臨床指標チーム医療
更新日:チーム医療に関する指標
入院患者の他科診療中の皮膚科診察依頼率【プロセス指標】
定義・計算方法
項目の説明
入院している診療科以外の診療科にコンサルティングを依頼した割合です。
総合病院としての総力が活用されているのか、各診療科をふくめた患者満足度のチーム医療の機動力が発揮されているのか、科の連携がなされているのかの目安として院内の経年変化を見ています。
皮膚科・形成外科は皮膚病変の早期発見・褥瘡コンサルティング含め、自科入院患者数の割りに他科からのコンサルティングが多い科として着目しております。
入院患者の他科診療中の形成外科診察依頼率【プロセス指標】
定義・計算方法
項目の説明
入院している診療科以外の診療科にコンサルティングを依頼した割合です。
総合病院としての総力が活用されているのか、各診療科をふくめた病院全体のチーム医療の機動力が発揮されているのか、科の連携がなされているのかの目安として院内の経年変化を見ています。
皮膚科・形成外科は皮膚病変の早期発見・褥瘡コンサルティング含め、自科入院患者数の割りに他科からのコンサルティングが多い科として着目しております。
褥瘡発生率【アウトカム指標】
定義・計算方法
項目の説明
褥瘡とは床ずれのことです。ひとたびできると治りにくく、苦痛を伴うことも多いため、発生させないための予防が大切となります。また、在院日数の長期化や医療費の増加にもつながることから、診療報酬上の基準には「褥瘡患者管理加算」および「褥瘡ハイリスク患者ケア加算」が位置づけられ、予防対策が指導されています。この様な背景から、当院では褥瘡発生を予防するために、患者さんの褥瘡発生につながる危険因子の把握や予防対策及び積極的な治療に取り組んでいます。
人工膝関節全置換術患者の早期リハビリテーション開始率【プロセス指標】
定義・計算方法
項目の説明
人工膝関節全置換術後の過度な安静は、廃用症候群を引き起こす原因となります。このため、早期にリハビリテーションを開始し、廃用症候群を予防していくことが重要になります。また、人工膝関節全置換術後、早期にリハビリテーションを開始することで、下肢への静脈うっ帯を減少させ、深部静脈血栓症の発生頻度を低下させることにもつながります。さらに、早期退院に向けて、早期にリハビリテーションを開始することが求められます。
大腿骨近位部骨折手術患者に対する早期リハビリテーション(術後4日以内)の施行率【プロセス指標】
定義・計算方法
項目の説明
早期にリハビリテーションを行うことにより、廃用症候群の予防、早期回復、早期退院に向けて、早期から下肢筋力の強化訓練を行い、起立・歩行につなげていくことが求められます。
HIV患者の外来継続受診率【プロセス指標】
定義・計算方法
項目の説明
HIVの治療の基本は、継続的な服薬です。このため、HIVをコントロールするためには、継続的に外来を受診し、適切な管理を行っていくことが重要になります。患者さんの継続的な受診に向け、チーム医療を通して患者支援を行っていくことが求められます。
周術期口腔機能管理実施率(全身麻酔)【プロセス指標】
定義・計算方法
項目の説明
周術期口腔機能管理の目的は、口腔疾患の治療を目的としているのではなく、周術期における口腔の状況、環境により引き起こされる合併症やトラブルを予防・治療することにあります。
周術期口腔機能管理実施率(化学療法・放射線治療)【プロセス指標】
定義・計算方法
項目の説明
周術期口腔機能管理は、口腔疾患の治療を目的としているのではなく、化学療法や放射線療法が、合併症やトラブルなしに円滑に行えるようにすることを目的としています。