけ乗り切りました。
専任として着任以来、感染制御チームの一員として動くことを心がけ、感染に関する知識と遵守率の向上を病院全体に対して周知徹底できるよう励んでいます。
当院はやる気があれば、長期間でも研修に行ける機会を得ることができるので、自分をどんどん磨けますよ。
感染管理認定看護師 西原 美里
ICTリンクナースとして4年間の活動を終えて、6ヶ月間の研修を修了し、2008年6月に感染管理認定看護師の資格を取得しました。感染管理は、「難しい」というイメージを持たれやすい分野だと思います。しかし、病院で勤務する全ての人が同じ知識を持って、正しく実施できなければ感染予防はできません。そこで、感染管理における教育・実践・コンサルテーションを行って、全ての職員が、感染対策を理解し実践できるようにすることが重要だと思います。そのために、感染対策の見直し・感染管理教育・コンサルテーション・医療関連感染サーベイランスなど、ICNが行うべき課題は多くあります。まだまだ経験も浅く勉強と努力の日々ですが、少しずつでも役割を遂行していきたいと思います。そして、ネガティブになりがちな分野だからこそ、職員へのポジティブな対応ができるように心がけていきたいと思います。
感染管理認定看護師 松田 祥子
H18年に認定看護師教育課程を卒業した当初から、兼任ICNとして勤め、5年目になります。現在、私が所属するICUには、大手術や出血、重症肺炎などの重度の侵襲を受け、易感染性の状態に陥った患者さんが入室しています。クリティカルケア領域において、感染防止対策を実践していくことは、患者さんの予後を左右する重要な因子と言えます。
「目の前にいる患者さんが、もし自分の家族だったら・・・」と常に患者さんがさらされている感染リスクを考え、より質の高いケアが提供できるよう実践者ナースとして頑張っています。感染管理活動は、日ごろはあまり注目される機会が少なく地道な努力が必要とされますが、「縁の下の力持ち」となって患者さんや職員を感染から守れるICNになれるよう、日々精進したいと考えています。
緩和ケア認定看護師 岩瀬 有里
堺病院では2006年に緩和ケアチームが発足し、「緩和ケア」が充実するよう取り組んでいます。緩和ケアは患者さんが抱えている「つらさ」に焦点をあててケアします。認定看護師として、多職種で構成されているチーム間の調整役、スタッフのケアモデルとなる役割の他に、患者さんを一人の人間として捉え、身体的症状だけでなく心の痛みにもより添い、患者家族も含めたケアをスタッフの誰もが提供できることを目標に、勉強会やコンサルテーションで共に考え、悩み、成長できる関係性を作りたいと考えています。現在は緩和ケアチームでの活動の他、患者さんへのマッサージの施行や、リンパ浮腫のセルフケア指導を行ったりしています。
緩和ケア認定看護師 濱中 裕子
緩和ケアという領域はその役割内容が幅広く、そして深く「人」に関わっていくことができる領域だと思っています。そのためにも自分の看護観・人生観・死生観を日々見つめながら、研鑽しています。
病気など人生における危機的な状況に直面し、苦悩し、さまざまな選択を経過してきた患者さん・ご家族様と一緒にその苦悩に向き合いながらサポートしていくことができる存在になりたいです。病気と向き合う流れの中でのさまざまな体や心の苦しみを一緒に感じ取りながら、どのように過ごしていくことができるかを常に考えていきたいと思います。病気を体感された早期から「緩和ケア」へのSOSを出してください。できることがたくさんあります。
がん性疼痛看護認定看護師 河田 尚子
がんは我が国での死因トップの病気で、私たちにとってとても身近な病気です。初診時に痛みを訴えるがん患者さんは30%にのぼります。そして進行がんにおいては60~70%、末期がんにおいは75%の患者さんが痛みを抱えて苦しんでいるといわれています。患者さんの苦痛が少しでも軽減できるように看護師としてできることは何かと模索し、もっと専門知識や技術を習得したいと思ったのが、がん性疼痛看護認定看護師を目指したきっかけでした。現在は主に、麻薬の管理方法や使い方、副作用対策、観察のポイントなど学んできたことを皆に伝えられるように頑張っています。また、がん患者さんの疼痛マネジメントを一緒に行ったり、患者さんへの対応で困った時などの相談役を担ったりしています。痛みのマネジメントがうまくいかず悩むこともありますが、楽になった時に患者さんが見せてくれる笑顔を励みに頑張っています。
乳がん看護認定看護師 濱口 佳子
乳がんの治療を受けられる方は、手術による乳房の変化や薬物療法の副作用など、さまざまな不安や悩みを抱えておられます。私が乳がん看護認定看護師を目指したのは、「乳がんで乳房を切除したため外出をする機会が減り、おしゃれをしなくなった。」という患者さんの言葉がきっかけで、乳がんに罹患しても、乳がんとうまく付き合い、その人らしく生活できるよう支援したいと考えたからです。現在は乳腺看護専門外来を担当し、告知後の心理的支援・治療に伴う副作用に対するケア・リンパ浮腫ケア・ボディイメージ変化への支援などをおこなっています。また、乳腺チームの一員として他職種と協働しながら患者さん・ご家族様のサポートをしています。当院は専門的知識をもったスタッフが多数在籍しており、チーム医療も充実しています。スタッフ間で協働しながら、がん医療・看護の質向上を目指して一緒に頑張りましょう。
皮膚・排泄ケア看護認定看護師 南部 真里恵
臨床経験も浅く、勉強が嫌いだった私が認定の資格を取得したのは、一人のオストメイトとの出会いでした。ストーマケアに難渋する患者を前に、看護師としてできることは何かと模索し、もっと専門知識や技術を習得しなければ、と実感したのがきっかけでした。皮膚・排泄ケア分野では、創傷・ストーマ・失禁だけでなく、瘻孔や栄養管理など多岐にわたります。不可能を可能にできた創傷や瘻孔管理では、多くのやりがいを実感することもできます。現在は、褥瘡管理者としての役割を担い、予防的視点から看護ができるようケア介入やスタッフ教育に努めています。当院は、やりたいことを支援してくれる病院です。個別性を重視し、質の高い看護を提供できる看護師を目指して、自己研鑽に励んでほしいと思います。
皮膚・排泄ケア看護認定看護師 山本 絵美子
当院では、皮膚・排泄ケア分野において二人目の認定看護師となります。私が認定を目指したきっかけは、緊急の手術でストーマを造設した患者さんとの関わりの中で、十分に知識のないままストーマケアについて、手さぐりで関わっている自分がもどかしいと感じたからです。そして、皮膚・排泄ケア認定看護師の存在を知り、自分もなりたいと思い目指しました。昨年に資格を取得し、今は排尿障害の患者さんへの関わりや、フットケア外来・ストーマ外来といった活動を行い、活動の幅も広がりつつあります。まだまだ、認定看護師としては未熟ですが、多くの方から活動に対する理解と協力を得ることができ、日々支えられています。認定看護師として、多くの患者さんと向き合い、スタッフや医師・他職種と協働しながらよりよい看護を提供していけるようがんばっています。ともに患者さんと向き合い、専門性のある看護の提供ができればと思います。
救急看護認定看護師 久保 桂子
「救急に関心があるなら、災害派遣も含め幅広く活躍できます」認定看護師を目指そうと思ったのは、クリティカル部門で看護をしていく中で、「もっと患者さんを理解したい」「危機的状況にある患者さんや家族の方の力になりたい」と考え、より専門性を高め、質の高い看護を提供したいと考えたからです。
現在は、当直看護師を対象に救急搬送患者(心筋梗塞・心肺停止)の受け入れ訓練を実施しています。また、全看護師を対象にBLS(一次救命処置)、外来看護師のAED訓練実施、外傷症例の勉強会を実施しています。
当院は災害拠点病院であり、DMATという災害時に派遣される自己完結型医療チームもあるため、広く「救急」に興味のある方なら、大いに勉強・活躍できますよ。
救急看護認定看護師 吉田 恵子
私は内科的集中ケア実践や臨床判断の能力向上を目標に勤務しています。そしてさらに「自分の行う看護実践にもっと責任と自信を備えたい」と考えるようになり、認定看護師の道へ進みました。当院には重症心疾患、ショックを伴う内科重症例、外科手術後など綿密な集中治療管理を要する患者さんが数多く入院されます。救急は、生体モニタや機器から数多くの情報を得られる環境にあると同時に、体に触れて情報を得ることや、患者のニードに気づくことの重要性を再認識する場所でもあります。
私は学生の頃から救急看護師になりたいと志し「SPEED・SMILE・STUDY」を胸に看護してきました。今後は救命センター開設が予定されています。救急看護を志す方にも働きやすく、看護の専門性を発揮できるよう、力になれればと考えています。私自身も初心を忘れることなく研鑽し、常に患者さんに寄り添える看護師でありたいと思っています。
脳卒中リハビリテーション看護認定看護師 竹野 道子
脳卒中は突然発症し、麻痺などの運動機能、認知や意識などの障害を残すことも多い疾患です。後遺症によってこれまでの生活が困難となることがあり、患者さんだけでなくご家族も戸惑い、多くの苦悩を経験しています。一番接する時間が長い看護師が専門性を持って看護することで、障害を最小限にとどめ生活を再構築する手助けができるのではないかと感じたことが認定看護師を目指した動機です。現在、脳脊髄神経センターで勤務していますが、多忙な中でも患者さんと接する時間を大切にし、退院後の生活をイメージしながら支援できるよう努力していきたいと思っています。
平成23年に認定看護師の資格を取得しまだまだ未熟ですが、当院は多職種によるチーム医療も充実しており、心強い仲間が大勢います。経験豊かな医師やセラピスト、医療相談員や看護スタッフとカンファレンスを行いながら、ともにより良い医療・看護の提供を目指しています。
助産師 東 淳
助産師外来は曜日担当制で、助産師一人ひとりが責任をもって母子ケアに携わっています。妊娠経過を通して妊婦さんと一緒に悩んだり、喜んだりしながら、私に何ができるのかを常に考えています。助産師外来から病棟へと連携した看護の提供ができるよう日々、妊婦さん達と関わっています。両親学級、母子同室、乳房外来など、母子の安全とトータルケアを目指し忙しい毎日ですがやりがいを感じています。また、立ち会い出産もスタートし家族で出産に主体的に取り組めるような関わりを目指しています。産科病棟は、新しい生命の誕生の場に立ち会えることのできる素敵な職場です。一緒に楽しく学んでいきましょう。